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ヴァインベルク大流行? [音楽業界]

なんだか知らんけど、ロシア情勢のアヤシさを受けて、というわけじゃあるまいに、どうやらヴァインベルクがいよいよニッポン列島でも大流行の兆し…なのか?

それも、なんのかんのたまに演奏されるシンフォニーとか、かのコンドラシンのモスクワフィルでの来日でマーラー9番日本初演やる前日に神奈川県立音楽堂で日本初演した室内交響曲とかじゃなく、室内楽だからビックリしてしまう。

なんのかんので最後はすっかり出社してなかった前のすみだの社長さん、元気になったらいきなり天下の讀賣さんに客演し、こんな演目でピアノ弾いちゃうし
https://yomikyo.or.jp/concert/2022/03/post-627.php#concert
「ヴァインベルクの時代が来た」だか刷り込んだ仮チラシなんか撒いちゃったりして、やる気満々のようです。

そればかりか、ただいま温泉県に滞在中の女帝様も、新帝都ではなんとなんと、盟友クレメルとこんな演目を予定。https://www.kajimotomusic.com/concerts/2022-argerich-kremer/
クレメルはある意味でヴァインベルクの専門家だから当然とはいえ、アルゲリッチってこの曲がレパートリーだったのかしらね?ホントに弾いてくれるのやら、なんか心配だなぁ。このお値段では貧乏な隠居爺たるやくぺん先生にはとても行けませんんし、そもそもこの日は隣の小ホールの予定なんだけど…

んで、オソロシーことに、クレメル&アルゲリッチが溜池でヴァイオリンとピアノのソナタを披露しているその時間、遙か北海道は札幌では、我らがダネルQがこんな演奏会の真っ最中。
https://www.kitara-sapporo.or.jp/event/event_detail.php?num=4609
ニッポン列島でヴァインベルク作品が同じ時間に披露されるって、地球が誕生してから初めてのことじゃああるまいかね。

そのダネルQですが、ニッポン列島でヴァインベルクを弾かせて貰えるのは相変わらず札幌だけのようです。もっと聴きたい、という方には、こちらをどうぞ。
https://www.westcorkmusic.ie/artists/2022/quatuor-danel/
6月27日から7月3日まで、ダネルQがもう何度目になるか判らぬヴァインベルク弦楽四重奏全曲演奏会を行います!場所はちょっとばかし遠く、アイルランドはWest Corkです。とはいえ、お金持ちで暇な方は、お金を払うに値するイベントですから、是非どうぞ。パヴェル・ハースとかベルチャとかも聴ける音楽祭だから、もうこれは行くしかないでしょ。←虚しい発言…

てなわけで、みんなヴァインベルク弾いてますよ。そろそろニッポンの皆さんも、ショスタコばっかりじゃなくて、ヴァインベルクもやらにゃマズいでしょーに!

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