男爵が晴海にご挨拶

優勝団体記者会見を終え、始まったパーティでここで知った人、いつもの人、やっと顔を出した人なんかに、「またどっかで会おうぜ」と叫んで慌てて最後から何本目かの新幹線に飛び乗り、「音友」用の大阪コンクール＆フェスタ原稿を車内でやっつけて深夜前の東京駅に降りたら、前の車両から堤先生が降りてらっしゃました。文字通りのお疲れ様を申し上げ、久しぶりに厄偏庵に戻れば、清澄通りの向こう、３丁目の「あねは物件０号」と共に一角がゴッソリ解体され始めてら。街は、ホントにすぐかわる。それを哀しむ奴は、都会に住んじゃいけない。うん。

慌てて戻ってきた理由は、本日から晴海の第一生命ホールで「SQフェスタ」が始まるから。地域活動とホールでの演奏会がなんのかんの２週間ほど、この間に月島晴海近辺にいれば、古今のSQ名曲がほぼ聴ける、というNPOトリトン・アーツ・ネットワークの７年の活動を総決算するようなお祭りです。あたくしごとになりまするが、やくぺん先生んちにしてみれば、ここ湾岸でこういうイベントに直接関わる最後の機会になるわけで…ま、いろいろ感じることも多い。
http://www.triton-arts.net/
というわけで、早速、トリトン・スクエアのお昼休み、早速、ニックらが「男爵参上」の名乗りを上げました。

ボロメーオQには特別の許可をいただきましたので、ホールの真下、年末に第九が響いた巨大ロビーにアンプリファイされた響きをとどろかせ、道行くお昼のサラリーマンOLの足を止めさせた「フェスタ開幕お披露目」を、ほんのちょっとだけお聴かせいたしましょう。当電子壁新聞で男爵様が響くのは、意外にもこれが始めてじゃないかな。ま、たまたま本日、当ヘッポコ壁新聞の立ち読み総数100万超え記念、ってこともありますし。

では、晴海SQフェスタ08開幕記念、ボロメーオQの演奏でシューマンの第1クァルテット、終楽章のコーダをどうぞ。マイクを通した音ですので、これが男爵の生のお声じゃあありません。悪しからず。

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なお、男爵は来週の頭に日比谷のランチタイムに出向きますので、そっち方面の方はチェックしてみてください。明日は区内某小学校へ参上します。

コメント 4

大変お疲れ様でした。
最近年１回は春に第１生命ホールで（大阪コレギウムムジクム）演奏するのですがここのカルテットシリーズうらやましいですね。
　この辺に住めたら魚は美味しいし人情は厚いし、いいなあとふと思います。
また記事よませていただきます。
by 皇帝きむち (2008-05-28 21:29) 

皇帝きむちさま、きちんとお返事できず、申し訳ありません。
小生、ここ東京湾岸に庵を結んでから、「音楽というのは基本的にローカルなもので、インターナショナルなスターは極めて特殊である」という確信を強める一方であります。正直、仕事としてはちゃんとフォローしますけど、アルバン・ベルクQの解散ツアーなど、ホントはどーでもいいと思ってる次第であります。トリトンがボロメーオQと付き合っているのも、彼らが「レコードをいっぱい出す国際的に有名な弦楽四重奏団」になる力と可能性を持ちながら、敢えてそうぜずにボストンをベースとするローカル団体としてのあり方を基本にしている姿勢を信頼するからでもありますし。

その意味で、大阪であのような活動がきちんと成されていることを、ある意味、うらやましく感じます。プロフェッショナルな音楽家として自分らがどのような人たちに求められ、どう応えていけば良いのか真剣にお考えになられている演奏には、感銘を受けました。「ジュピター」のトリオ部分から始まってアレグロを真ん中にしちゃう編曲にはビックリしましたよ。なーるほど、って。

by Yakupen (2008-05-29 01:14) 

　おお！ここでコメントしていただいている！忙しいのにありがとうございます。
　我々確かにそういう姿勢で音楽やっています。また聞いていただく機会あれば嬉しいです。この結果に甘んじず落ち込まず音楽人生歩みたいです。
　ジュピター・・・・・ありがとうございます！ホルストに怒られるかもしれないので（笑）ジュピター・コラージュと名前付けました。編曲でももっと新境地目指します。重ねて、ありがとうございました。
by 皇帝きむち (2008-05-31 15:18) 

いつも”愛のある”サポートに感謝しています。またビシビシご指導、よろしくお願いいたします。
by さくらのママ (2008-05-31 23:30)