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戻ってくる千葉の春は桜吹雪の中か? [弦楽四重奏]

上野の杜や北千住にインパーソンで居なければならぬ雑用ばかりで、なんのかんのずっと新帝都を離れられなかったお嫁ちゃまがたった1週間の春休みで温泉県盆地に戻れた朝、やくぺん先生が一足早く戻って以来ずーっと雨模様だった空も晴れ上がり、風はまだちょっと冷たいものの、由布岳もしっかり姿を見せておりまする。とはいえ、未だ久大本線に沿って咲き誇る筈の桜もちょぼちょぼ。菜の花畑はしっかり黄色く広がっているのに、観光地の方の大分川沿いに薄桃色のトンネルが出来るのはいつのことやら。

あの人この人、こんな世界からさっさとおさらばしたいとでも言うように訃報ばかりが届く今日この頃、少しは春らしい目出度い情報でも記して起きましょうかいな。

先頃のクァルテット・エクセルシオ記者会見でもちょっと触れられていたように、今や第3期エクのホームベースとも言える場所となった千葉県は房総の付け根あたり、夏の風が吹く時期に羽田空港に西から到着したら、半島の南の先端館山かすめ千葉の奥深い山の上を北上、BランやDラン着陸ならぐうううっと大きく左に旋回して東京湾に突っ込んでいく辺り、はたまた午後3時から6時の副都心上空通過大パノラマ展望着陸の場合は東京東から反時計回りに松戸朝霞と新宿上空に向けぐるり回り込み始める辺りに、長柄町というノンビリした田舎がありまする。バブルの頃から東京湾横断橋完成にかけて、山が開かれゴルフ場が沢山出来たりして、上空からもいくつものコースが眺められます。写真は、昨年秋の終わり、温泉県盆地から新帝都に戻るソラシドエアの機窓から見下ろした長柄町風景。大友宅の真上辺りじゃの。
IMG_9988.jpg

そんな長柄町で、「ながらの春 室内楽の和音楽祭」なる小さなイベントが始まったのは、もう7年も前のこと。クァルテットの活動がある程度の形を取ってきた頃から冗談のように繰り返していた「どんなに小さくても良いから、自分たちのフェスティバルが持ちたいですね」という言葉をどうやって現実にしたかはともかく、なんとか始めて、コロナ前の2019年まで続き、「東京春音楽祭」や「統営国際音楽祭」の完全な裏番組として千葉の春に輝く…というところまではまだまだ遠いなぁ、ってところだった。

んで、この音楽祭もご多分に漏れずコロナで2020年からは中断。コロナ禍が明けてからも、状況がいろいろ変化して初回から使っていた会場が使えなくなり、あれやこれやだったんですけど、昨年は規模を小さくして開催。今年はやっとエクも戻って来て、更にはこの音楽祭の最大のポイントたるセミナーも開催されることになりましたです。

無論、セミナーはとっくに閉め切られておりますが、どんなもんか、募集要項の一部をまんま引用すると…

※※※

このセミナーでは、プロアマを問わず、個人・グループを対象に、弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオメンバーの指導がうけられます。
個人での参加はエクセルシオメンバーと共演するリハーサル形式のレッスンとなります。
【セミナー期間:2024年 4月10日(水)~4月13日(土)】
4月10日13時セミナー会場集合 4月13日13時ごろ終了、解散
レッスン実施日:4月10日(水)~12日(金) 成果発表会:4月13日(土) 10時~(予定) 
指導者:クァルテット・エクセルシオ(以下エク)のメンバー(ヴァイオリン:西野ゆか、北見春菜、ヴィオラ:吉田有紀子、チェロ:大友肇)
【会場:長柄町都市農村交流センター“わくわくながら”】
セミナー会場:管理棟ロビー   宿泊:施設内コテージ
住所:千葉県長生郡長柄町山之郷70-15(無料駐車場あり)
JR外房線「茂原駅」より小湊鉄道バス利用、所要時間約30分
JR内房線「浜野駅」より小湊鉄道バス利用、所要時間約35分
宿泊コテージは、参加人数によって、同性のかたは相部屋をお願いする場合があります。
グループ参加で同性のかたは相部屋となる場合があります。(同グループのみ)
各コテージでは朝8時~23時まで音出し可能です。

【個人参加者のセミナー内容について】
 個人参加者にはレッスンで課題曲をエクのメンバーと演奏、リハーサルを通じて指導を行います。
 個人参加者は1曲(1楽章)につき、45分間のレッスン2回行います。(2曲で合計4回)
 成果発表会はリハーサルを行ったメンバーで演奏を行います。
【グループ参加者のセミナー内容について】
 グループ参加者のレッスンは1曲につき2回、合計4回(1回45分間)のレッスンを行います。
 レッスンの指導は4回ですべてのエクメンバーが一人ずつ行います。

※※※

どうやら現時点ではいろいろな参加者がいらっしゃるようですが、ま、それはまたそのうち。

このセミナーの会場、上の写真の真ん中左の辺りに見える人造湖の畔のセミナーハウス。そこに泊まり込むわけですが、この辺りは千葉市郊外でも有数の桜の名所なんでありまするよ。正に、人造湖の周囲に桜咲き乱れる場所で、この週末には桜祭りが予定されている。
https://nagaran-club.com/info/n-2024-02-01/

このところの例年ならば、弥生晦日の前には桜が満開になってしまい、まだだいじょーぶかぁ、って感じだったんだけど、今年は桜が遅く、ヘタすりゃこの週末のお祭りには間に合わないかも知れない。で、このセミナー開催中もまだまだ桜舞い散る、ってことになりそうじゃのぉ。

千葉の桜を愛でたい方は、エクも出演する通常の演奏会も用意されています。こちらをご覧あれ。
https://www.gauche-music.com/nagaranoharu2024

やくぺん先生も、来週の半ばに温泉県盆地から玄界灘の向こう統営には寄らず、新帝都に直帰。上野の杜の雑踏は可能な限り回避し、統営行きは諦めたディオティマQとシェーンベルク室内楽特集、それになぜか音楽監督で来ないアンサンブル・アンタルコンテンポランだけは顔を出し、他はずっと千葉の桜を愛でに参る予定であります。

果たしてどっちで舞い散る最後の桜吹雪を浴びることになるのやら。

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