SSブログ

大川向こうはお祭り直前 [新佃嶋界隈]

大阪西の丸庭園で取材中に突如ミラーが上がらなくなってしまった一眼レフを修理させに、昭和通り向こうのキャノン・サービスセンターまでチャリチャリ走ると、もう大川越えりゃゴールデンウィーク恒例の鉄砲州稲荷例大祭の幟があっちこっちに翻り、聖路加タワーの前には、連休前で必死のサラリーマンなんぞどこ吹く風、すっかり祭り気分で町内御輿が鎮座してる。
006.jpg

新大橋通り沿いは、流石に素っ頓狂なお寺さんに配慮してか幟も控えめだけど、プロレタリア作家をぶち殺した警察署前辺りからまたジャンジャン幟が林立し、昭和通り越えてもキャノンの通りまではしっかりはためいてる。

神社の氏子さんは銀座各町東までなんで、そっから先は幟がいきなりなくなって、毎度ながらの世界の一等地Ginzaの雑踏です。チャリンチャリンと突き抜け、オッサンの街の空気はどこへやらの有楽町あららいとしやの辺りまで来れば、交通会館の向こうから、なにやらステイールドラムのけたたましい響きがドンチャンドンチャン。
012.jpg

あの黄色いマーク、「はい、立ち止まらないで下さい」って規制好きな空気。おお、この週末から本公演が始まる有楽町の巨大貸会議室屋さんの新興音楽移動遊園地祭りが、オッサンの天国を潰して開かれた世界のどことも同じよーなつまらん商業空間の広場でプレイベントをやっとりますわ。

巨大ガラスさやえんどうの、案外空いてるチケットブースに乗り付け、冷静に考えれば今回聴いとかないといつ次にライブで聴けるか判らぬ「ラザロ」の天井桟敷切符を買って、チャリンチャリンと大川方面に戻りましょ。高速を越えた辺りの町会掲示板には、連休の銀座地区伝統と格式の祭りのタイムテーブルが出てら。
019.jpg

鉄砲州稲荷の周りも、もうすっかり祭りの空気。4月晦日ともなりゃ、大川から水の匂いが漂ってくる。そお、杢太郎が愛した5月!銀座にお祭りの季節がやってくる。
023.JPG

ラ・フォル・ジュルネにお越しの全国津々浦々老若男女の皆々様、演奏会の間、時間があって、あんな閉鎖的な空間でスピーカー越しの酷い音を聴いてるのが辛いなら、ヤマハ仮店舗の方に向けて新幹線潜り、どんどん真っ直ぐに聖路加ツインタワーの方に歩いていらっしゃいな。こっちの祭りにだって、いろんな音楽がありまっせ!ふふふ、ふらだんすっ!
http://teppozujinja.or.jp/h20/

「おお五月、五月、そなたの声は
あまい桐の花の下の竪笛の音色、
わかい黒猫の毛のやはらかさ、
おれの心を熔かす、日本の三味線。
Eau-de-vie de Dantzick.

五月だもの、五月だもの―― 」
(木下杢太郎:「金粉酒」より)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0