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北の島の飛ぶものたち [たびの空]

ニッポン列島南のキューシュー島を本格的に準フランチャイズ(?)とすることになって半年と少し、関西は10日に一度くらい飛び越える場所、東北以北はまるで異国の地となっていたやくぺん先生、どういう風の吹き回しか皐月晦日から水無月頭にかけて、遙か北の果てロシア国境は蝦夷の島に立て続けに足を運ぶことになった。なにせ今時、やくぺん先生の移動は貧乏人御用達LCCが前提で、皐月晦日は板付から千歳などというロンドンからアフリカ北端はチュニスとかカサブランカくらいはいけそうな距離をヒョイッと飛び越え、翌日に新帝都は千葉空港に戻る。んで、昨日は湾岸佃を朝っぱらに出て旧葛飾オフィス最寄り駅で乗り換え、また千葉空港から千歳の原に至った次第。欧州各地でオペラを観まくるのがお仕事だけど今は全然やれない某先生曰く、「まるでヨーロッパに居るときの日程ですね」。ま、仰る通り。財力の方は様々な貧乏人のトリッキーな方法で処理があり得るとしても(なんせ今週末には久々の関西福岡深夜バスという貧乏人の切り札まで出さねばならぬ…)どこまでこんなバカな移動生活に体力が持つのやら。

そんなこんなの移動続きの水無月、当無責任私設電子壁新聞、すっかり閑古鳥状態になりそうでありまする。たまに生存証明をアップするでしょうが、パソコンでしかアクセス出来ない状況故に、細かい雑事はfacebookの方をご覧あれ。こちらはアーカイブ用、って棲み分けになって来ましたねぇ、昨今は。

で、どーでもいい生存証明ネタ、「動物たち」シリーズです。無茶な日程の中、朝の数時間だけ空いた梅雨のない札幌となれば、空自鷲の塒たる千歳の原に向かう前にせめて豊平公園の小さな飛ぶ方々に挨拶くらいはしたいものじゃ。今や上野のパンダに匹敵する大産業に成長しているシマエナガさんに遇いたい、などとは言わんけどさ。

かくて、昼の便にはまだまだ早い通学時間帯に中島公園脇の安ビジネスホテルを出て、豊水すすきの駅から10分程地下鉄に潜り、地上に出れば、そこはこの街の小さな飛ぶ方々のオアシスじゃ。ほれ、まずはいきなりお迎えでつつぴぃ。
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なにせ今は飛ぶ方々も産めや増やせやの子育てハイシーズン。シジュウカラ母さんも、御飯抱えて腹ぺこの子供らのところにすっとんでくつつぴぃ。

子育てはせんのか、それとも巣立って数週間でまだ世界が珍しいのか、ナラの森の中ではハシブトガラさんがチュウチュウ追いかけっこ。
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冬とは違い緑萌え出る季節、小さなお姿発見はなかなか大変でちゅん。

おっと、チュンチュン騒いでるのは、やっと跳び始めたばかりの雀っ子でちちち。
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生きやすい街なのか知らんけど、頑張って生きてくれたまえ。

さっきから高い古木の上の方から、もの凄い声で叫んでる奴がおるわい。おおお、アカゲラさんが息子育成中のおうちの隣に、コムクドリ一家がお住まいのアパートではないかキーキー!
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お隣は御飯貰ってるのに、お腹減ったきっききっき!ったら、はいはいわかりましたよ、とアカゲラかあさんが返ってきたぞ。
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まだまだ食い足りないアカゲラっ子、もうお母さんよりも大きいんじゃないか、こいつ。

ちょっと通り抜けてだけでも、たくさんの小さな飛ぶ方々が一生懸命動き回ってる小さな森を抜け、バスで延々と機械鳥のでっかい巣に至ったら、目の前を轟音を響かせて空自鷲が北の空に駆け上っていく。
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おおお、なんとなんと、遙か琉球の海からのヴィジターではないかぁ!

夏の初めの北の島、飛ぶ方々は、みんな元気。

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