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デンマーク中央強行突破! [弦楽四重奏]

第11回ロンドン国際弦楽四重奏コンクールの結果が出ました。こちら。拍手がうるさいので再生音量に気をつけて。
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本選はBBCラジオ3が収録していて、こっちの火曜日の夜に放送があるようです。ネットでも聴けるでしょうから、関心のある方はチェックしてみて下さい。一応、結果だけを記せば、以下。

第1位:デーニッシュQ
第2位:ヴォーチェQ
第3位:シグヌムQ

アデス演奏賞はデーニッシュ、興味深いことに聴衆賞は2番目に弾いたシグヌムでした。これだけばらけるのは珍しい。他の細かい賞は、公式ホームページをご覧あれ。多分、あと数時間で、ここが更新されると思います。
http://www.lsqf.com/quartets-2009.pl?view=finalists

なお、KNUAQの若者には、「どっかでもっと勉強させてあげましょう賞」みたいなものが授与されました。彼らには凄く意味がある賞ですね。

というわけで、まあ、ある意味、順当。ある意味、へえええええ、な結果です。デーニッシュQは強烈な鋼鉄の響き一本槍で、その武器はスゴイんだけど、まだまだ手数が少なく、それをどう評価するかで客席も意見が割れていました。正直、評論家筋のウケは今ひとつだった。ま、その辺りは来月の”The Strad”をご覧下さい。小生は恐らく、初夏頃の「ストリング」に書くでしょう、多分。別に急ぎの内容じゃないんでね。もう題は決まってる。

まあ、結果はともかく、今日もウィグモア・ホールを今の姿にした伝説の人、ウィリアム・ライン氏がいらしていてちょっとお話できたし、久しぶりに評論家のT.P氏といろいろ話せたし、パドックとしてはとっても収穫のあった1週間でした。やっぱり、ロンドンは都会だわ。

てなわけで、バンフ・コンクールのディレクターのバリー以下、北米系の顔には「じゃあ、また来年、バンフでね」と手を振り、英都の方々には「来月の19日ですので、また連絡します」と宣伝を繰り返し、ふううう、とため息をひとつ、もう人通りも途絶えたウィグモア通りへ。いつもながらの、イースター前のロンドンの夜がそこにある。
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あと何度、こんなことを繰り返すのか。次回のロンドンは、オリンピック前の大騒ぎなのかしら。そのとき、我が湾岸はとっくの昔の祭りの後、なのか。

さあ、戻ったら新厄偏庵への引っ越し騒動。で、一息つく間もなく、数週間後にまた英都に舞い戻ることになってしまった。置いてく程の荷物もない、相も変わらぬたびの空。

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