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カーゲル没 [現代音楽]

NYタイムズで知りました。水曜日にケルンでお亡くなりになたそうで、ドイツではもう数日前から大騒ぎだったようです。
http://www.nytimes.com/2008/09/20/arts/music/20kagel.html?_r=1&ei=5070&emc=eta1&oref=slogin

先週の日曜日、ベルリンの楽器博物館の無料古楽器コンサートで、「復元されたサッフォー頌歌」なんてアヤシイものをアウロスやらキタラやらアンティック・シンバルやらの合奏で聴きながら、「なんだかなぁ、オルフ、ってか、カーゲルみたいなもんだわ」とボンヤリ思ってた。その頃にはまだ存命でいらっしゃったんだなぁ。

この方もブエノスアイレスからやって来て、ドイツに住み着き、「ドイツのゲンダイオンガク」の代表者って顔になっちゃったところは、なにやらバレンボイムなんかに似てますね。極東の島国にいると見えにくいけど、南米とドイツの流れって、案外、20世紀の音楽史、演奏史を考えるには重要なラインなのかもなぁ。クライバー親子といい、バンドネオンとアコーディオンの関わりといい。
さても、何をもって偲ぶべきか。案外、難しいぞ。YouTubeに南米っぽいカーゲルが落ちてましたんで、これでも眺めて、皆々様も追悼いたしましょ。爆笑ギリギリの映像の馬鹿っぽさが、ある種、カーゲルの本質を突いてるかもね。
http://www.youtube.com/watch?v=963AgJeM_-o

アルミンクNJP社長、リームとかクルタークとか、最近はヴィリなんぞを散々やってるのに、シュトックハウゼンとかカーゲルとかはどーしておやりにならんのでしょうや。そろそろこのあたりで、「ドイツ系戦後前衛の古典たち」を纏めて定期でやる時期になってきてるんじゃないでしょうかね。両国国技館で「グルッペン」やってくれ、なんて無茶は言わないからぁ。

とにもかくにも、ご報告でした。

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