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成田でボーディングパスをなくす [たびの空]

無料の無線ランが飛んでるビジネスラウンジにいられるのもあと20分、太平洋越えてSFOに至るたびの空の途上です。

毎度ながら寝てない頭で朝の11時から佃公園で10年ぶりに復活した「家族お楽しみ会」の町会広報取材を慌ててやり(かの和歌山カレー事件以来ずっと中止だったそうな)、「佃の長老に昔遊びを教わろう」という謳い文句なのにどうみても「佃の長老が昔遊びで遊ぼう」になってるとしか思えぬ状況に苦笑。「俺、マイベーゴマ持ってきちゃたよ」だもん。

んで、箱崎から日曜昼過ぎのリムジンバスで爆睡、起きたら成田。今回は無料航空券なので、嫁はANAであたしはNW、じゃあまたSFOの入国を出たところで、と別れてセキュリティ・チェックに向かうと…

あれぇ、ボーディングパスがないぞ。

いや、なんか妙に焦りませんでしたね。ま、どっかで落っことしたんだろう、さっきから半分寝てるからなぁ、さっきフードコートでバクテイ麺喰ったところかなぁ…なんて思いながらもう一度ボーッと歩き、焦ってる嫁を尻目に、まあいいやもう一度発券して貰えば、とすっかり思考停止モード。

なんせね、今時のE-チケット、あの有り難みのないピラピラのプリントアウト紙。それに、ボーディングパスがあろうがセキュリティを突破できるわけでもなく、ましてや出国など不可能。焦る理由はなにもない、と考えれば考えるほどノンビリしてくる。で、いちおう立ち回り先を調べないとなぁ、とNWカウンターに戻り、ゲートの向こうのおねえさんに「あのぉ、ボーディングパス、無くしちゃったんですけどぉ…」と情けないアホ顔を晒す。
あちらさんも慣れたもの、というわけじゃなかろーが、昔のような実券ではなく、データに入っていてあとはクレジットカードでチェックするだけの架空チケットみたいなものだから、まあじゃあこのアホのためにもう一回出してやるか、でもバゲージクレームタッグはもう一度は出せないので、番号を控えさせていただくようにいたします、って仰るおねえさんがパスポートとE-チケット番号を持って奥に入っていったところへ、空港警備員さんが「このボーディングパスが落ちてました」と持ってきてそのおねえさんに渡そうとする。
おおお、あたしのじゃあたしの、どこにあったんですかぁ、え、本屋さん、はああ、スイマセンすいません。ありがとーございます。いやぁ、貴方が拾って下さったわけではないとはいえ、もしもここがマニラ・ニノイ・アキノ空港なら絶対出てこないだろー、JFKなら返していただくまでに一騒動あるだろー、ありがとーごぜーますだ。

というわけで、無事にあと10分ほどでボーディングです。いやぁ、いいなぁ、E-チケットは。楽だなぁ。器械でスルスルチェックインだし、落としてもへーきだし(←困った客だ!)。皆さん、どんどんE-チケットを使いましょうね。

出国を済ませた成田第1ターミナル北ウィング、目の前になんとコンチネンタルのニューアークやらヒューストン便の尻尾がどっかんと立ってる。そこに向けて、ジャンジャン赤い尻尾のA330が降りてくる。ここはミネアポリスかデトロイトか、って風景。

そうかぁ、春からコンチが第1ターミナルになったんだっけ。なんか不思議な、成田っぽくない風景だなぁ。今回のたびの空、最後は無料航空券の関係でSFOから一度ヒューストンに4時間かけて戻り、コンチネンタルの成田便で延々13時間半耐えねばならぬ。ま、戻ってくるのがかつての第2ターミナル外側南外れの手狭なコンチ溜まりじゃなくなったのは、気が楽だけど。だってあそこ、入国審査まで無用なエアトレイン乗せられたりして、えらく遠いんだもん。いやはや。

というわけで、やくぺん先生カナディアンロッキーはバンフへのたびの空。帰らざる河が流れ、縞栗鼠が走り回り、ポール・カッツ御大とジョン・ラージェス君がストレスで暴れそうなバンフ国際弦楽四重奏コンクールの巻のはじまりはじまりぃ。次回はSFOのトランジット宿かな。


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Minochan

嫁です。やくぺん先生のNWに遅れること1時間(のはずが、今遅れるというアナウンスが…)、もとい1時間半後をANAの青いしっぽが追いかけます。
NWがこの時期、思ったよりもお高く、なんとANAの方がお安かったのです。
それじゃなければ、日本の航空会社など乗れませぬ、はい。
でも、結構意外です。そもそもチケットが高値の時期には、価格差が小さくなりますが、逆転するとは…これも9/11以降の状況。持たざるものには旅のしにくいご時世です。
昨年富山に通ったおかげで、こうしてラウンジでのんびりできる会員資格をいただきました。あんまり寝ていない頭には、この間接照明の薄暗さが心地よい…はずなんですがぁ、かかっている音楽がさっきから、あらら…誰かのヴァイオリンのソロなんでしょう。オリジナルっぽいのもあるので、最近流行系の人かも。
音楽にも「品格」というのがあるよなぁ、と思う今日この頃でした。
by Minochan (2007-08-26 15:49) 

広報栗鼠

おはようございます。yakupen先生、箕口さま。バンフ(栗鼠の王国)での弦楽四重奏コンクールですが、ぜひいろいろ情報ドングリをゲットしてきてくださいね。

今年は海外に行く機会が例年よりも多くなり、マイルなるものがやっと15,000以上貯まりました!おお、国内とソウルに往復チケットが手に入ります。

渡航で確かにお金はなくなりますが、この夏はpricelessな体験をしたと信じております。

お気をつけて行って来てくださいね。ジョンやカッツ氏によろしくお伝え下さい。
by 広報栗鼠 (2007-08-27 11:22) 

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