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原智恵子のピアノ玉川大学に還る [カサド・コンクール]

「ガスパール・カサド展」展実物搬出が全て終わり、八王子市いちょうホール第1展示室でお留守番です。スタッフはみな夢美術館にケースを返しに行ったり、原智恵子のピアノを玉川大学に返すピアノ運搬車に同行しており、誰もいません。小生だけが残ってます。あ、奥に山のように残った当日プログラムがあるぞ。いいのかぁ。

ガランとした展示室は、まるでキューブオブジェの展示会みたい。この上に展示板が乗っていた。

なんのかんの、夏前から師走までの約半年、実質的には単行本を一冊やったくらいの作業量だった資料調査及び展示キャプション書き仕事。いろいろ勉強になったし、Tokioに居ながら極めて興味深い一次資料にこれほど直接触れたのは、なによりも得難い経験でした。新しい人にも、才能にも、いろいろ出会えたしね。
勿論、毎度のように、イヤなことや面倒なこと、知らんほーがいいようなことなんぞも、いろいろいろいろあった。でも、トータルで「良かったこと」>「イヤなこと」だったと考えるようにしないと、とってもじゃないがこんな人生やってられんわいっつ。

最後に、「ガスパール・カサド展」の展示会としてのデータを記しておきましょう。

11月22日から12月3日までの総合述べ入場者は1,437名。展示会場出口に置かれた募金箱に入れていただいたドーネーションの総額は、なんと20,482円となりました。お一人様あたり14円ほど、まあ、当初の謳い文句が「差し上げたハンドアウトのコピー代を献金していだだければ幸いです」でしたから、そんな気持ちは伝わったということでしょう。

この献金額は、「ガスパール・カサド国際チェロコンクールin八王子」実行委員会予算の雑収入に計上されます。有り難う御座いました。

桑の町に通う間に世は師走、いよいよ明日からクリスマス前から大晦日までの南方取材旅行準備に本格的に着手せねばならぬ。年の変わり目を挟み、越南から紐育、北欧と、矢立からげて厳冬の空。立山山麓から多摩丘陵へと紅葉を追いかけたドメスな秋が終わり、再び湾岸発たびの空の季節。


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いもちゃん

お疲れ様でした。貴重な資料に細やかな解説。行く度に足を運ばせていただきました。まるでカサドさんのことを知らない私でしたが、たくさん学習させていただきました。かなり流れ出してはおりますが・・・。(笑)
タイミングが合わなくて聴けませんでしたが、やくぺん先生のレクチャーを聴きたかったです。残念。
わたしもボランティアとしてまた観客としていろいろ関わりましたが、気持ちは同感。でもトータルするととってもいい思い出ができました。
今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
by いもちゃん (2006-12-05 01:40) 

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