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韓国団体初のベートーヴェン全曲演奏は… [お詫びと訂正]

「弦楽四重奏」ではなく「お詫びと訂正」カテゴリーです。

先程、ソウル・アーツセンター室内楽ホールで、ノヴスQに拠るベート-ヴェン弦楽四重奏全曲演奏が終わりました。ホールを埋めた広い世代の聴衆は長い長い拍手とコロナなんぼのもんじゃいのブラボーが乱舞する大盛り上がりの《大フーガ》のあとしっとりと作品135緩徐楽章で、いろいろあったコロナ勃発からソウルでのサイクルがやっと始まってからのノヴスQの連中にとっても激動が走馬灯のように…なのかな。
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際立って独特な、賛否両論は必至の重くない、でも《ラズモ1番》などでパワーの炸裂が必要な部分ではしっかりはしっかりと強烈なアタックのfffはある演奏です。11月の第4回(コロナ禍がなければ最終回だった)で覚えたなんとも不可解な違和感は、最後に弾かれたジョヨン社長が第1ヴァイオリンに座りきっちり纏められた作品130+《大フーガ》のあと、第1ヴァイオリンがヤンウクに交代し奏でられた「もうヘバヘバで力入れて弦を押しません、全部ノンヴィブでソットヴォーチェ」みたいなアンコールとのキャラクターの違いで、成る程なぁとある程度は納得した…というには、サイクルのうちの2回しか聴いてないのでなんとも言えんなぁ。やっぱりベートーヴェン全曲は作品127を聴かんと判らん、と思ってしまった。

「ともかく集まってやってみました」というレベルではない、まともなプロの演奏としてのしっかり商売になる再現だから、こんなこと言えるんですからね。ただ、一昔前の「韓国の弦楽器は熱く粘るチョン・キョンファ」みたいなイメージとの脱却とは言わんけど、随分と違う世代になってることは確かです。

…と、いうよーな話ではなく、問題は「韓国団体による初のベートーヴェン弦楽四重奏全曲ライヴ演奏」です。一部では「ノヴスが韓国初」とも言われていたのですが、どうやらノブスさんに尋ねると、ソウルのローカルな団体(先生とか学生とかの団体みたい)がふたつくらい、前にやってるんじゃないか、とのこと。とはいえ、過去にこの半島南から出てきた「国際的」に名前のある団体として唯一名前が挙がるクフモ・アシアナQはやってないだろう、とのことでした。

うううむ、ニッポンで旧第一生命ホールでプロムジカQが完奏したときの「やっと日本の団体が…」感とはちょっと違うのは、弦楽器の世界的ソリストや海外オケのメンバーは既に無数に存在する韓国音楽界なれど、なぜかノヴス出現前は室内楽はマーケットとしても文化教養としても完全な空白地帯だったという特殊な事情があるのでしょうが…面白いなぁ、いろいろで。

てなわけで、過去に当無責任電子壁新聞で煽ってきた「韓国初」というのは、あっさり間違いでしたぁ、と撤回、お詫びしますです。はい。

とはいえ、この規模のホールで、きっちり広い客層にチケット売って、このレベルで実質半年6公演でやり通す、という作業をやったノヴスQの偉業に対する評価が些かなりとも下がるものではありませんです。オケとか、著作権管理するところや出版社にしっかり記録が残るわけではない2世紀前のアヴァンギャルド作品ですから、「初演」データって判らんのよねぇ。

いろいろあって加入した新メンバーが安定する頃に、もう一度聴いてみたいサイクルでありました。去って行った2人も含め6人のノヴスの諸君、お疲れ様でした。没後200年でまたサイクルをやって欲しいなぁ。なんせ温泉県盆地からだと、新帝都や浪速行くより近いんだからさ。

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エスメQお詫びと訂正 [お詫びと訂正]

昨日から全国書店に並んでいる(筈の)「音楽の友」誌、このオッサンは誰じゃ、え、ブーニン、って表紙の最新号でありまするが
https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/ongakunotomo/
やくぺん先生の世を忍ぶ仮の姿外の人がやった原稿に呆れた誤植、ってか、なんでこれが校正段階でめっからんかという間違いがあります。

実は今、本編が手元にないので何ページと記せないんだけど、「特別企画●室内楽の新星たち(渡辺 和/林 昌英/桑田 開)」ってミニ特集の「2015年以降結成の若手団体紹介」だかの見開きコラム集ページ、エスメQ紹介のところで、「2000年からソウルのロッテホールのレジデントに任命され、未だ真の弦楽四重奏マーケットが存在しないこの巨大音楽都市で大きな任を負うこととなった」だか書いてあります。記憶で書いてるので、細部は違ってると思うけど、そんなん。

で、無論、誰がみてもわかるように、2000年にはロッテホールはありません!これ、誤植です。2020年から、です。こちらをご覧あれ。
https://www.koreatimes.co.kr/www/art/2022/03/690_299794.html?tw
ついでに、こんな映像もあげておきましょ。大ホールだからなぁ、なんせ。
https://fb.watch/dJfJ8CnxuT/

こういうミス、なんで起こるのかと思っちゃうけど、起こるんだよねぇ、ううううむ…

エスメQの皆様、ロッテホール関係者の皆様、ソウルのマネージャーさん、ゴメンナサイ。秋の来日公演、無事にやれますように。

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日経「私の履歴書」小澤記事は間違い [お詫びと訂正]

お詫びと訂正、っても、あたくしめの間違いではなく、正しいのはこっち、という話です。

昨日全国津々浦々の書店に並んだ(と思うんだけど)「音楽の友」誌に、やくぺん先生の外の人、というか、世を忍ぶ仮の姿が記事を書いております。
https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/ongakunotomo/
今、手元に現物がないので「何ページ」とか示せないのですが、まあ、特集記事の中の1ページです。

そこで、1962年10月N響マニラ公演初日で演奏され、所謂「小澤騒動」の理由として団員側から盛んに語られている「小澤がサボっていて振り間違えた」という曲を、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と記しています。

2022年の今、このN響小澤事件は和解が成ったことになっており、21世紀になってN響に復帰するタイミングで日本経済新聞の「私の履歴書」という著名なコーナーに連載された回想録、それが日本経済新聞社から『おわらない音楽~私の履歴書』という単行本として出版してものの中で、小澤氏側からの「小澤事件を振り返る」で語っていることが、一種の公式ステートメントとして歴史の一次資料として扱われております。

そこでは、小澤氏は「ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番」と言っております。

この小澤氏の発言、記憶違いです。

当時のN響側資料、現地の報道などから、演奏されたのはハ長調じゃなくてハ短調の協奏曲であることはほぼ確実です。断定しないのは、音資料がないから。その原稿にも記していますが、1962年の小澤氏とN響の演奏に関しては、現在、メシアン隣席で日本初演された《トゥランガリラ交響曲》と、片山氏が数年前にNHK現代音楽の時間に放送した黛敏郎《輪廻》しか聴くことが出来ません。前者はN響60周年記念LPボックスに全曲収録、後者はなんとYouTubeにアップされてます。
https://www.youtube.com/watch?v=lyGs7Y1A5_g
ちなみにこのYouTubeに上がった演奏の片山氏の解説、氏が語っている録音データは間違ってるんですけど、ま、それはまた別の話。万事この調子ですわ、この時代のものは。

マニラでの演奏は現地では放送され、NHKも当然ながら音源を持っているんでしょう。当時は「小澤が振り間違えた」という話が初期文春砲などでぶっ放されたわけですけど、恐らくは日本でも放送されているのではないかとも思います。この演奏、小澤騒動が一応終結をした翌年春に、マニラ側から表彰状だか貰っちゃってるんですが、散々に「酷い演奏だった」とふれてまわっちゃった側は、そんなばつの悪いことも言わないわなぁ。あれやこれや、いろいろと封印せねばならない事情はあった、ということなのでしょう。

というわけで、今、売っている「音楽の友」の記述が正しく、日経から出ているデータの方が間違っております。鬼の首を取ったように神楽坂に「違ってます」などと電話すると返り討ちに遭いますから、やらんでくださいな。

以上、日本経済新聞社刊小澤征爾著『おわらない音楽』の「お詫びと訂正」でありました。いやはや…

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メインPC修理中 [お詫びと訂正]

一昨日からメインパソコンが電源が入らなくなりました。以前なら、やれやれと舌打ちし、チャリチャリと末広町のToshibaパソコン修理センターに持って行き、その場であっという間に直すなり入院なりになったのだが、トーキョー芝浦電気さんがパソコン部門売り払ってしまい、センターもなくなってもーた。
しょーがないから、iPadをサブマシン化しなんのかんの。ともかく、先程、佃縦長屋までヤマトさんだかが取りに来て、アホみたいにデカい段ボールに小さなラップトップをちょこんと納め、サインしてどこぞに持って行かれてしまいましたです。

これまではこういう時の為に葛飾巨大柿の木下にバックアップ・マシンが置いてあったんだけど…今は遥か温泉県の盆地で、アヒルたちと一緒にワクワク紅葉を眺めておるっ!いやはや、まさか遠距離オフィスの問題点が、いきなりこんな風に露見するとは。

この駄文、オペラシティの某カフェで、iPhoneから入力してます。オリベッティの電気サポートなしクラシック・タイプライターのキーボードに始まり、叩き続けて半世紀を超える爺いには、この入力方法では頭がうごかんわい。ともかく明後日金曜日午後に石武オフィスにたどり着くまで、当無責任電子壁新聞、放置状態が続きます。ヴォーチェQ来日中止騒動も、昨日の黛敏郎幻の未完のオペラも、明日の金沢ミンコ翁見物日帰りも、アップはあっても先のことになります。悪しからず。


[追記]

今9時間超え9時間超えで石武オフィスに到着。バックアップ・マシンを立ち上げ、5月以来のセッティングをしました。やっと仕事が出来ます。ふうう…温泉県の盆地は、もう寒いです。

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浦安ベートーヴェン当日プログラム正誤表 [お詫びと訂正]

ベートーヴェン記念年が終わってしまう前に、完全な事務連絡。

現在、新浦安の浦安音楽ホールで進行中、全5回のうち2回までが終わっているベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏チクルスの当日プログラム
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お恥ずかしいことに、かなりの誤植があります。ある関係者の方が正誤表をつくって送付してくださいましたので、以下に貼り付けます。数字ばかりやなぁ。最後までめっからないのは数字、ということなんでしょうかね。

読者の皆様、関係者の皆様、スイマセンでした。

※※※

P4
第4段3行目
1913年→1813年
P5
第2段1行目
25年→1825年
第2段9行目
1925年→1825年

第2回
日程 12月16日

第10番
1行目
1910年→1810年

第4回
第5番
1行目
1899年→1799年

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33年前の誤植 [お詫びと訂正]

このところ私事でバタバタしており、当私設電子壁新聞がほったらかしになっておりまする。書きかけが山積みで、気が向いては慌ててアップしている状態。ま、それで誰が困るわけでもない「書いてあることは嘘ばかり、信じるなぁ」がモットーの無責任メディアですから…っても、アベ政権以降は主要日刊全国紙だって「書いてることは嘘ばかり」状態であると人々が察してしまったからなぁ。いやはや。

もとい。年末年始&クリスマス休暇というコロナだろうがなんだろうが締め切り感覚がおかしくなる今日この頃、いくら暇で困るとはいえ「今年の回顧」みたいな原稿が入る時期で、案外やることはある。予定していた作業が繰り延べになったので、では慌てて先の締め切り原稿をやってしまおうと必要な資料を引っ張り出し、実質、「これでいこう」とさえ決めれば2時間でやれる仕事なんだけどねぇ…なんて思って作業を開始、必要な資料の必要な部分を眺めていたら

目が点になりました。ってか、あれ、って思った、というのが正しいかな。
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さて、マニアさんに問題です。このプロフィルの人物は誰でしょう?

なーんだ、簡単じゃないか、と思った方はマニアさん。と、思って、じっくり眺め、おや、やっぱ違うかな、と不安になった方は、ウルトラマニアさんでありまするぅ。

正解は、ミエチスラフ・ホルショフスキーというピアニスト。その方の簡単な略歴。掲載されている媒体というか、書籍は、こちら。
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ううううむ…

お判りでしょうか。このホルショフスキー略歴、とんでもない誤植があります。これ、広報のAさんも、総合プロデューサーの萩元氏も、勿論、気付いていたんだろーなぁ。

何が大変かって、このホルショフスキーの来日公演、最大のポイントは「95歳の現役ピアニストの初来日」だったわけです。生年の数字は、いろんな意味で決定的なわけですわ。無論、そんなもの音楽には関係ない、という正論過ぎる正論はあるのは判ってるけど、そうはいっても、やっぱり「95歳」なんですよ、大事なのは。

それがね…これ、生年が10年違ってるねん!ホルショフスキー老のお誕生年は、1892年でありまする!

いやぁ、ちょっとビックリしました。流石に33年前の話、まだやくぺん先生が商売で原稿なんかをレギュラーに書いていない頃。諸般の事情でこの来日公演にはいろいろとボランティアとも言えぬ裏ボランティアで、伝説では満員御礼と言われているけど、実は全然売れてなかった公演に慌てて仮チラシが作られ、あたくしなんぞまでが今は亡き本郷三丁目の某大学の付属ホールの前で配ったりしてさ。最終的には何をやったかしらないけど、格好がつくくらいには席は埋まったようだったけど。

こういう誤植の怖さは、33年も経った今、当時の状況を何も知らずに接する人は、まさかこれが誤植とは思わず、「へええええ105歳のピアニストがフィラデルフィアからお茶の水に来たのかぁ、オープニングとはいえ無茶するなぁ」なんて考えちゃうだろう、ということ。判ってる人は判る誤植だけど、こういう記念誌とかの後に基本文献資料とされることが運命付けられた出版物とすれば、絶対にやっちゃいけない類いの誤植だわなぁ。

誰を非難してるわけでもありません。ともかく、33年ぶりに誤植を発見してしまった、というだけのこと。ただ、ホルショフスキー老は、この誤植は気付かないだろうなぁ。だって、これまたホントかどうか判らぬ与太話だけど、正確な生年は判ってない、って伝説もあったんだから。いやはや、いやはや、いやはやぁあああああ………

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大誤植あれこれ [お詫びと訂正]

もしかすると、この世間に何の役にも立たない無責任私設電子壁新聞で唯一役に立つカテゴリーかもしれない「お詫びと訂正」です。始めるとキリがないのカテゴリーなんだけど、ちょっとガッツリ落ち込む酷いやつが連発してしまったので、記させていただきます。

まずは、この週末くらいからニッポン国津々浦々書店に並んでいる(のかなぁ…)「音楽の友」誌11月号、やくぺん先生の世を忍ぶ仮の姿の人間体が商売作文を入れているページに、こんな妙な誤植がありました。
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お判りかな。リード部分に「弦楽五重奏二百出版騒動」とありますね。これ、なんじゃらほぃ、でしょ。

こういうもう誰の目にも明らかな「校正ミス」系の誤植って、この媒体では案外珍しいんだけど(某浅草橋の専門系出版社では年中行事、というか、校正のやりとりをする度に間違っている場所が新たに出現する、という謎の校正校閲セクションを誇り、流石に付き合いがあった編集者さんが別の会社に移ってからは限りなく同人雑誌のあそことはもう商売はしてません…いやはや)、これはなかなかですな。なんせ、刷り上がってきた現物を見た瞬間らしき担当編集者さんから、「ごめんなさあああああい!」という悲鳴のようなメールが来ましたから。なかなかないことです。

正直、報告を受けてからさっきまで「弦楽五重奏作品29出版騒動」の数字の部分がおかしなことになったんだろうと思い込んでいて、お嫁ちゃまには「だから半角数字使っちゃダメでしょ」と叱られたんだけど、原稿のワードファイルを眺めてみたら「弦楽五重奏出版騒動」になってら。うううううむ、なんでこんな不思議な誤植が起きたんだろうなぁ。

まあ、幸か不幸か、これは「なんだこれ?」と思われるだけで、それ以上の被害はないから、ゴメンナサイと言えばオシマイ。特殊な場合を除き書き手に校正チェックはまわってこない媒体なんで、こちらとしては字数をけちって半角数字は使わないようにしましょう、と反省するしかないわね。

んで、もうひとつはかなりマズく、発見以降、大いに落ち込んでるもの。去る水曜日に新浦安駅前の浦安音楽ホールで始まったクァルテット・エクセルシオのベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会の総合プログラムであります。これ、コロナ下での日程混乱だけでも済まない諸般の事情があり、作業が進まねばならぬ時期に誰が編集責任者かよくわからない、奇妙なお見合い状態になってしまった。で、これはしょーがないなぁ、とたかが作文担当者が勝手に動いて、ともかく事態を進めなければならないことになってしまったお仕事だったんで、本番開始前日に納入されるまでいろいろと不安がありました。最後の最後にも校閲レベルの事実関係間違いを発見し(無論、一種の誤植なんですが、校正さんには直せない)、それはなんとか修正が出来、あとはそう酷いものはなかろうと思ってたら…ウルトラ級の「校正」ミスがありました。これ、まあ、校正レベルのミスなんだろうが。

隠すも隠さないも、第2回の日付が間違ってるんです。

ああそーですか、で普通ならオシマイなんだけど…この演奏会の日はベートーヴェンさんの250回目のお誕生日なんですよぉ!選りに選ってそんな「日付」に大きな意味がある日の演奏会の日程が、何故か一ヶ月ずれて11月になってる。

これ、終演後に発見し、腰を抜かしました。何人もの人が何度もやりとりをし、目を通した筈なのに、看板にでっかく書いてあるよーな数字の間違いに誰も気付かなかった。こうなるともう、心理学の問題になっちゃうんでしょうねぇ。みんなまさかこんなところを間違えているなんて考えもしなかったので、視覚の中に入っていても見えなかった、ってことなんだろーなぁ…

これに関しましては、次に配布される前に浦安の事務所に行き、在庫のプログラム全てを手書きで直すしかないだろうとマジで思ってます。いやはやぁ…

ついでに、終演後に聴衆の方から指摘されたもう一カ所、「校閲」レベルの数字の間違いがあります。こっちは判る人なら一発で判るんで、そんなに心配はしてません。とはいえ、これは避けられたよなぁ。ま、敢えてどこのどれとは言いませんので、お手元にブツがある方は探してみて下さい。絶対に判りますから。

以上、これでもう落ち込むのはやめよう、前向きに生きていこう、という「お詫びと訂正」でありました。商売作文まで「書いてあることはみんな嘘、信じるなぁ」になったら困る。

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音友2019年6月号の訂正 [お詫びと訂正]

先程、能アーティストの青木涼子さん御本人から「ここ違ってます」という真っ青な指摘がありましたので、とるものもとりあえずお詫びと訂正です。

本日から全国津々浦々の書店及び世界のごく一部の書店の店頭に並んでいる「音楽の友」誌2019年6月号26.27ページであります。

★26ページ写真キャプション:誤「難民ハンナ」→正「難民ヘレン」
★27ページ本編下段後ろから16行目:誤「難民アンナ」→正「難民ヘレン」

って、なんでこんな間違いが出て来るのか、もう全く想像もつかないけど、とにもかくにも訂正いたします。この作品に難民がいっぱい出て来るわけではなく、ヘレンひとりだけですっ!

以上、深くお詫びし訂正させていただきますです。

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北國新聞に代わってお詫びと訂正 [お詫びと訂正]

金沢発午後9時、東京行き最終の新幹線です。今、富山に到着。いくらなんでももうクレメルのサイン会長蛇の行列は終わったでしょーねぇ。
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一昨日午後に金沢入りし、「いしかわ金沢 緑と風の楽都音楽祭2019」の取材でありました。なんせ、大連休前のバタバタで編集長とちゃんと話が出来ておらず、どういう切り口で記事にするかはなーんにも決まってないままで来ていたので、どこが商売もんでどこが商売にならないか、全く判断が出来ません。んで、当電子壁新聞立ち読みの皆々様にはなーんにもお伝えすること出来ずにおりました。ま、昨日は朝の9時半から夜の9時10分まで8公演、本日は朝の10時から午後8時10分まで7公演…だったかな、もーなにがなんだか判りません。

おっと、富山からはそれなりに乗客が増えました。満席だそうだが、まだ隣は空いてます。

んで、唯一絶対に表の記事にならない話。いきなり、「お詫びと訂正」ですっ!

まだ記事になってないネタの何がお詫びと訂正だ、と訝しげのそこの貴方。仰る通り。お詫びと訂正が必要なのはあたくしめではなく、北國新聞なのであります。で、北國新聞に代わって、お詫びと訂正でありまする。

ええ、世界のどこの音楽祭やら地方オペラ劇場とも同様に、この音楽祭もメイン会場の一角に「メディアにこんなに紹介されました」とイベント掲載記事を切り抜いて貼り付けるということをやってます。残念ながら、そんなに人だかりがしているわけではないけど、音楽祭らしい風景ではありますな。

そんななかに、ひときわ大きく昨日の本公演オープンを扱っている記事があります。北國新聞の、こんな記事。
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わ、田中泯氏のお馴染みの舞踏姿と、でっかいオケの写真が掲載されてますね。流石に協賛に名を連ねるメインローカルメディアだけあるぞっ。

何が書いてあるのかじーっと眺めると…や、や、やばいっ!!!!!!

今時の若い人達用語の「ヤバイ」ではなく、爺の言葉としてのやばい、です。これはマズい、ってこと。すごおおおく、マズいじゃんかぁああ…

ご覧のように、大きなオケの写真の上に「エーテボリ管弦楽団登場」とありますね。これ、もの凄くマズいのです。だってさ、この見出しを見た音楽ファンのほぼ全ては、「ああ、あのヤルヴィパパが振ってショスタコやらをシャンドスやDGに入れてたエーテボリのオケが来たんだぁ」と思うでしょ。そう思うな、って方が無理。

ところがどっこい、今回、楽都金沢に日本初上陸したのは、同じボルボの街のオーケストラではあるものの、DGやらシャンドスやらBISやらに膨大に商業録音しているシンフォニー・オーケストラの方じゃなくて、オペラのオーケストラなんであります。ここのオケ。
https://sv.opera.se/
英語表記は、The Göteborg Opera Orchestraってなってます。金沢の音楽祭の公式な刷り物には、全て「エーテボリ歌劇場管弦楽団」としてあります。ちなみに、もうひとつのオケ Göteborgs symfonikerの日本での表記は「エーテボリ交響楽団」みたいですな。

それなら違いが分かるから良いじゃないか、とも言っておられない。なによりこのオーケストラの最大の特徴は「オペラのオケ」というところなんだから、ぜーんぜん性格は違うんねん。

てなわけで、北國新聞社長及び校閲部に代わり、お詫びと訂正。

北國新聞2019年5月4日朝刊(ページ不明)誤:「エーテボリ管弦楽団」→正:「エーテボリ歌劇場管弦楽団」

以上、宜しく御願いします。明日の朝刊に訂正、出して下さいよぉ。マジレスすれば、21世紀10年代も終わろうとする今、速報性をまるで失った紙メディアの最大の機能はアルヒーフ機能です。後の人が国会図書館や佃やくぺん先生の塒縦長屋足下にある地方新聞センターで昔の記事を調べるとき、「ああ、金沢がオリジナルブランドになって2年目の音楽祭ではゲーテボリのシンフォニーが来ていたんだぁ、そんなデータは他にはなかったが、メインで後援している新聞がそう書いているのだから、当然、正しい情報なんだろう」と思ってしまうわけです。歴史捏造になりかねませんからねぇ。

おお、富山から新潟にかけてトンネルだらけでネットが繋がらない区間ばかり、今、長野に到着してしまいましたぁ。

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本日発売「音楽の友」誌の担当箇所について [お詫びと訂正]

別に詫びるわけでも、訂正をするわけでもないので、「お詫びと訂正」カテゴリーではなく「売文家業」カテゴリーの方が相応しいと思わなくもないのだけど、なんかそうすると開き直りというか、トランプ&アベっぽい「なにがわるいんじゃ、こりゃあ!」って恫喝っぽくもなりそうなんで、「お詫びと訂正」にします。

本日日本列島津々浦々の書店に数冊くらいは並んだ筈の「音楽の友」誌3月号に、巻頭特集「世界のオーケストラ・歌劇場ベスト10、音楽祭ベスト5」というのがあります。不詳やくぺん先生、世を忍ぶ仮の姿で文字通りの末尾を汚させていただいておりまする。
https://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/ongakunotomo//

提出したのは年が変わったばかり、まだ松の内くらいだったので、そういえばわしゃ何を書いたっけなぁ、とあらためて眺め、パニックになりそうでありました。

だってさ、あたしゃ、「この10年くらい、いろんな意味で力を付けたり意味のあることをやろうとしているインの団体、音楽祭などをリストアップする」のだと思い、編集者さんにも「要はこの10年くらいの微分係数、ってことですよね」と尋ね、リストを提出したわけでありまする。

ったら、今、全体を眺めると、どうもそういう趣旨とはちょっと違うようなものだったような…うううううん。

今更どうこうする気も無いし、撤回する気など無いし、なによりもわしら売文業者とすれば神様のような編集者さんが「これでOKです」と判断して使ったのですから、それに異を唱える気などありませんが…

あらためて申します。この「ベストテン、ベストファイヴ」というのは、小生に関する限り、「この10年でいろんな意味で頑張った、頑張っている、演奏団体&音楽祭」という意味です。

敢えて失礼を承知で具体的な例を示せば、恐らく誰ひとりとして日本センチュリー交響楽団が世界のベストテンのオーケストラのひとつと評価することはあり得ないでしょう。

そのような評価は、演奏力とか芸術性とかいうものだけではなく、オーケストラの組織としての安定性や経済力も勘定に入れて下さねばならないものです。今のセンチュリーの経済的な安定性は、恐らく、世界のオーケストラベスト100に入れるのも、正直、難しいでしょう(センチュリー関係者の皆様、怒らないでね)。ですが、この10年間の日本センチュリー交響楽団のしてきた努力は、少なくともやくぺん先生とすれば、世界の10本の指に入ると思うのでありますよ。

無論、深圳交響楽団だって、フィリピンフィルだって、ミヤンマー国立交響楽団だって、一生懸命努力している。ベルリンフィルだって、してるでしょう。ですが、残念ながら、どんな努力があって今に至っているか、あたしゃ、知りません(ここに上げた例の中には、少しは知ってるのもあるけどさ)。あくまでも、小生に判る限りで、です。だからこそ、こういうアンケートには選者の名前がくっついてくるわけですし。

山形交響楽団も、大阪クラシックも、そういう視点です。オペラハウスについては、ぶっちゃけ、この10年くらいに小生が舞台に接して、「俺たちの街にあるハウスとして納税者が誇りに感じられることをちゃんとやっとるなぁ」と思った団体です。

他の先生方のリストアップの仕方がそうなのかは、正直、あたしにゃ判らんです。ゴメン。

掲載誌は、「書いてあることはみんな嘘、信じるなぁ」をモットーとする当無責任私設電子壁新聞なんぞとは違う、きちんと複数の編集者さんの目を通って出て来るまともな媒体です。その旨、ご承知下さいませ。

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