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超急告:芸団協集会をニコニコ動画で中継中 [劇場法]

忘れてた。先程午後6時から、芸団協の集まりをニコニコ動画で中継している筈です。もの凄いメンバーが喋ってる筈です。視聴可能な方はご覧あれ。ここから行ってください。
http://twitter.com/mottobunka

やってるのはこういうもの。
http://www.motto-bunka.com/news/20101001.html
参加者はこちら。政治家さんからスターまで、ズラリ、ですな。

[開会]
中野寛成(衆議院議員/音楽議員連盟会長/民主党)
野村萬(社団法人日本芸能実演家団体協議会会長)
[意見交換]
枝野 幸男(衆議院議員/音楽議員連盟副会長/民主党)
河村 建夫(衆議院議員/音楽議員連盟副会長/自由民主党)
斉藤 鉄夫(衆議院議員/音楽議員連盟副会長/公明党)
市田 忠義(参議院議員/音楽議員連盟副会長/共産党)
服部 良一(衆議院議員/音楽議員連盟副会長/社会民主党)

福島 明夫(社団法人日本劇団協議会専務理事)
仲道 郁代(ピアニスト)
牧 阿佐美(前新国立劇場舞踊芸術監督)
三遊亭 小遊三(社団法人落語芸術協会副会長)
吉井 澄雄(照明家)
石坂 敬一(一般社団法人日本レコード協会会長)
吉本 光宏(文化政策部会委員/ニッセイ基礎研究所)
平田 オリザ(劇作家・演出家/内閣官房参与)ほか
※出席者は都合により変更になる場合もあります。

[進行]
簗瀬 進(音楽議員連盟事務局長)
大和 滋(芸団協 芸能文化振興部部長)

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仙台では鈴木副大臣が [劇場法]

参議院選が終わって数年間は政治的には安定期となるためか(それじゃ仕事がなくなっちゃう大手マスメディアの政局部、もとい、政治部が、まるで本質的ではないことで騒ぐでしょうけど、商売で騒いでいるだけだとさっさと新聞購読と地上波視聴を止め、一切無視すればよろし!)、政権交代後の本格的な文化政策見直しに向けた様々な啓蒙活動が目立つようになってきました。
昨年来、劇場法に関しては実質上主導権を握り、賛否含めた様々な議論が散々に沸騰している演劇界に比べ、育ちの良さ故か危機感が感じられず、なんともノンビリした動きがもどかしかったクラシック音楽界でも、補助金をなくさないでくれとか、公共ホールの運営費を削らないでくれとか、そんな各論で騒いでもなんにもならぬ事態とやっと気付いたか、ともかく現状を理解しようとする動きが出て来ているようです。

土曜日には吹田で平田オリザ内閣参与が指揮者藤岡氏と対面するシンポジウムがあり、翌日曜日には鈴木副大臣が仙台に乗り込み、こんなシンポジウムに参加します。
http://www.sendaiphil.jp/concerts/1010/symposium_250.html

仙台は、この10年くらいではっきりとソフト先行地区になっていて、いよいよ音楽ホールを造る動きも本格化してきている。そんな中で、鈴木大臣は別に「ペレアスとメリザンド」見物に行くわけでもなかろー。どんな話になるか。
興味深いのは、面子の中にファンドレイジングの専門家がいること。これは案外、このシンポジウムのキモかもねぇ。

てなわけで、あたしゃ大阪にいるんでいけませんが、東北の方、是非とも眺めに行ってみて下さいな。

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スゴイ顔ぶれのシンポジウム [劇場法]

流石にヘビーなツアーで、ヘバヘバです。昨晩最終ひとつ前の新幹線でずーっと鼎談テープ起こしをやりながら戻ってきて半分しか終わらず、今日も朝から明日が〆切の原稿を前に意識を失ってるような。普通の状態なら難なく今日中に終わるものなのに、前頭葉活動20パーセント以下、って状態。頑張らねばぁ、あたし!

んで、関西方面で拾ったチラシにあった、もの凄いシンポジウムのご案内だけして今日はオシマイ。これ。
http://www.maytheater.jp/series/1010/1023_symposium.html
ちょっとスゴイですねぇ。果たしてホントにこの顔ぶれでパネルディスカッションになるのか、ってか、これじゃあならんだろーに…

せっかくだから引き写しておきますと、以下。敢えて多くは語りません。面子を眺めて、ことの重大さが判る方はお判りでしょう。いよいよ、平田オリザ氏が現役バリバリの指揮者と対決するわけです。もうこれは、VSものとしてはいきなりクライマックスですね。コーディネーターが防衛軍になってメーサー砲ぶっ放しそうだし。いやはや。

てなわけで、あたしゃ、これだけのために、この日は吹田まで行くつもりになってます。流石に深夜バスを使わねばその日には戻って来られないけど、楽天の宿と足つきパックなんか使うつもりなら、初台歌劇宮で血湧き肉躍るイタリア歌劇を最高席で見物するくらいの木戸銭払えばこのバトルが見物できるわけで、そりゃー行くべきでしょ。

なにやら内閣参与氏、今年になってあちこちでこの類の講演をしてまわってる中で賢い人らしく現場の空気を学んだみたいで、聞くところでは「劇場法」の議論の内容をちょっぴり軌道修正してきている気配もあるらしく、コミセン系市民会館も視野に入れたようなことを言い始めているとのこと。果たしてどんなことになるやら。久しぶりに「ほぼ速記」、やったるべーかな。

※※※※※

吹田市制施行70周年・メイシアター開館25周年記念記念シンポジウム
■公演日時 2010年10月23日(土)開演 18:30 開場 18:00
■公演場所 中ホール
■入場料 無料
日本の芸術文化の状況は大きく変わり、官も民も劇場は新たな時代を迎えようとしています。このシンポジウムでは、これからの「劇場」をめぐる芸術文化のあり方を検証していきます。

★基調講演「公共劇場の役割と未来」
平田オリザ(劇作家・演出家、大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授、内閣官房参与)

★パネルディスカッション「関西の芸術文化の行く先は?」
パネラー ;桂米團治(落語家) 、平田オリザ 、藤岡幸夫(指揮者)
コーディネーター:金森重裕(大阪文化団体連合会事務局長)

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音楽業界の代表は誰なのか [劇場法]

新しいカテゴリーを立てます。「指定管理者」でも「音楽業界」でも扱いにくいし、話の方向性はハッキリしているので、そのものズバリ、「劇場法」です。「劇場法への道」が正しいのだろうけど、「ご当地五輪への道」カテゴリーで酷い目にあってるのでねぇ。過去の記事を幾つか移動させるべきなんでしょうが、面倒なんで、当面はそっちは放置しておきます。

とはいえ、来週頭までに〆切り3つ、まだテープ起こし終わらず、というオソロシー状態なので、いろいろ面倒な話をしている暇もない。で、些か旧聞に属しますけど、先週来、どっかでちゃんとアップせねばと思っていた「文部科学省コミュニケーション教育推進会議」のメンバーについて。

ええ、この会議は、昨年の政権交代以降、世間様や大手マスメディアがどう思っていようが着実に動いている「日本国の御上による文化政策の基本的な枠組みの設定」作業のひとつです。よーするに、「衆議院で現在の与党が過半数を持っている間に、ともかく劇場法までは通しちゃおう」という流れが具体的に見えている部分。

ものすごおおおおく乱暴に言えば、「老人から子供まで、自分と意見の違う相手に面と向かうと話が出来なくなっちゃう碇シンジ君みたいな日本国民の情けないまでに低いコミュニケーション能力を、コミュニケーションのプロたる芸術家や芸術によって少しはなんとかしようではないか、それこそがブンカの仕事だろーに」ってのが、現政権が当面展開しようとしている文化政策の裏にある基本的な考え方(なんだろーなー、今でも、多分…)。この「コミュニケーション教育推進会議」は、そんな「コミュニケーション教育」を地域で担うソフト&ハードとしての「劇場」に入るコンテンツを議論するわけですから、どんなアホが見ても「劇場法」を睨んでの動きとしか思えぬわけでありますわ。

ちなみに、昨年まで半世紀以上続いた日本国の文化政策の具体策とは、「日本中に東京と同じハードウェアとしての文化施設を設置いたしましょう」というものでありました。敢えて一票の格差を放置し、司法が何度ダメと言おうが地方の票には中央のそれの数倍のハンディを付けた選挙を延々と繰り返した結果、大都市の税収は地方に見事に流れ、結果として少なくともハードウェア面での地方と中央の格差は殆どなくなった。今や都会の人間は、地方の人はいろいろ恵まれてて良いなぁ、とみーんな思ってる。自民党&霞ヶ関の現中国共産党みたいな行政&立法をドロドロに一元化した開発独裁国紙一重のシステムが機能、自民党総裁が参院選前のCFで繰り返してた「イチバンの日本国」が作られてきたことは、皆々様ご存知の通り。
実際、ブンカでもソウル一点集中が問題になってる韓国から日本にアートマネージメントを学びに来ている将来のエリートさんたちは、旧与党&霞ヶ関システムの「地方に厚く分配する」というやり方を真剣に学ぼうとしている程です。これ、ホント。

もとい。長くなってめんどーなんで、あとは先週に行われた部会の様子と、メンバーを以下に貼り付けますので、勝手に見て、いろいろ思って下さいな。このページの動画、まだ見られるのかしら。もう時間切れになってたら、スイマセン。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/commu/1294421.htm
で、こちらのPDFファイルがコミュニケーション教育推進会議メンバーリスト。
推進会議メンバーリスト.pdf
さあああ、音楽関係者の皆様、このリストをどうご覧になるでしょうか。

我々音楽業界の代表は、ぶっちゃけ、2名ですな。音楽系アートマネージメントを代表する我らが楠瀬氏は、津田ホールのプロデューサーというよりも、地域創造の音活コーディネーターをかなり初期から務めているベテラン、という意味なんでしょう(数年前に学校組織の一部になった津田ホールなので、「教育」という意味で他のコーディネーターさんたちよりも適当だろう、ということなのかしら)。
もうお一方は、我が中央区の隣は港区を中心にNYの演奏家によるアウトリーチなどを実践なさっているNPOの代表さんで、ボストンはNECの出身の管楽器奏者さんです。つまり、かつての厄偏庵居候で今は栗東さきらで頑張ってる甲賀のI嬢なんぞが眺めてきたことを、演奏家としていろいろ学んで東京に戻ってきた方、ということなんでしょう。アートマネージメント系というより、役者さんやダンサーさんなどに近いパーフォーマー・メンタリティ、演奏家の代表、ということかしら。偉い指揮者さんなんかが入るよりはよっぽど現場を知っているから、良かったといえましょう。なかなかパワフルな方らしいので、口八丁手八丁の演劇組に混じって異文化間喧嘩やって、音楽業界に何かもぎ取ってくる突破力を期待したいですね。

というわけで、小生も今後は出来るだけ傍聴に行きたいと思っております。選挙がなく周囲の雑音に右往左往することない3年の間にどこまでやれるか、まあ、当面は我々の代表をじっくりと見守っていくとしましょう。

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