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こういうコンクールは差別にはならぬのか… [音楽業界]

神無月晦日、世界では感染第2波も起きている今日この頃ながら、我らが業界は妙に前のめりで、本日も朝起きるといろんな連絡が来ており、ひとつは当電子壁新聞で取り上げようと思ったら、某紙媒体編集長様から直ぐに紹介原稿を作れというご命令。で、そっちは当無責任電子壁新聞には取り上げられなくなっちゃんったんで、別のネタをひとつ。

パリから、こんなリリースが来ましたです。華の都パリで、世界初の「女性指揮者コンクール」がこの秋に開催されるとのこと。
https://lamaestra-paris.com/?lang=en

ま、上のURLをじっくり読んでいただければそれまでですが、いろいろ思うことはありますねぇ。そもそも、当初はこの3月に予定されていた大会だそうな。ホントに現状、9月にやれるのかしらと思わざるを得ないが、7メガもあるでかいPDFのリリースを送りつけて来たのですから、主催側はやる気満々、ってこってすな。

それにしても、「女性限定」というのはアメリカ合衆国なんかだったら逆にジェンダー差別って言われそうだけど、パリは大丈夫なのかしらね。今時は公式プロフィルでも女性は歳を書かないものなのだが、コンクールとなれば年齢とかもちゃんと書かなきゃならんのだろうしなぁ。考え出すといろいろ細かい大変なことが多そう。日本から受けに行けるのかも、全然わからないし。巴里、いろいろと遙かなり。

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速報:第10回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ来年開催決定! [大阪国際室内楽コンクール]

先程、大阪城を臨む事務局からリリースが発表され、本年5月に中止となった第10回大阪国際室内楽コンクール&フェスタが、2021年5月に延期開催となることが公式に明らかになりましたぁ。既にホームページが更新されているとのこと。どれどれ。
http://www.jcmf.or.jp/news/detail.php?news_id=95
http://www.jcmf.or.jp/compefesta2020/

日程は5月16日から23日。基本、今年の予定の延期開催ですが、既に日程が決まっていたなどのこともあり審査員の一部差し替えがあります。また、参加者に関しては、原則的に今年参加する筈だった団体が優先参加権が保証されたシード選手となる、という感じですね。

詳細はまだまだ分からないことも多いでしょうし、事務局にも分からないことだらけでしょうけど、とにもかくにも、来年の初夏の大阪夏の陣、あります!ベートーヴェンは一年遅れのお祝いに苦笑しているかもしれないけどさ。

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急告:韓国国立オペラ《マノン》は配信に [パンデミックな日々]

急告です。先週末くらいから急に「コロナ終わったぁ」感が漂い出したお陰で、ちゃんと情報を追いかけていなかった、情けなや。

コロナ・パンデミック後の世界初のオペラのフルステージ上演になる予定だった韓国国立オペラ団の定評ある演出による《マノン》再演、本来なら25日から本日まで、ソウル・アーツセンターのオペラ劇場でセットを組み衣装を着け韓国響がピットに入り聴衆を入れた演奏を行う筈でしたが、残念ながら通常形態での公演は中止されました。
http://www.nationalopera.org/ENG/Pages/Perf/Detail/Detail.aspx?idPerf=500504&genreid=88&year=2020

その代わり、去る25日と本日28日日曜日午後3時から、ソウル・アーツセンターのステージで無観客公演を行い、無料でライヴストリーミングをします。二つのキャストを両方とも放映するって、3月のびわ湖《神々の黄昏》と同じやり方ですね。こちらがURL。
https://www.vlive.tv/video/198387

普通ならば、さあ今から羽田に走れば間に合いますよ、と言うところですが、なんせ現時点ではわしら一般庶民はこの島国を出られないし、金浦空港に到着してもそのまま入国を済ませて地下鉄に飛び込み、乗り継いでアーツ・センター最寄りの南部バスターミナル駅には行けません。行っても入れないしね。幸いにもニッポン列島との時差はありませんので、午後3時から上述のURLでお楽しみ下さいませ。

なんせ「極東のイタリア」と呼ばれ歌手の層は猛烈に厚い韓国です、歌に関心のある方は梅雨の日曜日の午後に格好の娯楽となることでありましょうぞ。演出は昨年暮れに初台で《トラヴィアータ》をやってるヴァンサン・ルメールで、指揮はベルリンで勉強して、今はインスブルックの劇場でいろいろやってるソクウォン・ホンですから、まともなもんです。ご安心を。

さても、ソウルが第2波でダメとなると、コロナ後初のフルステージ聴衆入りオペラは、ことによるとザルツブルクなのかしらねぇ。フルサイズのオペラは国際試合みたいなもんですから、やはりハードルは高い。

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パンデミック下「戦後のオペラ」あれこれ [パンデミックな日々]

梅雨の季節真っ只中の水無月の終わり、雨は降っていないけどいやぁな曇り空で、天樹はともかく都庁やぱっちもんクライスラービルが濃ゆぅい蒸気の中に霞むのをシン・ゴジラ視線勉強部屋から眺めつつ、あぁああああ、今頃は次々と羽田に向け国際線国内線巨大旅客機が着陸していく轟音の下、新宿御苑でベルリンフィルがダイクを高らかに歌い上げていたんだなぁ…と現実とならなかったコロナ無き世界を虚しく思い浮かべる土曜の午後、皆様、いかがお過ごしでありましょうか。現都知事さんなんぞも、満面の笑みを浮かべ正面真ん中でスタンディング・オーヴェーションしてたんでしょうし、デュダメル御大に熱烈ハグなんてしてたんでしょうねぇ、いやはや。

ま、仮想世界のタイムラインはどうであれ、現実の新帝都周辺ったら、先週くらいからいきなり「三密回避演奏会」が矢継ぎ早に開催され始め、4月頭の緊急事態宣言で勢いがつき始めたところでストップがかけられていた「インターネットでの有料配信」も様々な配信会社やフォーマットで競うようにスタート、もう我が業界は待ってられません状態。これに付き合って良いものやら、と老人家庭としては大いに心配しつつも、来週からは自分も現場の裏方なんぞするわけで、春分の日から夏至までの四分の一年の「世界一斉お籠もり」も、実質上、今週でオシマイのようでありまする。隠居初心者の身とすれば、人類が真の変革を迎え次の段階に至るためには、あと半年くらい今の状況が続くべきだろうとは感じるが、21世紀の人類や国家社会を支配する最強の「経済」とやらが、それを許さないのであーる。ううううむ…

てなわけで、今、パンデミックお籠もり下の日課になっていた「世界のメイジャー劇場の今日だけ特別無料舞台配信」の有終を飾る(のか)ヴィーンからの《ダントンの死》を拝聴し終え、いやぁ、この四分の一年、所謂「戦後のオペラ」を随分と拝見させていただいたなぁ、と各団体関係者の皆々様に深く感謝したく思っている次第でありまする。

この3ヶ月、ヴィドマンの室内楽練習に立ち会えず、大阪コンクールでの望月委嘱新作を5回だか聴くこともなく、レッジョでの細川新作初演もなく、ベルリンフィルが早坂文雄を演奏もせず、果ては天才パスカル君の《ルル》までなくなり…そんな死んだ子の歳を数えるようなことを始めればキリがない中で、この膨大に配信されてくる貴重すぎる映像達をどうやって日々処理していくか、これまで現場での忙しさにかまけて「積ん読」になっていた大物を一気に処理しなさい、というようなとてつもない事態が起きていたのでありました。なんせ、手持ち原稿ほぼ皆無なわけで、重厚長大、普段ならとてもじゃないが手を付けないようなものを今こそなんとかせよ、とムーサの神がご命令になってたよーな。

パンデミックな日々の間、読者対象はやくぺん先生死後のお嫁ちゃまだけの日記の隅に付けておいた「本日眺めたストリーミングリスト」をつらつら見返すに、3月上旬のびわ湖《神々の黄昏》連発を皮切りに、4月の世界大運動会延期決定緊急事態発令から今までにパソコン上で眺めたオペラ全曲は総計なんとなんと63作品でありました。いやはや、こりゃ、目が悪くなって当然だわさ。オーケストラ関係はほぼ視ていないんだけど、他にも室内楽のライヴは9本ほどあるわけだし。テレビばっかり視てちゃダメ、と叱られそうじゃのぉ。

そんな中、やくぺん先生の世を忍ぶ仮のニンゲン体が編集執筆に参加させていただいた、もうかれこれ10年とまではいかないが、随分昔のものになりつつある新国立劇場刊行『戦後のオペラ』なるガイドブックの選曲対象になる作品を列挙すると、以下。作曲年順にすればいいのでしょうが、日記からの引き写しなんで日付順です。悪しからず。

4月1日:Met《皆殺しの天使》
15日:ジュネーヴ歌劇場《浜辺のアインシュタイン》
17日:BDO《オイディプス》
25日:ROH《グロリアーナ》
26日:ハンブルク《ルダンの悪魔》
27日:シュトゥットガルト《サティアグラハ》
28日:スカラ《エンドゲーム》
5月2日:ストラスブール《ブエノスアイレスのマリア》
7日:Met《彼方からの愛》
8日:パリ《アッシジの聖フランチェスコ》
11日:シュトゥットガルト《ボリス》
13日:Met《テンペスト》
17日:SOB《バビロン》
24日:SFO《モービーディック》
26日:オペラシャム《ヘレナ・チトロノヴァ》
27日:オペラシャム《壇ノ浦》
28日:シュトゥットガルト《ヴェニスに死す》
6月1日:マリンスキー劇場《モスクワ・チェリョームシキ》
3日:オペラノース《タヒチ島騒動》
4日:ヴィーン《テンペスト》
12日:Met《ヴェルサイユの幽霊》
13日:KOB《モーセとアロン》
21日:Met《アクナトン》
22日:Met《サティアグラハ》
24日:ヴィーン《オルランド》
27日:ヴィーン《ダントンの死》

24作品、かぁ。これ以外に、見物を始めたけど「こりゃダメだ」と視聴を放棄した『ガラスの仮面』オペラがひとつありました。スイマセン、今視ておかねばいつ視る、とは思ったのですが、商売ならともかく、流石に厳しかった。他にも、まだお籠もり日程が出来ていない頃に、出演者とパンデミック騒動開始直後に東京駅で飯食ったんだからちゃんと視なければ、と思ってるうちに配信が終わっちゃったアムステルダムの《フランケンシュタイン》とか、まだ大丈夫とノンビリしてたら終わってた初台の西村作品とか、うち漏らしは幾つもあり。特に、マリンスキー劇場がやっていたシチェドリンなどは、貴重とは判りつつも…なんせロシア語で字幕なしだもんねぇ。

いかにパンデミックお籠もり中の己が暇だったか、世間に恥を晒すようなリストではありますが、それなりに興味深いものではあるでしょう。なによりも、「2020年春の時点で、世界のメイジャー歌劇場が世界不特定多数の暇してる音楽愛好家に向けて配信する価値があると判断した戦後のオペラのリスト」なのでありますね。あ、中にはYouTube上に突然出現したいつ消えるか判らぬ素性不確かなものも含まれていますが、ここに挙げたリストではパリの《アッシジの聖フランチェスコ》世界初演映像くらいかな、そーゆーアヤシげなもんは(てか、これ、酷いクォリテイであれ遺ってるんだから、正規に映像を保護しなさいよ、パリ・オペラ座さん!)。

このリスト、あらためて他人事のように眺めれば、なかなか興味深いですね。ホントの新作及びそれに準ずる改訂版初演上演時の映像は(上述の非公認メシアンを含め)8作品。ブリテンは他に《ビリーバッド》とか《螺旋の回転》とか《夏の夜の夢》とかいろいろあちこちでやっていたのだけど、あたくしめが眺めたのはこの程度。いかにも出てきそうだけどこのリストに出てきていない、例えばリゲティ、ツィンマーマン、ヘンツェ、バーバー、アダムス、等々に関しては、うしろの四作家は、少ないながらもやられていてもなんのかんのあたしゃ視られなかった、若しくはその上演のソフトが手元にあるので今回は眺めなかっただけのことです。

やはり目を引くのは、グラスの初期偉人三部作が全部視られ、演目によっては別の演出でふたつ眺められている事実。それから、アデスの大活躍ですねぇ。結局、20世紀後半のオペラの様式できっちり劇場にポジションを得ているのはミニマリズム、ってことかしら。ま、ぶっちゃけ、「今ヴィヴァルディ」だからなぁ。

放送にはいろいろと著作権の問題がありそうな「現代オペラ」がこれくらいの比率ではストリーミングされていたのに、感覚的には遙かに大流行しているバロック以前のオペラが案外と流されていなかったなぁ、などと思いつつ、敗戦直後のドイツ語圏でビュヒナーの真っ正面なフランス革命戯曲がオペラ化され極めて高く評価されたということに「戦後」という言葉の意味を反芻しつつ、パンデミック下「戦後のオペラ」鑑賞反省メモでありましたとさ。

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弦楽四重奏もどんどん戻ってくる…ようです [弦楽四重奏]

一昨日、「世界一斉お籠もりモード」が急に緩んだ東京首都圏を中心に、過去四分の一年の間になくなってしまった弦楽四重奏演奏会がおそるおそる戻り始めているようだ、と情報を募ったところ、いくつかの主催者さんから「日程変えてやるぞー」という連絡がありました。今、開場前でチラシ束を貰う、演奏会に行ったついでに18日過ぎには会場で「ぶらあぼ」を拾ってくる、という圧倒的多数の首都圏音楽ファンの皆様の最も日常的な情報収集行動が出来なくなっており、さらにはこの数ヶ月で「Web情報というのは極めて蛸壺で、見えているピンポイントの繋がりにしかならず、全体を俯瞰するのが極めて難しい」という問題点も露呈してきているところで、ま、Web媒体とは言え昔なら「怪文書」に近い当無責任私設電子壁新聞、来た情報をお気楽にペタペタ貼り付けておきまする。

さても、まず、何度もメンバー交代を重ねつつ思えば四半世紀に近い長い航海を続け、現在の第1ヴァイオリンさんがハマの人気者となって健全にローカルな活動が出来るようになったYAMATOの諸君、実質上の本拠地ハマの坂の上でベートーヴェン記念年の作品18抜きサイクルをやると発表していたところ、コロナ禍をモロに被ってしまっていた。で、そのチクルス、8月から9月にかけての短期集中という、逆に願ったり叶ったりの形になり、決行されるとのこと。主催の県立音楽堂さんからの連絡ですので、少なくともテキサスやフロリダみたいな第2波騒動にはなっていない現時点では、以下の日程でやられることでありましょうぞ。詳細は以下をご覧あれ。最初の3つは交代公演で、最後の9月は当初の予定通り。結果として8月は、1週間に一度の平日昼のチクルス、という形になって、なんだか夏の紅葉坂ベートーヴェン音楽祭、って感じになりましたな。

演奏曲目は、初回が《ラズモ》全曲に始まり、以降は作曲順。後述の静岡AOIにも近いやり方で、まあ、サイクルの方法としては奏者と聴衆の負担を考えると、最も妥当なやり方のひとつでしょう。作品130の差し替え終楽章は第3回で《大フーガ》の前に演奏してしまう、というやり方ですな。

◆8月5日 13;30 神奈川県立音楽堂
https://www.kanagawa-ongakudo.com/detail?id=36800&fbclid=IwAR2fZ4Y6robtV3M8ZLIa0w-jTRo0sOAMUeRR54nSh8bFj8Pp6mdaYjsawyU
◆8月12日 13:30 神奈川県立音楽堂
https://www.kanagawa-ongakudo.com/detail?id=36801&fbclid=IwAR0uJWZ4bh9wshAWs59KDl_2SaLRucBYl4iB-SwwYMxbMMfOuc2A4WThHHg
◆8月20日 13:30 神奈川県立音楽堂
https://www.kanagawa-ongakudo.com/detail?id=36802&fbclid=IwAR28jDuS3N5J9cKqus_P9AsOHREU0vIfunJk9CqgSzjnZFlOolsg2JpnvcE
◆9月6日 13:30 神奈川県立音楽堂
https://www.kanagawa-ongakudo.com/detail?id=36402

もうひとつ、これは随分先の話なんですけど、11月に静岡AOIQが「ガリツィン・セット全曲演奏会」をやります。これ、現時点では、予定通りとの連絡が主催者さんからありました。こちら。
◆11月14日 15:00 静岡音楽館AOI
https://www3.aoi.shizuoka-city.or.jp/concert/detail.php?y_yoyaku_day_uid=17585&fbclid=IwAR3HqKZE7OLVmJp8pEWZ8R4HjVZpUAXGw52WBtQ5wFEYwlfIjyDijTIpiGE

ベートーヴェンの創作を辿るという意味では、所謂《ガリツィン・セット》の3曲をひとつの演奏会で全部やってみるというのは極めて筋が通っていて、もの凄く正しいやり方であることは、みんな頭では判ってるのですけど…実際にやるとなるとひとつの演奏会としてはいろんな意味で長過ぎるし、奏者にも聴衆にも負担が大き過ぎる。このやり方をするなら、最後は《大フーガ》にしないと意味がないわけだし。主催者側もよくまあ許した、と頭が下がります。ホントは、《ラズモ》全曲とセットで二日間、可能ならば翌日に作品131の1曲だけ、なんてやり方をしたいんだろうなぁ、河野先生とすれば。

実際、このやり方は弦楽四重奏が自分で夏のフェスティバルを持っている、なんて場合にしかやれないですので、このベートーヴェン記念年故に許される無茶、大いに期待したいものです。やくぺん先生としては、過去にこれをやったというのはボローメオQがケープコッド音楽祭だかで、というのしか知らない。この250年祭を経て、今世紀の頭にミロQが無謀だアホだといわれつつ作品18全曲一日で、という演奏の仕方を始め、瞬く間にエマーソンなんぞも真似をする定番のやり方になったみたいに、この《ガリツィン・セット》全曲というのも近未来には定番になるような気がするなぁ。

もうひとつ、新浦安でのエクのチクルスですが、現時点では10月14日の《ラズモフスキー》全曲からスタート、ということになっているようです。
https://www.urayasu-concerthall.jp/ev_calendar/?mc_id=9283
この辺り、今、まだきちんと関係者に確認出来ておらず、付帯イベントがどうなるかを含め、来週にはきちんとお伝えいたしましょうぞ。

また、秋の二大外来イベントとして予定されていたふたつ。ひとつは、サルビアホールのプラジャークQ。主催者さんから連絡がありました。こんな感じだそうな。
https://musikverein-yokohama.jimdofree.com/
もうひとつは、札幌ふきのとうホールのベルチャQ
https://www.rokkatei.co.jp/hall/fukinoto/

このふたつのベートーヴェン全曲演奏についても、詳細が分かり次第、お伝えするつもりでおります。鶴見は、今この瞬間の時点では政府の指針に従い客席半分での決行を予定しているとのこと。ただ、演奏家が来られるかはまだ判らないので、ご関心の向きは足繁く上述のURLの更新を眺めにいって下さい。

ベルチャに関しては、来週の火曜日午後か水曜の午前中に直接ホールに出向いてどういう状況か尋ねてまいります。電話だなんだではよーわからんから、乗り込んでしまう。ま、伝えてくれるな、ということにはならないでしょうし。それにしても、この規模の会場でサントリーでもやれない程ギャラがお高い団体で全曲2万円って、あり得ないだろーに!みんな、マルセイバターサンドをドンドン食べましょう!

なお、全曲という話では、ミロQが7月から8月にかけてオンライン有料ライヴストリーミングでベートーヴェン弦楽四重奏全曲を演奏します。これはまた、近づいたら詳細をお伝えしましょう。とにもかくにも、ご関心の向きはこのリンクをどうぞ。先週くらいから世界中で始まっている夏の音楽祭、今やどれも「ストリーミング音楽祭」になってますねぇ。凄い時代になったなぁ。
https://oicmf.org/news/

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弦楽四重奏もどんどん戻ってくる…のかな? [弦楽四重奏]

今週になって、御上は見切り発車というか、もう「コロナは無かったことにしましょう」というノリで動き始めているのは誰の目にも明らか。素直に従う奴らばかりではないとはいえ、なんだかなぁ、の梅雨空の日々、皆様いかがお過ごしでありましょうか。

そんな中でも極端に慎重な我らが業界、ニッポンでも都響から「秋シーズンの既に販売済みのチケットをいちど全部キャンセルします」というリリースが先程出回り、実質上年内はまともな演奏会はやれるかどうか判らぬ、という姿勢をハッキリさせました。ともかく、秋からもどうなるかわからないから一度全部席を引っ込めます、ということでんな。民間オケにはなかなかやれない決断ですねぇ。
https://www.tmso.or.jp/j/news/9062/

その一方で、慎重な動きが目立つ公共ホールの中にあって、横須賀軍港見晴るかす横須賀芸術劇場は10月半ばの能《隅田川》とブリテン《カーリュー・リヴァー》の連続上演というフルサイズとはいえないものちゃんとしたオペラ公演を三密回避でやると宣言、チケットも売り出したり。
https://www.yokosuka-arts.or.jp/topics/detail.php?id=319
これ、実現したら、東京首都圏ではコロナ禍後初のオペラ舞台上演になるのかしら。チケットはまだあるようです。(後記:25日に、初台が10月上旬の《真夏の夜の夢》からチケット発売を再開するとアナウンスしました。なんと、ニッポンの10月はブリテン祭りじゃ!)

さても、オーケストラやらオペラなど「三密」必至な業界はそんな調子であるがぁ、そもそも客が200人いれば「今日はそこそこ入ったではないか」とみんな納得し、三密回避の技術的な方策っても、普段から様々な酷い会場での演奏でのバランス作りなどには慣れてる弦楽四重奏となれば、真っ先に演奏が始まっても良いではないか、と思うのであーる。

で、この数日、関係者の皆様などから送られてくる案内を眺め、現時点で確定している夏シーズンの弦楽四重奏演奏会をご案内いたしましょうぞっ!「弦楽四重奏による楽しい小品の午後」みたいなものではなく、ちゃんとしたフルサイズのコンサートのみを紹介いたします。

◆7月1日 19:00 キタラホール(札幌):クァルテット・エクセルシオ
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第23番
バルトーク:弦楽四重奏 第3番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 作品132
https://www.kitara-sapporo.or.jp/event/event_detail.php?num=3964

◆7月14日 19:00 明日館(池袋):エルデーディQ
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第2番 作品13
ベートーヴェン :弦楽四重奏曲 第15番 作品132
http://umeoka-gakki.music.coocan.jp/99_blank011.html

◆8月16日 13:30 JTアートホール:アミティQ
ハイドン:弦楽四重奏曲 第81番 ト⻑調 作品77-1
デュティユー:弦楽四重奏曲「夜はかくの如し」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番 作品131
http://www.tokyo-concerts.co.jp/concerts/200405/?fbclid=IwAR2shsRuA9-6jzoUTyDqyc1Ic7VhmCIfy5poR8QGQawSAh3xk0UIn8nKIqE

◆9月25日 19:00 王子ホール:チェコ・フィルハーモニーQ
リバ:弦楽四重奏第2番 ニ短調
タン・ドゥン:弦楽四重奏とピパのための協奏曲
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 第1番 作品5
http://www.osaka-shinon.com/product/1413

現時点でやくぺん先生が演奏家やマネージャーさんと直接連絡が取れており、「やります」と仰ってる演奏会は以上です。一応、首都圏でも毎月1度くらいはまともな弦楽四重奏の演奏会は予定されている、ということではありますな。なお、九州地方の主催者さんからも、再開を考えているという連絡が来ておりますので乞うご期待。これ以外にも、普段なら日本でも地方での小規模フェスティバルがいくつも開催される7,8月には、あちこちの小規模会場で弦楽四重奏が鳴るんじゃないかなぁ、と思うんだけど…

問題はチェコ・フィルハーモニーQで、無論、王子ホールだけじゃなくて日本ツアーが予定されていて、URLは大阪のもの。ホントに来られるのか、まああと3ヶ月も先のことなんで状況はどうにでも変わり得るでしょうが、マネージャーさんに拠りますれば、ご本人達は日本に絶対に行きたい、と申してるとのこと。演奏会もチェコ国内では再開されていて、チェコ語ですが、こんなレポートもあります。
https://www.klasikaplus.cz/reflexe-2/item/3555-ceske-filharmonicke-kvarteto-na-forfestu-v-kromerizi

とにもかくにも、ここでベートーヴェンの後期弦楽四重奏の演奏会やるぞぉ、なぁんて情報をお持ちの方、ご教授いただければ幸いでありまする。作品132の第3楽章が2020年後半の大ヒット曲になることを祈りつつ…

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ネット上でのサロンの作り方 [パンデミックな日々]

パンデミックお籠もりの四分の一年の間に、最も大きく変化したのは所謂「インターネット環境」でありましょう。学校も会社も、はたまた音楽業界も、ネット上にみんな集まって会議したり話したりするのが大流行、ってか、もうそうするしかないからそんなことをやってる。株を買うならAmazonじゃなくてZoom、って頃もあったっけ。

そんな世間の風潮の中で、コロナ前に現役隠居宣言をきめこんでたやくぺん先生ったら、そんなもんに一切手を出さず、お仕事の相手側の要請で仕方なくWhatsAppをダウンロードしたくらいで、他はSkypeなりFACETimeなり、もうPCやら携帯やらに勝手に入っちゃってる「顔テレ」ソフトをご家族で使う程度の老人っぷり。オンライン飲み会などなにがたのしゅー、って時代遅れの偏屈爺を通した三ヶ月でありました。

そんな中、本日午後に今更ながらにZoomとやらをダウンロードしセッティングを始めたのは、Zoomを用いたこんな集まりがあったから。

「昨日の常識、明日の非常識-コンサートホールの公演制作はこれからどうなる、もやもや雑談会」Privé · Organisé par Kazumi W. Minoguchi

ま、ぶっちゃけ、上野藝大GA(めんどーなんで説明しません、「藝大 GA」でググれば出てきます)の某教室、上野の音楽部校舎入って真っ直ぐ行き、階段で2階に上がって曲がって曲がってふたつめ、道の向こうの奴ら含めた学生やら演奏家やら、先生なんぞも勝手に溜まってお菓子開けたりお茶飲んだりしてる、ときには某弦楽四重奏が練習していることもあるMinoちゃん部屋を、電脳上でやってみよう、ということ。

お声がけしたのは、上野のたまり場に出入りしていた(いる)連中、それに電脳上にいらっしゃるホステスの業界お友達関係の皆々様。世代は70代から20代、演奏家さん、アーツマネージメント関係者、ホール関係者、舞台現場関係者、マネージメント関係者、オーケストラ関係者、ひょーろんかさんやがっこの先生、はたまた美術関係の方まで。梅雨の戻りというには半端に暑苦しい夜の8時から延々2時間ちょい、高度成長期の小学校1クラス分くらいの人が画面上に顔を出し、勝手なことをだべっていたのでありました。

ネットのだべり会というのは「似たような分母の人達」が集まり蛸壺化するのが基本のようですけど、可能な限りそうはならないように、ぐちゃぐちゃな異業種、異世代、違う世界の人達が、「アート関係で今困ってる」ってことだけを共通項に顔を出してくださいました。

無論、50人がたがいても喋れるのはひとり、という空間ですから、ホントのライブのサロン(=だべり場)のようにあっちこっちで勝手な集まりが出来て話が盛り上がるのは無理。そういうのはチャット空間で散発的には起きたようでしたけど、まあ、これはもう仕方ないのでしょう。

やくぺん先生としましては、あとから説明をされても面倒なんで家庭内情報共有のために口は出さずに眺めるだけのとんずらを決め込み、ちょっとチャットに突っ込むだけで静かに拝見しておりましたです。で、後の自分のメモとして感じたことを列挙。完全に防備録ですので、悪しからず。

★ホステスは意図的に若い世代に話を振っていたけど、やはり「これからいろいろ自分らで作っていく」未来が仕事の人達と、「今あるものをなんとか格好付けられるようにしていく」現状への責任世代の人達とでは、今回のパンデミックに対する接し方や感じ方がまるで違うのだなぁ。当たり前過ぎるけど、やっぱり目の前でそういう現実を見ると…

★首都圏外でコロナ禍を過ごしていらっしゃる実演系の若い方の話は、やたらと足が地についていて、やっぱりコロナ後は地方拠点が正解、っていう気がしてしまうぞ。

★これまた首都圏外の某大都市の方から、「音楽家はこの先は専業プロではなく、マルチタスクのひとつとして音楽があるという形になるのが普通なのでは」というご意見。これって、要は「プロの演奏家として喰っていけるなんてホンの一握り」という昔からずっと言われている真実を現状に合わせて言い直したのでしょうけど、とっても説得力がありましたです。

★こういう緩い集まりで、異業種の様々な人があつまりつつ、実はそれぞれが支え合っているという状況を眺めるに、今や英米情報産業中心地で崩壊が叫ばれている「業界」ではなく、「エコロジーなシステム」という捉え方の方がこの先は正しいのかも。

★音楽事務所とすれば、多くの公演が「来年に延期」となったお陰で、来年の予定していた公演のブッキングが出来なくなってしまっている。ううううむ…こういう苦労話はあれやこれや。

★公共ホール関係者さんからは、226アベ要請直後にアマチュア演奏団体からの練習場仕様キャンセルや問い合わせが頻発したこと、その後もこの先の活動をどうしたらいいかままらならぬ様子が「練習スペースの貸し出し」という視点から見えているようで、ぶっちゃけ、アマチュア演奏活動の衰退はそんな現場からも危惧される状況になっているようである。

★なんのかんの具体的すぎる話も多かった中で、いちばん面白い、といっては叱られそうだけど、とりわけ興味深かったのは、現政権がコロナ対策よりも熱心に薦めようとしている「GO TOキャンペーン」は、既に現場にいろいろな混乱と困惑を巻き起こしているという話。毎度ながら、経産省と広告代理店がやってる我が御上は…としか言えんわいのぉ。

★流石のノンビリしたクラシック音楽の世界でも、良くも悪くもやっぱり「政治」やんないと駄目じゃない、という空気が少しは出てきているのか……

ま、メモを取っていたわけではないし、録画も敢えてしていなかったそうなので、こんなものかしら。

これだけ詰め込まれていると、殆どの人が話が出来ず眺めているだけになってしまい、最新テクノロジー万々歳と手放しでは言えません。でも、ま、こういう形でサロンが開かれ得ると判っただけでも良かったのかしら。今や鎖国状態で絶対に訪れられない遙かオランダなんぞからの顔も見えたわけだし。

なお、ホステスは次回もやる、と申しております。倒れない程度でお願いいたしますぅ。

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太鼓ひとつで1時間半 [演奏家]

コロナ後(とも思えないのだけど、いわゆる「自粛要請」やら「緊急事態」やらが解除されて以降)初の、配信でもなければ無観客ライブでもない、はたまた「演奏会再開の向けた実験」でもない、演奏家と聴衆が同じ空間に集い、その空間に居る人達だけが共有するコンサートに出かけて参りました。こちら。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2020-06-19
場所はラフォーレ原宿から一本入った教会通りの坂の途中、夏至の長い日はまだ暮れそうにもない午後5時、頭の上数百メートルには羽田に向けて降りていく737やら320がひっきりなしに行き交う新帝都の繁華な場所。
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病院の治療室とかちょっとした小規模なレストランくらいの空間の片側にはモーツァルト関連の書籍楽譜が並び、モーツァルトの肖像やら彫刻やらが掲げられた空間に、1 ダースほどの人がパラリパラリと座り、日が落ちるまでの2時間弱の時間を、スネアドラムたったひとつが作り出す響きに身を委ねたのでありました。

どういう演奏会だったかは上のURLをご覧になればお判りになりますし、どんな演奏だったかは、なんせ演奏者ご本人が楽器の前にカメラ据えて全部収録、アップなさっておりまする。こちら。
https://www.youtube.com/watch?v=y656OhK1gFQ
全体が3部になってる作品の、これは昼夕方2度公演の昼公演の最初。終わると、次ぎに第2部、第3部。そして、夕方公演の第1部、第2部へと続いて視られるようです。2度目の公演の最後の部分、あれ、ヴィデオ落ちちゃってないか、と客席から判るような空間だったんですが、やっぱり大盛り上がりの45番以降くらいからは収録されてなかったのかな。

このように「どんなものだったのか」という映像がまんま視られるとなると、それになにやら付け加えてもアホみたいなので、ご関心のある方はご覧あれ、で、ちょっと根性座った方は是非とも1時間半を体験してくださいませ。スネアドラムだけどいう音程のない楽器で1時間半、何がやれるのか、半信半疑で聴き始るかもしれなけど、第3部になってくるとその音楽の充実ぶりに圧倒されるでありましょう。

とはいえ、このYouTubeライヴの映像収録を視るとますます、つくづく、ライヴというものの特別さを感じざるを得ません。単純な話で、ライヴだと、冒頭から猛烈に大きな音が耳元で響き渡るのですよ。音量は、恐らくどんなに素晴らしい再生システムを通しても、絶対に無理。ライヴと同じ音量を物理的に自宅のPCで再現しても、恐らくは単に煩いだけで「音楽」として聴いているのが苦痛になるんじゃないかしら、良し悪し、好き嫌いの問題ではなく。周囲から苦情が来ることは必至ですな。

で、この映像をちょろっと拝見し、あらためて感じたことだけを記しておきます。

スネアドラムってとっても単純な楽器に思えるのだけど、楽譜に書いてあるリズムで太鼓の表を叩くことで生じる音は、そんなに簡単ではない。演奏者が狙ったところに当たらないから妙な音が出る、というアマチュアレベルの話ではありません。それぞれ名前が付いたいろいろな構造部分があり、表を叩けばそれらにも振動が伝わり、当然のことながら、音がします。つまり、目の前でホントのプロ奏者が叩けば、「太鼓のリズム」ってだけじゃなく、もの凄くいろんな音がしている。いちばん耳に立つのは、恐らくは専門用語もあるんでしょうが、金属の響きの音ですな。もう、極めて多彩な音がしている。

これらを「雑音」と考えてしまっていいのか、それともそれらが生み出す響きを含めた音響全体が「スネアドラムの音」なのか?

正直、第1部や第2部では「騒音」としか捉えられないような部分も大きかったのだけど、音楽が複雑になってくる第3部になると、ノイズとして切って捨てられかねない響きまでも含めた音楽の表現になっているのは、はっきりと手に取るように判る。特に、所謂「ゲンダイオンガク」に慣れた聴衆なら、そういう部分が音楽の本質的な表現のひとつになってるのは百も承知でありましょう。

果たしてこれって、「練習曲」という性格で書かれたこの曲集としてみれば、どういう風に扱ったら良いのか、どう処理したら良いのか?聴衆に対しては、演奏者が「これは騒音じゃなく、音楽の一部なんですよ」と示せればそれまでなんでしょうけど。

で、終演後に濃厚接触ギリギリで、會田さんにどんなもんなんですかぁ、と間抜けな質問をしたら、曰く、「僕たちのような独奏者と、オーケストラの人などでは違う捉え方になると思うんですが…」とのこと。なるほどねぇ。

とにもかくにも、3月の春分の日以来のほんまもんの演奏会、四分の一年ぶりに真剣勝負演奏を目の前で経験し、あらためて「ライヴじゃないと判らんことはいっぱいあるなぁ」と思い知らされた次第でありましたとさ。

誰よりもそんなライヴのあり方をご存じの會田氏、ライヴが再開したとはいえ、まだまだYouTubeライヴにも挑戦いたします。是非ご視聴あれ。
https://windbandpress.net/15624?fbclid=IwAR2g6ams6stYGbi9grHYSLju8cBVCi0lQ_eZ8bFyDXw49J40G8xK8ahJM6E

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