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柴又・川崎・中央区 [新佃嶋界隈]

本日、すっかり川崎夏の風物詩となったミューザサマーフェスティバルで、こんな演奏会を拝聴してまいりましたです。
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=3169
生誕90年のマエストロ山本直純を顕彰する演奏会で、指揮者の広上さんがコロナでキャンセルになるなどなかなか大変だったようですが、ま、直純さんという人の大変さを考えればこれくらいのことはあるだろー、がははははあぁ、って感じですかね。聴衆は直純さんと時代を過ごしてきた方々が中心で、《歌えバンバン》で熟年が一緒になって手を叩いたり。オケはもう直純さんは知らない奏者ばかりでしょうが、残るべきものは残っていくのであろうなぁ、といろいろ考えさせられた次第でありまする。やっぱり祐ちゃんが編曲した名曲メドレーの最後が《男はつらいよ》になるのは、元葛飾区民ならずとも、当然と言えば当然でありましょうねぇ。
横に流れてるのが六郷川じゃなくて江戸川に思えてくる、涙なみだの選曲でありました。

この演奏会、最後にアンコールで直純さんが川崎市のために作曲した《好きですかわさき愛の街》が披露され、大いに盛り上がって終わりました。
終演後にホールの方に「この曲って、川崎市民は知ってるんですか」と訊ねると、「ゴミ収集車がフルコーラス流しながら来るので、子供でも知ってます」とのこと。なるほどなぁ。なお、殆どが騒音ですので、視聴ダイナミックスにお気を付けて。上のローカルアイドルさんが散々歌ってるのを聴いた後なら、確実に聴き取れることでありましょうぞ。

明治文明開化以降、ニッポン国に西洋音楽が移入されてから、作曲家さんは市歌県歌などを作るのは米の飯としていたわけでありますな。直純さんもいっぱいあるんだろうなぁ、と興味本位で調べてみたら、おおおおお、なんとまあ、こんなものがありました。
https://www.uta-net.com/movie/248462/
いやぁ、これは知らなかった。区文化財団がない文化不毛の地中央区は晴海地区に今世紀の初めにニッポンでほぼ初のNPOによるホール運営と地域アート振興を目的に立ち上げられた某団体の立ち上げディレクターだった方に訊ねてみたら、「そんなの知らないよぉ」とのこと。それほど古い作品ではないのだけど…川崎のようなヒット曲にはならなかったんですなぁ。まあ、確かに…

♪愛がある 愛がある いつまでも 愛がある わがまちよ ああ中央区

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