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葛飾オフィスあと4週間 [葛飾慕情]

三月弥生の朝ぼらけ、今日も今日とて壮大な燃えるゴミを巨大柿の木下区ゴミ収集スポットに出し、食い物がないだギャーと叫ぶヒヨちゃんずに呆れる新開地葛飾なのであーる。

昨日如月晦日午前中にひとつ原稿を入れ、そのOKが直ぐに来て、今、手元に締め切りのある原稿がひとつもなくなりました。まだOKが来てない初稿が入っただけの原稿がひとつ、金曜日には浦安の喋り仕事最終回はあるものの、やくぺん先生この商売を始めて30余年、ここまでスッカラカンに仕事がなくなったのは始めてかも。恐らくは4月5月は収入がほぼゼロになるのだろうなぁ。ううううむ…

2月頭から本格化した葛飾オフィス撤収作業も、「家の中をスッカラカンにして退去」の期限まであとまるまる4週間。「親父の家」破棄作業は、まあ8割方目安は付いた(家電、大型粗大ゴミ、そして物置の処理は未着手)。「葛飾オフィス」退去移転に関しては、やっと先週から始まったばかり。ともかく、コロナで予定している最終着地地点受け入れ先が「東京からの人に遇うなんて滅相もない」という状況で、1月からまるで動いてません。で、当面は半年を期限に佃縦長屋近くの大川沿い倉庫に資料関係は全て持ち込むことにし、去る土曜日に四畳半ちょいくらいの大きな部屋に契約変更、既に入っている40箱程の資料を新倉庫内に移転しましたです。
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残りの、やくぺん先生がコロナ家庭内感染を避けるべく自主隔離していた一人暮らし用の家財道具と、緊急ではない美術とか日本文学とか古い取材資料などは、みんな纏めて「お引っ越しだけどまだ行き先が決まらない方向け一時お預かり」に任せることになる。これって、光熱費基本インフラ維持費などは不要とはいえ、結局、葛飾オフィスを維持するのと金銭的にはそう変わらない

目の前に積み上がったスターバックスのドリップ珈琲が26個。1日ひとつで、この山がなくなるとき、いよいよさらば葛飾。さっきから、雀どもがご飯ないぞぉ、と騒いでるけど、去る秋に逝った佃のセレブなブンチョウさんのために用意されていた高カロリーご飯の残りは、もう昨日で尽きました。シジュウカラさんのご飯はまだあと1ヶ月分くらいはあるけど、雀たちへのレストラン営業はもうオシマイ。なんせ、数日前に最初の荷物が上野の某研究室に動いていくときには
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なんとレストランの騒々しいお客さんをご飯にしようとチョウゲンボウさんまで出現
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柿の木周辺を大パニックに陥れた。もう春なんだから、みんな、あちこちご飯も出てくるだろう。柿ノ木下に来ればなんか食い物があった夢のような場所ももうオシマイ、来年の冬も、頑張って生きていくんだぞ、葛飾の雀たち!

あと28日、ぐぁんばろー…

椿落ち 梅も香らず 春来たり

[追記]

やっと葛飾オフィスからの実質「退去」の日程が決まりました。3月21日春分の日に、荷物が東京湾岸2カ所に仮移動し、葛飾オフィスはスッカラカンになります。一応、最終的な退去引き渡しは29日だかなんで、最後の週はシジュウカラレストランにご飯をやるだけのために佃から葛飾まで通うことになるのかな。

てなわけで、実質、予定より1週間繰り上がったため、これから3週間、地獄の日々です。急ぎの仕事はやれません。ゴメン。21日の野平指揮ニッポニカ、この春、いちばん興味があったコンサートなんだけど、流石に引っ越し当日では聴きにいけないわい。すごおおおく残念。よっぽどオリンピックはあたしには無縁なんだなぁ。
http://www.nipponica.jp/concert/next_concert.htm

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蜜柑の木が荒川放水路を越える [葛飾慕情]

葛飾オフィス撤収最終日まで1ヶ月と少しと迫った神武天皇降臨節、大陸は春節のお祭りが始まり、いつもなら春も近いワクワク感も漂ってくる冬の最中、葛飾巨大柿ノ木下シジュウカラ・レストランのお客様の待合室となり、季節になると公道に取ってくれよと突き出した実を巡って道行く近くの中学生とやくぺん先生の微妙な心理的な駆け引きがなされていた蜜柑の木が、先程、京成電車に揺られて荒川放水路を越え、ほんまもんの下町の軒下へと引き取られていきました。

いつから植わっていたか知らないけど、樹齢半世紀を誇る巨大柿の木ほどのものではなく、数年前にここ新開地葛飾をオフィスにせざるを得なくなり佃の路地から移ってきたやくぺん先生としてみれば、昔なじみというよりも、312でセシウムがまき散らされ、親父が死に、寝床を失った若い者が住み込み、練習場を求めて若い弦楽四重奏団が上野から通い音出しをし、そしてコロナでの自主隔離お籠もりでの実質1年の爺初心者やくぺん先生別居一人暮らしをしていた21世紀10年代の秋を彩ってくれた葛飾オフィス最強の生命体のひとつでありました。隣には梅桃が花やら実を付け、仲良く並んでいた。これが昨年の税金頃の梅桃のお姿。
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葛飾オーガニック蜜柑を引き取ってくれたのは、オフィス転居先の最有力候補となっている(コロナの緊急事態で移転作業は実質ストップ状態なんですが…)遙かな地が出身の若奥さんで、蜜柑が実ると中学生に盗まれる前に穫り入れをしてはシロップにして、分けて下さっていた。こいつを切り倒すならもっていってうちで鉢植えにします、と仰ったときは冗談だと思ったんだけど、どうやら本気のようで、それなら是非とお願いした次第。

当然、車で乗り付けると思ったら、板前さんの旦那さん連れてなんと京成電車で来るという。おいおいおい、なんなんねん。んで、この葛飾オフィスに数年住み、ヤンキー海鷹の塒たる米軍基地で潤う某自治体のホールオープニングの仕事に遙々ここから荒川放水路、大川、六郷川越えて通ってたおにーちゃんも懐かしい蜜柑の移植とあればお手伝いしましょうと、はるばる東海道ひとっ飛びしてやってきてくれた。かくて、こんなことになったわけで…

ともかく、作業開始じゃわい。
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当初は梅桃も運ぶ予定だったのですが、流石に京成電車に乗せるにはなぁ。
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てなわけで、蜜柑だけが荒川放水路を越えることになり
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掘ってみると、この実質巨大な鉢植えみたいな環境で蜜柑と梅桃が仲良く共存するため、両者の根っこが深く強く絡み合っており、愛し合うふたりを引き剥がすような心に痛い作業が延々と続くことになったのであーる。作業中は写真どころではなかったので、二本の木が深く愛し合っていた証を映像に納めることは叶わなかった。

かくて、鯉卑近の作業修了。新開地葛飾で育った蜜柑は、まるでゴルフバッグか釣り道具入れ、はたまたファゴットでも運んでいるのか、という風にひょいっと京成電車に乗り、葛飾の地を離れていきましたとさ。
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数時間後、新天地に至りました、という連絡がありました。ほれ。
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明日からは、葛飾巨大柿ノ木下シジュウカラ・レストランのお客様の待合室がひとつなくなってしまい、メジロンたちがヒヨちゃんから逃げていく場所がひとつ減ってしまったけど、作業の最中も頭の上でメジロン一家は「この林檎は俺のでちちちちぃ!」と元気に喧嘩してたから、なんとでもすることでありましょう。

葛飾オフィス最終撤収まであと42日!今年は町工場前の公道に、梅の花は咲かず。

春節に 香る梅なく 日は暮れる

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葛飾下町三十六景 [葛飾慕情]

「葛飾慕情」カテゴリーもカウントダウンに入ったというのに、巨大柿の木下葛飾オフィスの移転先関連で数日「有用至急」の移動をしていたものの、コロナで話が遅々として進まず。世の中が平時に戻れば当電子壁新聞で笑い話として済まされるんでありましょうが、今はそんな冗談言ってられない状況、このままでは最悪、佃の狭い縦長屋に数ヶ月ご家族と蟄居というプランZも冗談ではなくなってきている今日この頃。ふううう…

まともな音楽関連ネタもまた「パンデミック」絡みばかりになりつつあるし、本日は完全に無駄な雑談でありまする。あ、葛飾で最後に聴ける大物と思ってたつんさんのベートーヴェン、チケットやっぱり売り止め状態は変化なく、明日はいけません。巨大柿の木から徒歩5分のところでやってて、席もあるけど、御上の要請で聴けない、という状況です。ううううむ…

さても、半世紀以上人が住んでいた家を物理的に潰すとなると、ホントにもういろんな積み上がっていたものが次から次へと出てくるものであります。家財道具や食器、細かい家庭用品、はたまた庭木弄りの掃除機や鷹枝切り鋏から、落ち葉掃除マシン、燻製器、焼き芋焼き器、30数年ものの梅酒やらアヤシげな梅干し…どーするんじゃ、こんなもの。

中でも際立って困るのは、「価値があると思わない人にはなんの価値もないもの」であります。流石に鉄砲撃ち道具は処分してくれていたようだが、壺、茶碗、パッチワークの素材、NikonCanonの一眼レフフィルムカメラ、釣り具、等々…

数日前、靴箱の中に放置されていた亡父や亡母の靴をええええい、と大量に捨てた際、妙なところからこんなものが出てきました。
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うわぁ、困ったなぁ。いちばん始末に困る、「アート」じゃないかいっ。

素朴で判りやすい色使いの都電、そして「葛飾三十六景」と包んであったパッケージには記されております。最初、「なんで葛飾三十六景で都電なんねん?」と不思議だった。なんせ、東京都電は荒川放水路を越えた新開地には一切入っていませんでしたからねぇ。ほれ。
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で、よく見ると、「葛飾下町」とありました。なるほど。

どうやら荒川線沿線、町屋やら箕輪やらの辺りのように思えるし、不忍池から動物園横の専用軌道があった辺りかなぁ、とも。あ、「最後に残った都電」だから、荒川線ですな。なんにせよ、絶対に葛飾ではない風景でんな。

…って話をfacebookにアップしたら、とある文化人類学の先生から「これでしょ」という情報をいただきました。
http://www.kaminokura.co.jp/p/item-detail/detail/i4970.html?fbclid=IwAR2ZMzSdkTryBSFwKeY35Uk74O42vZ4HPIG-LjvXpeLIOh3-lCIDmbEsnZ8
へええ、成田駸太郎という版画家さんの作品らしいし、お値段もまあ、神保町のこの類いの店なんかでよくあるくらいのものですな。ある意味、とてもリーズナブル。

とはいうものの、この駸太郎画伯の三十六景、春先の上野と
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旧四ツ木橋
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そしてこの都電風景というのは判った。じゃあ他の三十三景って、どんなものだったのかしら。猛烈に知りたくなってきます。

どなたかご存じの方、ご教授くださいませ。

かくて、引っ越しは無駄な時間がドンドン過ぎていく、という典型のような駄話でしたとさ。さて、9ヶ月ぶりのテープ起こしをやらねば。働け、あたしっ!

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「売り止め」という対応 [葛飾慕情]

葛飾巨大柿の木下オフィスの閉鎖まであと70日と迫る中、葛飾区役所の広報車が「不要不急の外出は避けて下さい」とスピーカーで連呼しながらかつての町工場街を流している冬の曇り空、皆様、いかがお過ごしでありましょうか。やくぺん先生ったら、明日から3日間、有用至急の外出で遠出をせねばならず、状況としてはなかなか追い詰められている感が漂ってきておりまする。いやはやいやはや…

そんな中でも、ニンゲンに必要なのは麗しき音楽なのであるぞよ、とばかりに、天下の元NHK交響楽団コンサートマスターつん様が、荒川放水路彼方の新開地にご来訪下さいます。ほれ。
https://www.k-mil.gr.jp/program/symphony/2021/0120i.html
「今年生誕250周年を迎えるベートーヴェンに、もう少し深く触れてみませんか?」って、ホームページの表記は書き直した方が良いんじゃないかとは思いつつ、皆様お忙しいからまあ笑って済ませるのが善き葛飾区民なのじゃよ。うん。

なんせ会場は90年代ニッポン様式の小規模「室内楽専用ホール」級の空間、そんな場所で、モダン楽器の二重奏としてはこれ以上の名曲はない、って案外ありそうでない堂々たるラインナップですから、これはもう新開地の善男善女こぞって集い会場は大賑わい…かと思ったら、なんとまぁ、現時点では売り止めだそうです。

「売り止め」という言葉、このコロナ下、特に二度目の緊急事態発令後の先週以降、随分と耳にする言葉になってきているような。恐らくは業界用語なんでしょうけど、なんのことない文字通り、「席に余裕はあり販売できるチケットは手元にあるのだが、諸事情によりチケット販売はストップする」という意味です。

要は、緊急事態下、御上がヴェニュのキャパシティなどに関してどのような規制を急にするか判らない、売ってしまったチケットはそのままでOKにするが、これ以上の客は増やさずに様子を見る、という状況になっている。実際、今、チケットセンターのおねーさんと電話で話をしたら、「前日の段階で席を開放するか判断しますので、またご連絡ください」とのことでありました。

それにしても、ホール開設時に区民名称募集があったとき、当時は実質勘当状態で殆ど付き合いのなかった亡き母親が当時現場バリバリだったお嫁ちゃまに「どういう名前が良いのかしらねぇ」などと珍しくアドヴァイスを求め、お嫁ったらホール関係者の立場から「担当者はこんな名前を想定してそう」ってのをいくつか列挙し、それを参考に応募して亡き母親が応募したら見事に今回つん様がいらっしゃる小ホールの命名者のひとりに名を連ねることになり、記念品にモーツァルト像ミニをいただいた。
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まさかこいつがここ葛飾の地を離れ、また楽譜やらの間にブックエンドとしてちょこんと立つことになるとはなぁ。

もとい、ええと、現在の緊急事態が2月上旬に解除されない場合を想定し、いろいろな団体がそれ以降のチケットも売り止め状態にする動きがある、という話も伝わってきます。皆様、2月7日だか以降の公演で現在販売されているチケット、売ってるとはいえ実際は常に売ってくれない状態になる可能性が高いですので、心配な方は迷ってないでお買い上げなさった方が賢明でしょう。中止の場合は払い戻しがあるし、最悪の場合は主催者へのドーネーションにもなりますから。

来週の水曜日、午前中に荷物搬出用の段ボールが壮大に届く予定になってるんだわなぁ。さても、当日券で聴けるや否や。

[追記]

明日土曜日16日の大分いいちこホールの「小林道夫パルティータを弾く」第2回は、売り止めもなく、当日券も出るそうです。既に道夫先生は由布院から大分に入られて、会場練習をなさってるそうな。なんか、地域で対応はバラバラですなぁ。

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告知:柿の木差し上げます [葛飾慕情]

マジです。樹齢52年程、今が盛りで毎年200個以上の渋柿の実をつける葛飾巨大柿の木、欲しい方に差し上げます。
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ただし、勝手に持って行ってくれ、ですが。高さは二階屋を超える程度。
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この場所にあり続ければ、あと20年くらいはこの調子で実をつけると思います。

なお、蜜柑とハナモモは行き先が決まりました。

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川向こう新開地の交響の丘に作品131が響く秋の終わり [葛飾慕情]

荒川放水路の東、かつては隅田川以上の暴れ川だった中川が大きく蛇行し江戸の入り江へと向かう辺りに放水路が出来、水が出ないようになったのはオリンピックの前の年のこと。いつ洪水になるか判らない悪所は放水路前提に巨大な団地が整備され、水戸街道が北を走っている便利さもあり60年安保過ぎくらいからお化け煙突眺める江東地区から町工場も移ってきて、いつのまにやら新橋まで地下鉄と繋がる京成電車のターミナル駅も出来てしまい、やがては環状道路もまわってくるという大発展が期待される場所となったのであーる。

ま、結論から言えば、景気の良い成長は安保団子をこね損ねた後の73年オイルショックで本格的にオシマイとなり、諸条件を考えれば大いに発展しても良い筈の葛飾区まんなかの街は、近隣の寅さん柴又、りょうさん亀有、はたまた飲み屋天国立石などに囲まれた「葛飾のステルスタウン」と呼ばれる名も無い場所として残り続けたわけだがぁ…区の真ん中ということで京成電車線路と水戸街道に挟まれた畑や原っぱに区役所があり、その近くには区立武道館と公民館も設置されていたのであった。うううむ、葛飾だってスポーツや文化はあるのじゃわい。

んでもて、うちのオヤジの診療所に患者としてやってきてたO区長ったら、川向こうにまで押し寄せたバブルの時代に何を思ったか、亀有から新小岩を結ぶ京成バスが区役所に向けてちょっと横道に入る角にあった公民館&武道館を取り壊し、文化施設を建てると言いだし、勘当されたやくぺん先生がカタツムリの如く膨大な書籍を抱えて各地に転々と庵を結ぶ転居を繰り返していた頃、正にバブルはじけた直後の1992年に、何の因果やら「葛飾シンフォニーヒルズ」なる名称の席1300くらいの大ホールと300席くらいの小ホール、それになんのかんの練習場やら集会場をまとめたような施設を竣工してしまったのであーる。
https://www.k-mil.gr.jp/institution/symphony/index.html

それから幾年月、区民公募の結果、寅さんが生涯で唯一出かけた海外旅行先というだけの理由で(ホントです!)姉妹区契約を結んでいるヴィーンのドナウ近くの下町との関係から大ホールはモーツァルト・ホール、水元公園に咲き誇る区を象徴する水生植物ということから小ホールはアイリス・ホールと名付けられた施設は、最初は区の文化財団、あるときからは指定管理に入った企業によって運営され、今に至っているのであった。区民オケの葛飾フィルはそれなりに活動をしており、京成電車で15分の上野の杜から藝大学長が指揮にやってきたりしてさ。

バブル期に設計された小ホールには、案外とメイジャー好きな指定管理者さんが購入した日本ツアーをする室内アンサンブルがひょこっとやってくることもある。なんせ欧米国際線が羽田にはなかった頃には、最寄り京成電車駅から追加運賃不要の特急乗せちゃえば1時間弱で成田空港第1ターミナルに到着する立地、日本公演の最後を葛飾で行い、駅前のちっちゃな安ビジネスホテルに泊めて、「朝5時起きで電車乗って帰国ですから」なんて無茶な日程が組めたので、意外な団体が弾いていたりして。なんせ、ここで公演終えて明日はミュンヘンに帰るヘンシェルQが、終わっても打ち上げするところなくて、ホールから徒歩6分(Googleマップさん曰く)の勘当中のやくぺん先生御実家に放蕩息子込みでいきなり押し寄せ、オヤジをビックリさせたこともあったり。亡父は死ぬまで「あの凄いべっぴんさんのドイツ娘」って繰り返してたっけ。いまはもう、一昔前なら徴兵されてた少年のお母さんだどさ。まだ売れてない頃のエベーヌQも来たことがあったなぁ。

そんな葛飾区民の遙かシベリア向こうの音楽の街への勝手な憧れ込めた場所に、モーツァルトならぬベートーヴェンの250回目のお誕生日を祝うべく、こんな凄い人達がやってきてくださったですぅ。
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レギュラーの原田禎夫さんは残念ながらバイエルン(だと思う、今は)のお宅を出られず不参加で、久しぶりにお姿を拝見する北本氏が助っ人。「巨匠がクァルテットを知り抜いた専門家とのコラボで弦楽四重奏の譜面に常設団体ではあり得ない発見をする」タイプのフェスティバル・クァルテットでんな。ベートーヴェンの後期を抱えてツアーするなど、日本では案外、ありそうでない。ミドリさんの年末の東アジアツアーとは相当に性格が違うけど、似たような団体…でもないかなぁ。

押し寄せる老人ばかりの葛飾区民音楽愛好家の健康を守るべく、今はキョードートーキョーさんが運営の中心になってる指定管理者は、こんな厳重なプロテクトを用意してくれました。
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すげぇ、と思ったら、アクリル板じゃなくて金属のパイプにサランラップみたいなものを垂らしたものだったけど、それにしてもこんなの客席に並べたのは、「コロナの新しい日常」の中でも見たことない。偉いぞ、凄いぞ、葛飾区!凄いぞ、指定管理者キョードートーキョー!
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流石に312以降、都も国も情報を隠匿しているのに区内に振っているセシウムの量をきちんと区広報で告知してくれていた、ちゃんと区民の命を大事にし物価が安いだけが取り柄と区役所の担当者も自虐するKatsuhsikaだけのことはあるっ!

もちろん、こういうメンツですから、いねこさんがバリバリ頑張って形を作り、巧さんがボスの音色に少しでも近づけつつしっかり支え(作品18の4はセカンドが猛烈に重要とあらためて判らされるし、作品131でも変奏曲でのセカンドの役割が際立つ)、第1ヴァイオリンは好きにやって、チェロは必要な場所は歌う、というもの。《セリオーソ》がどういう理由でこういう終わり方をしているかなどには関心は無く、最後の和音がもの凄い音(ポジティヴな意味で)になることが大事、って音楽。

寅さんの眺めたヴィーン、とは言わないけど、これはこれでありなだろー、と思わせてくれる記念年の音のひとつ。

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西に光る天樹の向こう、秋の装いではもう寒くなった空の彼方、最近は毎朝頭の上を跨いでシベリアを越えていく機械鳥を眺めるモーツァルトさんは、今や慣れ親しんだ異郷の地で無茶ばかりの後輩の音楽をどう感じるのやら。

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新開地の干し柿屋敷 [葛飾慕情]

霜月の光が溢れる葛飾オフィス南側の町工場に面した窓は、今、こんなことになってます。
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うううむ、こういうもんが12個ぶら下がってると、なんかの音列に並べたくなってしまうなぁ。

秋恒例の葛飾巨大柿の木の収穫祭、今年はコロナ騒動で知人友人の子供たちを集めることが出来ず、さらには今年唯一の実質2週間の取材ツアーがこの週末から勤労感謝の日まで続くことになってしまい、「柿の実を取らせてください」と連絡してくるタクシー運転手さん夫妻が3日にしてくれとのことで、昨日行ってしまいました。

っても、こちらも午後から遙々与野本町に今をときめく時代ピアノのニュースター川口くんが、19世紀半ばの楽器でアルカン弾く、なんて「お勉強」な演奏会をしてくれるので流石にこれは出かけねばならず、助っ人さんが来る前に爺初心者のオッサンひとりで小雨落ちる中に粛粛と作業を行ったのでありました。なんせ、公道に面し大きく突き出した枝はこんなん。
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今年は天候不順でちょっと遅いんで、まだ葉っぱも多く、良く判らないかも知れませんが、見上げながら数えれば50個くらいはある重さ300グラムから500グラムに迫る巨大な固形物が地上に落下してくる可能性があるわけで、木枯らしビュウビュウの頃までほおっておいたらそれこそ何が起きるかわかりゃせぬ。んで、ともかく淡々と高枝切りばさみなんぞで処理を続け、昼頃までにこのくらいの収穫量。
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これに、落下させて潰してしまったものが6、7個。それらは拾い集め、いい加減にチョップし、砂糖とレモン汁ぶち込んで火にかける。
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どうするんじゃ、この食い物らしきもん。

いつも葉っぱや落ちた柿の実のお掃除をしてくださってしまうお隣さんに、綺麗なやつをいくつか持って行き、穫り入れ作業中に通りががった方々にどうぞどうぞと配り、なんのかんので真っ当な「渋柿」として形があるものは40個弱ほどになったわけでありまする。

んで、ともかく慌てて与野本町に行き、ううううむ、時代ピアノでショパンとかやると、いっぱい残ってしまう倍音をどう処理するか、そういう雑音みたいな響きをどうやって「作品」や「表現」にしていくか、弾く側も評価する側も難しいことが随分とあるものだなぁ……などと思いながら埼京線から武蔵野線、常磐線乗り変えて亀有駅まで戻ってきて、肉のハナマサで35度以上の焼酎を購入し渋み抜き処理をするべぇと思ったら、何故か売ってる焼酎は25度以下の軟弱なものばかり。ヴォッカでも良いのか、よくわからぬわい。しょーがないから手ぶらでノコノコ柿ノ木下まで戻ってきて、ううううむ、これはもう仕方ない、幸か不幸かほぼ失業者、扶養家族一歩手前の商売原稿レス状態。武士の傘張りみたいに干し柿作りに精を出すべぇかい。ううううむ…

かくて、来る日曜日のベートーヴェン作曲ヴァイオリン・ソナタいちにち全曲演奏会の予習を兼ね、深夜過ぎまで延々と干し柿作り作業に勤しむ哀れ極貧やくぺん先生なのであった。 一夜明け、なんのかんの、総計24個の柿の実が、干し柿になるべく川向こうのかつての町工場街を眺める日向の窓際にぶら下がることになった次第。Webサイトを眺めると、干し柿用の渋柿は4キロで2000円弱くらいでネット上で取引されているようじゃのぉ。ううむ、この老木全体で今年の売上は2万円くらいにはなるのかっ…っても、ヴィーンフィルのチケットは1枚も買えないけどさ。

てなわけで、諸処の事情でことによると最後になる可能性もある葛飾巨大柿の木の収穫、一応は終了。とはいうものの、シジュウカラ・レストラン近辺の公道に落ちない辺りや、どうやっても取れない高いところの実はちいさな飛ぶ方がのために残してあり、総計40個程はありそう。
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なんせ、朝から脚立や高枝切りばさみを持ち出すと、「わしの場所に何をするんだぎゃぁ」とヒヨちゃんが叫び、既に実ったまま熟れ切った奴らを盛んに喰らいに来ているムク軍団も、なにごとぞと眺めに来てら。
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親から実質勘当されて以来、最も長くここ新開地は葛飾に滞在していた2020年春から秋、面倒看る奴はいるからとシジュウカラ・レストランを撤収せずに出しっぱなしにして、気が向くと佃のセレブなブンチョウの食い残しを雀やほーほーさんに提供しておったからか、ムクどもも堅い頃から柿の実の存在は確認していたらしい。いよいよメジロン夫妻も巻き込んだ、柿の木上空制空権争奪戦が始まるわい。

生きてるやつらは、勝手に生きろ。
Le vent se lève, il faut tenter de vivre.

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葛飾オフィス柿の実収穫は11月3日午前となりました [葛飾慕情]

ローカルイベント告知です。
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秋恒例の葛飾オフィス柿の実収穫大会、今年はコロナ禍故にお子様方を呼んで派手に行うのは避けることにいたしました。で、当電子壁新聞とFacebookにのみ、細々と告知いたします。ってか、これ以上は壁に張り紙するだけなんだけどさ。

なお、諸雑の事情で、葛飾オフィスの老柿の木の収穫は今年が最後になる可能性が高くなっております。これまで半世紀、勘当状態だった親から譲られてからも早10年弱、周辺の皆様には秋になるたびに大いにご迷惑をかけて参りました柿の木。ここに長らくのご愛顧と、こんな町工場街の中に無節操にデッカくなった木を茂らせておくことを黙認してくださっていたご近所の皆様にあらためての感謝の意を表明させていただきます。ありがとうございました。

例年はもう少し秋が進んでからのイベントなんですが、今年は11月8日から勤労感謝の日まで2週間の国内ツアー状態になってしまい、適当な週末がありません。柿の実が公道にボタボタ落ちる事態は避けたいので、ちょっとまだ固めのところでの収穫となります。お許しを。

やくぺん先生葛飾オフィス柿の実収穫祭

2020年11月3日午前10時半~12時(多少の雨天決行)

なお、手元の天気予報では火曜日は降水確率五割となっております。とはいえ、なんせ午後3時には彩の国埼玉劇場でアルカン大会なんてトンデモな演奏会があり、やはり眺めておきたいので、昼過ぎには終わりたいのです。場合によってはアルカンは諦めざるを得ないかなぁ。

ご参加ご希望の方は、直接連絡くださいませ。
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っても、僕たちは参加はせず、ただ熟れたやつを突っつくのを待っているでちゅん。

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市川の梨 [葛飾慕情]

ノンビリ、内容のない作文ですぅ。

何でか知らぬが先週頭くらいからやたらとパツパツに作文仕事が入り、その締め切りがみんな長月晦日。てなわけで、先程、千葉は市川の秘境、大町公園の水生植物園真ん中のベンチに陣取り数時間、本日締め切り原稿の最後のひとつを遙か常春の静岡に送り、終わった終わった状態でありまする。
https://garden-vision.net/garden_visit/oomatisizen_k.html

葛飾オフィスの隣のお宅が建て替え工事が始まり、反対側の柿の木が突き出た公道も修復工事をやってるので、せっかくの窓をがら空きにして秋の爽やかな風を送り込み、佃のセレブなぶんちょうの食い残しを喰らいにやってくるほーほーさんご夫妻やら雀共と遊びながら作文作業をしたくても、騒々しくてやってられない。うううむ、困ったもんじゃ。自転車がずっと壊れていて、葛飾区民の心のオアシス水元公園まで行くことも出来ぬ。となると、最寄りの京成電車で天樹とは反対に20分弱、成田に向けてすっ飛んでいく「日本一運賃が高い通勤路線」たる北総鉄道の沿線に広がる日本有数の梨畑にでも行き、佃のぶんちょうの大好物の梨でも買い込みがてら、ノマドしてくるべーかねぇ。

かくてスカイライナーならぬ各駅停車で葛飾柴又越え、矢切の渡しを跨ぎ、南総里見八犬伝の故郷を地下で貫き、遙か右手には習志野空挺部隊がC-130なんぞから落下傘降下するミリオタ大喜びな勇姿も観られたりする辺りをじっくりと眺め、まるで信州だかみたいな大町って名前のローカル駅にたどり着けば、ぽんとタッチするPASMOは間違ってませんかと駅員さんに詰問したいほどの数字を示す。おいおい川崎どころか横浜の向こうまで行けるぞぉ、これが名高いほくそーせんの呪いかぁ。

長月も晦日、神様が慌てて出雲に向かう準備なさってる秋の空の下、「梨街道」なんて身も蓋もない告知が出てるかつての田舎道を歩き
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おおお、考えてみれば随分と来ていない間にこんなこじゃれたもんも出来たのか、と驚くよーな梨カフェ兼直売所もあったりして。
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かくて、下総基地に下りていく教育群のP-3と
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ハケの谷の向こうを成田へと突っ走るスカイライナーの轟音、はたまた羽田北向き離陸ルートが朝夕は葛飾巨大柿の木真上になったとはいえ、昼間はまだこっちをぐるり迂回している市川上空ルートを駆け上がる737やら320。北の空には成田上がってぐるりと横田空域上空まで昇ってきた半島大陸行きがキラキラ光ってら。静かなハケの谷は、しっかりマスクしたご隠居ご夫妻やら、チョウチョやトンボ、それにあちこちにさりげなく秋の実を結び始めているカラスウリやらを撮影せんとするカメラおじさんやら。
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さぁてぇ、当面のお仕事はオシマイ。ヒヨちゃんがハケの上をわたっていくばかりだけど、向こうの上の方ではエナガンたちが引っ張るカラの群れがピチピチ叫んでら。
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どういうわけか、冬場には盛んにご飯を集めてるやまちゃんたちはまるでお姿が見えず。姿を見ないと言えば、バーダー系長玉軍団も、作文作業中にとんと姿を見せなかったわい。南の池の方じゃカワセミ狙いの放列を成しているのかしら。この公園、北の入口の小さな池で、カメラマン大放列の真ん前でカワセミがツミに襲われ喰われるという壮絶な弱肉強食風景を眺めさせられたこともあるワイルドな場所。生きていくのは大変なのじゃ、ここ梨実る楽園、市川でもさ。

…と、でっかいサギさんたちが動物園みたいに目の前を歩いているのを横目に、南のカワセミ池まで至れば、おやまぁ、池が酷い状況になってら。
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これじゃあ、バーダー系カメラマンさんたちの姿もないわけじゃ。コロナの半年で手入れをする公園スタッフもいなかったのか、ここまで荒れてるのは初めてみるぞ。

そうこうするうちに秋の日はどんどん傾き、彼岸花も終わりの秋の梨街道
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誰も居ない直売所の前で「すいませぇえええん」と暫く大声を張り上げてたら、ゴメンゴメンとやってきたオジサンったら、ちょっとあたったやたらとデカい幸水をひとつオマケしてくれました。堅くてまだ全然喰えない大量のキウイと一緒に、千円札一枚出し、梨の王国には消費税もありませぬぅ。
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さてと、帰りは梨販売所前から京成バスに乗り、「葛飾慕情」の大先輩たる永井荷風が戦後に蟄居してた庵の横抜けて、京成電車に乗りましょ。
http://www.city.ichikawa.lg.jp/cul01/1431000002.html
ああ、荷風老師が葛飾の地に引っ込んでたのも、溜池近辺から焼け出され進駐軍が来てから10年とちょっとのことだったのかぁ。

そろそろ、やくぺん先生の葛飾暮らしもオシマイにしていいのかな。このままじゃ、葛飾で死んでもいいや、と思い始めかねないもんなぁ…

梨抱いて 神もいずもへ 旅支度

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新開地に夏が来た [葛飾慕情]

水無月一日、とうとう夏になってしまったじゃないかぁ…

毎週金曜午後遅すぎない時間に恐る恐る京成電車と都営地下鉄に乗って佃の塒に戻り、月曜朝の燃えるゴミ出しのために日曜夜からは川向こうの新開地葛飾巨大柿の木下オフィスに巣籠もり逗留、町工場に向いた表の公道に落ちまくっている柿や桃、サルビアの葉っぱや花弁の掃除の他には、近所のコンビニにすら行かない…ってな生活が始まったのは、今を去ること10週間も前、春のお彼岸頃からだったか。

早々と咲いた桜に上野公園に人がどっと繰り出す三密(そんな言葉は、まだ無かった)を抜け、旧奏楽堂でのベートーヴェンのピアノ三重奏全曲演奏に3日間通ったとき、俺は絶対にコロナ・ウイルス保菌者になったぞと確信。年寄り家庭の佃での危険極まりない家庭内濃厚接触を避けるために、自主隔離を決意。これだけの期間、所謂コンサートホールや劇場や、はたまた練習室やサロンやらに足を運ばないなんて、40年ぶりくらいじゃないかしら。

このパンデミック世界に突入する前は、いよいよこの葛飾オフィスも建て替え話が進んでいて、巨大柿の木が実を付け公道を赤く染め、甘い香りで満たす秋も昨年でオシマイになるところだったが、どうも銀行さんも工務店も根こそぎ話がひっくり返り、それどころではなくなってしまったこの「新たなる日常」とやら。ニンゲンの世界がどうあれ、春の訪れから初夏に至るまで、時間の変化を教えてくれるのはこの地球上の最強生命体植物の権化たる柿の木と、桃や蜜柑、それにこのかつての親の家が葛飾オフィスとなってから植えた覚えもまるでないのにみるみる巨大に聳えつつあるサイプロス。季節無関心な裏のギンモクセイも、雀たちの寝床になっているだけじゃなくて、地味な白い花をしっかり咲かせては落ちていくのをあらためて知る日々。

本来ならばこの季節、5月半ばの大阪国際室内楽コンクールを今年の最大のイベントとしていろいろなことが起き、今はサントリー室内楽お庭から、北イタリアはレッジョの初夏の光の中に燕たちが飛び回るのを眺めていた筈。天才パスカルくんも7月の《ルル》のためにトーキョー長逗留にやってくる。新帝都が世界大運動会で大騒ぎになるときには、久しぶりの道夫先生復帰のゆふいん音楽祭が遙か大分で待っていた…。

そんな仮想世界のタイムラインを愛でても仕方ないと思いつつ、なぜかフライトが95%削減になって外国航空会社などひとつも乗り入れていないのに「輸送力増強」のために強引に始まった羽田新北風離陸ルートを巨大柿の木の上まで登ってくるちっちゃな737や320、はたまたダッシュ9まで姿を見せるようになり、たまぁに78や350がやってくるとなんてデカいんだと感嘆する奇妙な空を眺めると
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もう柿の木上空を支配するのはひよちゃんでもなければシジュウカラさんでもなく、遙か高みを滑空しつつギチギチ歌う燕さん。朝になると秋に大きく実るまで待てずに落ちていくちっちゃな実と蔕の絨毯と化している巨大柿の木や、堅そうな実をつける桃
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周囲では、蜂さんたちが一生懸命本来のお仕事をなさってら。
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共にお籠もりの日々を過ごす友のために出してやっている佃のセレブなぶんちょう(食いしん坊のべっぴんさんは、コロナで没したロヴェット御大と同じ日に、一緒に天国に付いていってしまった)の食い残しは、ノンビリおっとりほーほーさん
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それに半ダースほどの雀ファミリーが占拠。なくなるとじゅぐじゅぐほーほー仰るのは困るなぁ。嘴の黄色い雀っこよ、虫はもういっぱい飛んでるんだから、ちゃんと自分で採れるようにしないとダメでちゅん!
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デジタル弱者の爺には仕事など振って来ないコロナの日々、このオフィスを維持する固定費と食費が賄えるかどうかの収入しかない今日この頃ながら、紙の本は佃オフィス撤収時からまだ図書館に並べ切れていない程あるし、「レコ芸」原稿をやれるほどまともなオーディオ装置はないもののデジタルアナログ音源も山積み。楽譜は必要最低限のものしかないが、まあ、デジタルでなんとかなる。もう死ぬまでかけてもこれらを処理し切れないのは明らかなライブラリー積み上がる葛飾巨大柿ノ木下で、こんな生活が続いても、それはそれでええんでないかい、ねぇ、ほーほーさん。

かくて、川向こうの新開地は葛飾、元町工場だらけで周囲の住宅地の建て替え作業が次々と始まりつつある年老いたステルスタウンにも、ぼーとしてても夏が来た。

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薫風に 柿の子落とし 春はゆく

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