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LCCはホントに安いのか? [たびの空]

ホントになーんの意味も無い雑談です。時間つぶしにもなりませんよ。一頃は「たびの空」カテゴリーで盛り上がっていたLCCネタ、久々のエントリーじゃわい。

温泉県盆地と新帝都大川端二重拠点生活が本格化して3年目ともなり、拠点移動の直接のきっかけとなったコロナ禍もどうやらオシマイとなったらしく、ニンゲン共のこの島やら地球上での移動が再び活発になった今日この頃、更には諸事情で(実情を言えば生活苦から)引退宣言を撤回せざるを得なくなった哀れな貧乏老人やくぺん先生ったら、新帝都はともかく「最寄りのバス停からのJR駅までのバスは1日午前中に1便、それも週に3日のみ」というオソロシー公共交通超僻地の温泉県盆地の庵からも世界中に出歩かねばならんことも増えて、去る3月の納税時には交通費の額に呆れかえり、これはマズいと頭を抱えている大川端に桜咲き乱れる春の朝なのであーる。ううううむ…

ってのも、今、春のうららの大川上り下りの旅人の楽しげな風景をシン・ゴジラ視点の縦長屋勉強部屋から眺めながら
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来る6月から8月終わり頃までの「夏日程」をあれこれ決めねばならぬ己への秘書仕事といういちばん嫌いな雑務をやっており、昨年以降なんとなく感じていたことをあらためて実感したのであーる。それ即ちぃ…

LCCって、ホントに安いんかい?

いや、安くなくてなんのLCC、と思いじゃろ。無論、ワシも同感で御座いまする。基本的に「乗客は自分で歩く荷物」という割り切った経営発想、どこぞのジャンクハンバーガーショップのように「スマイル0円」なんて素敵なジョークを飛ばす気など更々ない。それどころか「スマイル追加料金2000円」などと設定してきそうな勢いのニッポン国離れした接客業を堂々と展開するわけであり、それはそれで安いんだから仕方ない、俺は荷物なんだ、と納得しつつ利用するのがLCCというものなのであーる。うんうん。

だけどね、どうやらやくぺん先生が拠点とする温泉県盆地の最寄り空港たる滑走路だけは無闇と長いくせに自動着陸誘導システムなどは完備せず、ましてや世界でも類例のない独立国としてはあり得ない治外法権外国軍隊自由往来岩国基地空域が眼前に聳え立つ我らが国東半島先っぽ空港ったら、キューシュー島の他の主要都市空港と異なり就航しているのが実質メイジャー航空会社及びその子会社のみで、系列の違う空マークさんとか富士夢さんとかが入ってないので、なんのことはないホントの意味での価格競争がないノンビリした空港なんじゃよ。

超ドル箱福岡板付、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、なんて各社の乗客獲得競争が本気で行われてる空港と違い、「ま、これくらいにしときましょ」って便数割り当てがなんとなく決まっていて、LCCも普段は1日1往復、機材繰りが付くときはもう1便増やすかね、って感じ。LCCのセールでも、本気で値引きする気はなく、まあちょっと色付けてしておかないとセールって言えんからなぁ、って扱いなんじゃわい。

やくぺん先生の場合、持病持ち認定をされてでっかい医療機械を持ち運ぶ生活になって既に5年、どこに行くにもデフォルトで3㎏の荷物が存在するのじゃわい。ってことは、もうこの時点でLCCの安さの秘訣たる「機内持ち込みMax7㎏の荷物以外は一切なーんにもありません」という条件で残す余裕はたった4㎏しかないのであーる。背負子にパソコンセット入れて、カメラ入れたら、もう4㎏は軽く突破必至。ほれ、今や背負子抱えただけで判断出来る7㎏職人のやくぺん先生じゃわい。
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そんなわけで、「仕事場間の移動」で不可欠な資料やら郵便物やら書籍など膨大な紙モノ、はたまた生活に必要な物資などを運ぼうとすると、有料の手荷物預け購入は絶対に不可欠となるのであーる。

LCCさんご利用の貧乏人諸氏ならよーくご存じのよーに、LCC さんにとっての稼ぎ頭は、実はなんのことなない、この手荷物運賃なんじゃわな。そこに空港使用税、クレジットカード手数料などがあれよあれよと重なり、例えば「成田大分4500円セール」などというチケットが購入出来たとしても、なんのかんので支払う額は8000円くらいにはなってもー。

となるとぉ、「荷物は20㎏越えようがお預かりいたしましょう、機内の持ち込みも10数㎏までご自由です、無論、クレジットカード使用料などいただきません」というJALさんANAさんソラシドさんなどの季節限定セールの早朝便などと、実質違いは$10もないくらいになってもーたりするんじゃわい。無論、欧州でなどではメイジャー航空会社も機内持ち込み有料料金が当たり前になってきているから、この素敵なニッポン国内ローカルルールもいつまで維持されるやら…

幸い、大川端縦長屋からちーば落花生空港に向かうか、はたまた六郷河原ゴジラ空港に向かうか、驚くなかれお値段的にはビックリするほど違うことはないんじゃが、LCCさんの「90分前到着時間厳守」と「最悪出発30分前に京急駅に着いてもなんとか飛び込める」ANAさんの気分的な違いは大きいしのぉ。

てなわけで、結論からすれば、「タイミングを見計らえば、ANAソラシドさんとLCCさんは実質そう違わないじゃあなかろーか」というオソロシー結論になりつつある今日この頃なのであった。

ちなみに、実際に今、購入の作業をしていた来る6月20日のマキシム・パスカル指揮アンカナ定期に向かうための道程、「温泉県盆地やくぺん先生庵→ANAセール大分空港→大阪伊丹空港→JR西日本北陸本線&北陸新幹線→石川県立音楽堂」vs「温泉県盆地やくぺん先生庵→ANAセール福岡板付空港→石川小松空港→石川県立音楽堂」の空路+鉄路部分は、なんとなんと、共にほぼ同額の€110弱でありましたとさ。LCCは大阪駅から近い伊丹ではなく関空になるので、時間の関係で使えず。いやはや。

おっと、誠にもってどーでもいい無駄な話じゃったわい。さても、お仕事せにゃ。

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