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四vs五 [たびの空]

流石にカトリックの国たる南ドイツはバイエルンは、日曜の午前中ともなれば彼方此方から教会の鐘がガランガラン鳴り響き、老若男女集いて礼拝に出かけるべく家族づれが街を歩いてます。

やくぺん先生ったら、そもそもは昨晩のピアノ三重奏本選が終わったらさっさと放射性物質を太平洋に垂れ流す極東の島に戻るつもりだったので、ミュンヘン厄偏庵たるウィークリーアパートは今日までしか予約していなかった。
ここ、メッセまで地下鉄で10分くらいで、そもそはそのためのお仕事お父さんアパート。どうやら明日の月曜日からその次の週から始まるオクトーバーフェストまでの間に大きな集まりがあるみたいで、「アッコルド」が立ち上がりそのためにヴァイオリンの本選まで聴いてくることにして滞在をもう1日伸ばそうとしたら、もう部屋がいっぱい。なんとかならんかと言うと、日曜の晩1泊で300ユーロならなんとかなるとアホなことを抜かす。普通なら1週間の半分以上は泊まれるじゃないの。んで、じゃあいいよ、と駅前の安宿で寝るだけにした次第。ま、某アメリカ系ホテル予約サイトの会員になっていて、10泊すると1泊タダ、というのが丁度使えるので、実質税金分だけのオマケみたいなもの。
とはいえ、明日はANAさんがミュンヘン便を787に機材縮小しちゃったために成田直行便が取れず、しょうがないから昼前に中央駅からフランクフルトに向かうんですが。いやはや。ジャンボ全盛時代なら考えられないことだなぁ。

ま、それはそれ。11時から教会の礼拝時間と同じ頃にミュンヘンフィルがガスタイクで今シーズン最初の定期の3日目で、カプソンがエネスコのチェロとオケの協奏作品弾いて、ビシュコフ御大でマーラーの1番、って演目をやってたんだが、なんだか面倒だなぁ、と思って止めてしまった。ちなみに、フランクフルト近郊ではなにやら妙な空間を使って「マッチ売りの少女」のステージ上演をやっていて、当初はそっちを見物して夜の成田便で戻るつもりだったんだけどさ。ま、大人しくボンソリちゃんの闘いを眺めることにしましょ。なんにせよ、オクトーバーフェストが終わらないとバイエルン王国帝都はまともな音楽シーズンにはなりません。オペラ劇場前には、オクトーバーフェスト・パレードのための見物席が仮設されてます。
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さても、先程、10日間滞在したミュンヘン厄偏庵を出てこようとしたら、我が部屋の真ん前の木に架けられた鳥さんのお家近辺で、またまた騒動をやってました。
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ここにはシジュウカラさんのご一家が住んでらっしゃいます。
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こんな風にご飯探しにご出勤していく。
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滞在中、朝になるとチュンチュンじゅくじゅくピーピーと大騒ぎをしてくれているご一家、何かと思えば、どうもシジュウカラ邸の前にある餌だまりに、これまた近所にお住まいなんでしょうねぇ、ゴジュウカラさんがやって来ては、ご飯をいただいてるんですわ。
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シジュウカラ一家にすれば、俺んちの前にある餌は俺たちのもん。そこにちょっとでかくて腹の色も茶色で、なにやら顔つきも悪辣そうな奴がやってきては喰らっていく。シジュウカラさんたちは、あちこちから拾ってきたご飯を家の前の枝のどっかに貯蔵しているようで、それをくすねに来てるみたいにも見えるなぁ。

それどころか、留守にしているとシジュウカラ邸にまで侵入しようとする。で、ゴジュウカラさんが来るとどこからともなく最低は1羽が戻ってきて、チュンチュン鳴いてはここは俺んちだぞ、と牽制してら。家に不法侵入(?)しようとする素振りなどみせようもんなら、一家でよってたかって大騒ぎをしてくれます。どうも毎朝の行事みたい。

ちなみにミュンヘンのシジュウカラさんは東京湾岸厄天庵の足下なんぞでジュクジュク鳴いてるのと同じに見えますが(違うと言われると違っても見えるなぁ)、どうもゴジュウカラさんは日本列島にそれほどの数ではないけどお住まいになってる方々とはちょっと違ってるみたい。
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頭を下にして木の枝をたたたたたたたたたと歩いて降下していくことがあるんで、最初、ケラさん系かと思いました。丸顔で雀や文鳥さんなんぞと同類の顔をしたシジュウカラさんに比べると、ちょっと面長でくちばしも長いし。

そんなこんな、昨年は反対側の部屋で栗鼠さんちが隣
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2012-09-08
今年はシジュウカラさんちのお隣で過ごした10日間も、なんとか無事オシマイ。到着した日に2.5㎏買い込んでしまった芋をどうにか食い上げ、もう暫く芋はみたくもないです。次にここに来るのは、来年の6月頭、ボルチアーニの後にちょっと寄って「兵士たち」を見物する予定のときかな。19番のトラムの修理は年末までというので、いくらなんでも大丈夫だろうなぁ。

ミュンヘンコンクール、来年はチェロとピアノがあるけど、まあ、来ません。再来年もあまり関係ない。2016年に予定されている弦楽四重奏には…ううん、また来るんだろうなぁ。問題はこの年はバンフと一緒、ってこと。やくぺん先生はともかく、参加者はどうするんじゃろね。下手すると重なるぞ。いやはや。

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