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デュトワとかハイティンクとか [音楽業界]

恐らく、あちこちの音楽情報系ウェブサイトでもう騒がれてるんだろうけど、ま、早くしないと記事が有料になっちゃうので、この電子壁新聞でも記しておきます。

今朝早朝に配信されてきたNYタイムズ電子版によりますれば、東京の皆様お馴染みの指揮者シャルル・デュトワ氏が、フィラデルフィア管弦楽団の「首席指揮者(チーフ・コンダクター)」になるそうです。エッシェンバッハが有していた「ミュージック・ディレクター」の地位ではありませんから、誤解なきよう。全部貼り付けるのはおっかないので、最初の所だけ。ほれ。ちゃーるず・てといっと、なんて読まないように。

The Philadelphia Orchestra Names a Chief Conductor
By DANIEL J. WAKIN
Published: February 24, 2007
The Philadelphia Orchestra, facing the imminent departure of its music director, is buying time in its search for a replacement by naming Charles Dutoit chief conductor and artistic adviser.
Charles Dutoit is to be Philadelphia's chief conductor and artistic adviser.
Mr. Dutoit was a natural choice. He made his debut with the Philadelphians in 1980 and has led the orchestra in its summer concerts at the Saratoga Performing Arts Center since 1990. He was also director of the orchestra’s concerts at the Mann Center for the Performing Arts in Philadelphia for a decade.

原文は以下。数日で見られなくなりますので、急いでください。なんかこういう引用、良いんでしょうかねぇ。怖いなぁ。
http://www.nytimes.com/2007/02/24/arts/music/24orch.html?_r=1&oref=slogin

まあ、いろいろご感想はあるでしょうね、日本の音楽ファンの皆様も。なんせシカゴがハイティンクとブーレーズ、それに続いてフィラデルフィアがデュトワ、NYは退任するマゼールが勝手にバレンボイムを指名して一悶着、ボストンはレヴァインが病気がち、という有様ですから。1980年代頃までの音楽雑誌なら、もう大騒ぎだったでしょう。北米メイジャーオーケストラが日本の音楽ファンに影響力が強いレコードビジネスから一斉撤収した今は、「へえ、だからなんじゃい」という感じでしょうけど。

それにしても、この「チーフ・コンダクター」ってのはなんじゃろね。都響の「常任指揮者」に就任直後、椿山荘の立派なホテルの一室で小生がデ・プリースト御大にインタビュー仕事をしたとき、オフレコになって「マエストロ、ぱーまねんと・こんだくたあ、ってなんですか」と尋ねたら、「俺も知らん、教えてくれ」と返されましたっけ。いやはや。

全く個人的な感想を述べれば、つなぎ人事ばかりで先送りされてるこのところの北米オケの人事を眺めていると、指揮者がどうこうよりも、指揮者の人選に決定権を有するボードの力が猛烈に落ちてるんじゃないかなぁ、と思える。アメリカの金持ちや都市の名士のあり方が、1990年代以降に構造的に変化してるのかなぁ、とか。

ま、なんだかしらんが、噂話に毛が生えたよーなえーかげんな話題でした。ホントはあたしもそんなに関心はありません。コメント欄で議論をふっかけてきても、なにも内部情報なんてもってませんよ。商売柄、フィラ管の広報の連絡先は判るし、数年前の広報チーフは知ってるけど、この電子壁新聞は商売じゃないんだから、フィラ管に連絡してどうのこうの、なんてことはしません!はい。あ、そうそう、フィラ管の広報現場の奴って、ボロメーオQのまいちゃんのオーブリン時代の同級生だったっけ。今頃、地獄のように大変だろうなぁ、新しい資料作りが終わったら、取材対応だろうし。

さて、2月は短い。わたくしめも地獄のように働きます。


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 サンフランシスコ人

ハイティンク....2018年10月25日のシカゴ交響楽団の公演時に転倒...

http://chicagoclassicalreview.com/2018/10/thrilling-memorable-bruckner-and-a-scary-moment-from-haitink-cso/

"Bernard Haitink stepped off the podium and seemed to waver and lose his balance. Violinist Sylvia Kim Kilcullen reached out in an attempt to steady him, but the 89-year-old conductor stumbled backward and fell onto the stage."
by サンフランシスコ人 (2018-11-06 02:08) 

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