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ズバリ紫式部おひとり様! [音楽業界]

昨晩のアサヒビール本社1階ロビーでの松原勝也氏ロビーコンサート、雨の降り出した夕方、吾妻橋渡りゃ向島、ならぬビール工場跡地にいらっしゃった500人くらいの人々は、熱いかっちゃん節を堪能なさったと思います。緋国民楽派系音楽でここまで燃えられるのだから、さすがだなぁ。

昨日お伝えしましたように(http://blog.so-net.ne.jp/yakupen/archive/20070424)、この演奏会のハイライトのひとつは、終演後の「市民パトロネージュ」、ロビー出口でのドーネーションでした。「お代は聴いてのお帰りで」ってやりかた、まさか「なんぼ集まりました」とはきけなかったけど、皆さん、慣れないながらもお札などをお入れになっていたようです。さほど混乱はなかったみたい。

そんな中、大川河口の方からどんぶらこっこと遡ってやってきた(わけはなかろうが)NPO・TANのサポーターさんたちがおり(松原さんは7月のサポーター企画第一生命ホールオープンハウスにご出演なさるそうです)、「お恥ずかしいことですが、常識がなく、どれくらいいれたら良いのか分かりません」って困ってました。うううん、まあねぇ、そりゃそーでしょーねぇ。少なすぎるとみっともないのではないか、多すぎるとビックリされるのではないか、悩み出したらキリがない。

さても、では、ここでやくぺん先生が決めてあげましょ。

「市民パトロネージュの相場はなんぼか」の常識は、残念ながら、日本では存在していません。ですから、こういうあり方が当たり前のアメリカの美術館や博物館、はたまた世界のどこでもある「クリスマスコンサートのパストラール演奏の間にまわってきたり、教会でライブのバッハ作カンタータ演奏がついたミサでまわってくる献金の額」などを考え、敢えて断言する「アサヒビール主催吾妻橋ロビーコンサート市民パトロネージュの相場」は…ズバリ、紫式部さんおひとり、です。

ドル札ならば20ドル、ユーロだったら10ユーロ、といったところ。おいおい、随分額が違うじゃないか、とお思いでしょうが、こういう「ポケットに手を突っ込んで札を取り出す」類のドーネーションでは、日常感覚としてどのくらいの額の札が普通に流れているかがポイントです。アメリカ合衆国の20ドル札というのは、日本の1000円札くらいの感覚ですからねぇ。だから、美術館やら展示会ならば、1000円札1枚、というのが妥当なところでしょう。とはいえ、昨日の松原さんの演奏会みたいな2時間以上のフルコンサートとなると、いかんせん野口英世博士おひとり、ってのもちょっと失礼。んで、紫式部女史の登場となるわけです。懐に余裕のある方ならば、樋口一葉さんに登場して頂くべきでしょう。

世間の風潮から考えて自分が貧乏な人間である、まだ自分が学生で親がかりである、などと自認なさってる方はその半分(日本円なら1000円、ドルなら10ドル、ユーロなら5ユーロ)でも良いでしょう。
あ、おつり下さい、ってのは厳禁です(領収書下さい、ってのもね)。ですから、たまたま万札しかなかったら、しょうがないから小銭入れにある全額ひっくりかえしていき、次の機会に少し調整する。次の機会というのは「この演奏会シリーズの次回」という意味ではありません。銀座四丁目交差点の救世軍慈善鍋でも良いし、教会の献金でも良い、なんであれ、自分がドーネーションをするとき、ということです。ドーネーションの基本は、相手と自分の関係ではなく、神様と自分の関係にあるのですから。神様のお財布、最終的にはひとつ。

どうしてそれが相場なのか、なんの根拠があるのか、そんなこと突っ込まれても、今日は忙しくて書いてる暇はなし。こんな意見もある、と思って下さいな。

ところで、2000円札って、今年になってからまた手にしたことないんだけど…まだ流通してるんだろーなぁ。


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