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ヴァイオリン本選は美人大会 [演奏家]

ええ、読む人によってはオッサン臭さプンプンのセクハラ文章になるだろうなぁ。だから、そういう方は、ここから先は進入禁止です。読んじゃダメ。

さても、昨晩、ヴァイオリンのセミファイナルが終わりました。6人のうち、まあぶっちゃけ、ひとりはここまで来たのが良かったね、という感じ。あとは、まあどの3人でも良いかなぁ、というくらいの水準でありました。

個人的には、残念ながらファイナルに行けなかった唯一の男の子、チェクノヴォリアン君が2次予選でのヴィブラートかけまくりのフランクはちょっとたまらんかったが、モーツァルトのイ長調協奏曲では指揮者無しのミュンヘン室内管を自在に操り(ってか、オケを一緒になってのせ)、非常に表現力の強い、ちょっと古楽系のアグレッシブさも感じさせる音楽で、いちばん面白かった。

結果的に、本選に進んだのは、2次予選でいきなりコンクールでやっちゃならない超難曲シューベルトの《ファンタジー》を弾いて、冒頭からまるで耳鼻科で耳の検診するマシンみたいに完璧な高域音程で呆れかえらせてくれた韓国系アメリカ人のクリスタ・リー嬢
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あたしゃ、「音程の女王」と勝手に呼ぶことにした、その彼女が通った。

それから、仙台で5等賞だった韓国のボムソリ・キムちゃん。
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まるっきりまともすぎるモーツァルトで、堂々とここまで勝って来ました。オケはチェクノヴォリアン君と同じ曲とは思えない、ノンビリしたロマンティックなバックを付けてくれて、ホントはその嘘つきっぷりというか、見事な変貌ぶりに呆れかえって爆笑しそうになりましたわ。コンマスのダニエル・ギーベルベーガー氏はただ者じゃあないなぁ。この方に特別賞をやりたいくらい。

それからもうひとりは、まああああなんてことでしょう、と言いたくなっちゃいそうなウクライナ美人のディアナさん。
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音楽は韓国系に比べると音色に癖があったりするけど、それが魅力になってるから良いんです。よくぞファイナルに残してくれた、審査員団よ!

てなわけで、来る日曜日の日本時間の午後11時にヘラクレスザールで始まるファイナルは、ミュンヘンARDコンクールの三大美女揃い踏み、って感じでありますわ。是非ともストリーミングでご覧あれ。ボンソリちゃんが堂々のブラームス、他の二人はシベリウスです。

さて、ヴィオラの本選に行かにゃ。今、モニカから電話で、大阪国際のパンフレット、全部引き取るから持ってきてくれという。おお、女神の声だ。こんなもんもってまたシベリア越えたくないぞ。

ちなみにヴィオラはやはり日本時間の午後11時から。ウォルトンの協奏曲を2回、それにバルトークが聴けます。短いから、セッション全部で2時間はかからない。今日は8時にはミュンヘン厄偏庵アパートに戻れるんじゃないか。芋を食いあげねば。

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