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究極の選択:チョン指揮ダイクatソウルvsカーチュン指揮マラクatトーキョー [音楽業界]

キューシュー島北部から眺めると、ニッポン列島ホンシュー島真ん中の新帝都首都圏から眺めていた頃とは世界の見え方が随分と違ってくるもので、連休明けの週末になかなか困ったことが起きておりまする。

ひとつは、ここ温泉県盆地のJR駅前バスセンターから空港リムジンバス(この春からなんと運賃ほぼ5割アップというオソロシーことになって、「空港バス」から「特急リムジンバス」へと名称だけが格上げになったのであーる)で半島先っぽ空港まで50分、そこから1時間ほど北に向けてヒョイッと玄界灘を跨ぎその勢いで半島を真ん中まで縦断した超巨大都市ソウル、アメリカ合衆国大使館真ん前の世宗文化会館で演奏される、チョン・ミョンフン指揮東京フィルのベートーヴェン交響曲第9番。これ、チョンさんがピアノ弾く三重協奏曲が付いてる、ってトンデモなオマケが付いてる一粒で何度美味しいか判らぬ演奏会じゃわい。これが5月9日の晩。
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20240329-01.php

もうひとつは、東に向けて飛ぶこと1時間と30分余り、翌日10日と11日にニッポン国は新帝都のこれまたアメリカ合衆国大使館裏で演奏される、カーチュン・ウォン指揮日本フィルのマーラー交響曲第9番。こっちも、特に説明する必要なんぞなかろーってなビッグ・イベントでんがな。
https://japanphil.or.jp/concert/20240510

無論、金に糸目をつけないならば、ソウルでチョンさん拝聴して翌日にトーキョーに向かえばなんてことないんじゃが、問題はその翌週、14日午後と18日午後にソウル及び仁川におらにゃならん、という日程が入っていることなんじゃわい。

流石にこうなってくると、この間に入っている複数原稿から上がるギャラを全部投入しても赤字になりそうで、「その日に使った金はその日の労働で稼ぐ」というフリーの基本原則に反する状況になってしまう。まあ、一度は隠居宣言をした老体とはいえ、フリーの原則を崩したらグズグズになっちゃうわけでありまして、それはそれで引退宣言撤回をまた撤回する事態じゃからそういうわけにもいかんしのぉ。

ま、なんであれ、お金と時間がある皆様、この連休明けから始まる東フィル&チョンのソウル近郊ツアー、足を伸ばして半島聴衆の熱狂に直に触れてみてはいかがでしょーか。昨今、いるぽん新帝都でのチョン&東フィルのコンサート会場でも半島インバウンド聴衆さんたちの勢いを感じることも多いでありましょうけど、やっぱりあの本場の熱狂は一度は経験してみる価値がありますよ。それになんといっても「アジアのイタリア半島」と呼ばれる韓国音楽業界の声楽陣の層の厚さ、第九でしかと確かめよ…って、第九は売り切れ、それどころかツアーでチケットまだあるのは《運命》やるドンゴンだけじゃんかぁ!

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