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早すぎる蜜柑穫り入れ [葛飾慕情]

世間は超大型台風やら震度七大地震やらで大騒ぎな中、敢えてアホみたいにノンビリしたどーでもいい話です。

本日、なんのかんのなんかんのあって、いきなり若い友人が葛飾オフィスに高枝切り鋏を抱えて参上(京成電鉄の車内にどうやって持ち込んだのか、まあ、風貌からテロリストや鉄道ジャック犯には見えないけど)、オフィス外壁部を蔽い尽くさんという勢いの植物群に向け、果敢な闘いを挑む次第となりましたです。

そもそもの事の発端は、「今年は空前の蜜柑大豊作で、お隣さんの奥様ともどうしたもんかと頭を抱えてる」という話をしたことにある。思い立ったら動きの早いMさん、じゃあいまから行く、と入谷のお宅から遙々荒川放水路越えて新開地に来て下さった。なんせ、植物覆い隠し入れない葛飾オフィス正面故、現在出入りに使われている通用口の前には、死んだお袋がなんの拍子か植えて育てていた蜜柑の木やら桃の木があり、蜜柑ったらこんな案配。
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町工場に資材製品運搬するトラックが年がら年中行き交い、通りを真っ直ぐ行った突き当たりにある中学に向けてちゅーぼーが束になって通学する街場の公道。昨年くらいに近くの蕎麦屋がいきなりインターナショナル・ゲストハウスに商売替えし、世界中のトーキョーガイドブックに紹介される穴場になったらしく(なんせ羽田成田共に乗り換え無し1本で40分という滅茶苦茶好立地…新開地だけどさ)何語かまるで判らん言語で浮かれたりヒジャブ被ったりした連中が歩いてる多国籍社会になっちゃってる。目の前に黄色く光るまあるい蜜柑なんぞ突きつけられようもんなら、これはもいでいかないのは失礼と考えるちーぼーやら酔っ払いやら異文化人やらに溢れているわけであります。お隣の奥さんによれば、既に蜜柑はいくつもなくなっているという。きけば、「これ、緑で堅いうちに柚子みたいにして使えるのよ」とのこと。

まあ、公道にこんなもんを剥き出しにしているこっちが悪いことは火を見るよりも明らかなんで、えええええええい、これは収穫しちまえ、と思ってるところに、やろーやろーと助っ人が登場してくださったわけでありますから、これも天の神様の思し召し。さああ、かっちゃえとっちゃえもぎっちゃえええ!

てなわけで、入口周りの枝をはらい、流石に公道に突き出し過ぎた柿の枝をなぎ倒し、その間にもボトリボトリと緑色の柿の実が落ちてくるのを呪いつつ、作業すること1時間と半ほど。ええい、助っ人さんがどなたか、お判りになる方には判る写真をぺっとり貼り付けちゃえ。
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作業の間は、今年のゆふいん音楽祭の反省会になったのは言うまでもないことでありましょーぞ。

かくて、これが収穫された葛飾無農薬蜜柑。2ダースちょっとくらい。
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全て谷中に持って行かれましたが、あれ、どーすんのかしらね。なんせMさんちにはゆふいん某超名旅館から柑橘類が送られてくるそうなんで、こんなへっぽこ葛飾蜜柑、使うもなにもなかろーに。

これだけ収穫しても、まだ少なくとも2ダースくらいは枝にぶら下がってます。11月上旬若しくは下旬の日曜日に予定される恒例の柿取り入れ大会まで、いくつサバイヴして下さることやら。確かに日だけは短くなってきてる新開地。さて、上野の杜に若いクァルテットを聴きに出かけねば。

蜜柑垂れ 柿の実落ちて 秋何処

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