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ソウルの街をリヤカーは往くのだ [たびの空]

ソウルの宿です。新厄偏庵を朝6時前に出て、6時半過ぎに羽田の小さな国際線ターミナルに到着。アッとゆーまにチェックインし荷物を預け(中は月曜締め切りの原稿の資料ばかり!)、ラウンジに座って窓を打つ稲妻とアスファルトの地面を叩く大雨をボーッと眺め、8時ちょっと前に搭乗。連休明けの朝一便ANAはパッツンパッツンではないもののそこそこ客はおり、無料航空券のやくぺん先生もちゃんと乗せてくれて、ぼーっと寝たり起きたりしているうちに金浦空港に着陸したのが10時10分くらいか。
アッという間に入国、あっという間に荷物が出て来て、税関検査もなにもなく抜け到着ロビーに出れば、目の前に猿でも判る地下鉄の絵と5という数字。おお、あっちが地下鉄5号線じゃあ、黒塗りの模範タクシーの列を無視して地下鉄入口に入ると、思った通り延々と歩かされ、国際線ターミナルと国内線ターミナルの間にある地下鉄金浦空港駅まで10分もある歩道を歩けば、おお、周囲は全てハングルの世界(当たり前じゃ)、ってか、ハングルが無ければ博多にでも来たくらいの感じ。自動販売機の横についているおにーさんは英語よりも日本語が達者で(どうもこの街ではこれに調子が狂う)、2500ウォンで交通カードを買い、なんだかわからぬがともかく2000ウォンをチャージして、「カムサハムニダ」一本槍でどこまで行けるかのたびの空が始まったのであーる。
…と思ったら、車窓に見えるのは空じゃなく、地下鉄5号線はホントに延々と地下でした。携帯帝国朝鮮半島なのに、意外にも車内は新聞読んだり本読んだりしてる人が多くて、地下鉄有楽町線のような「一列端から端まで全員が携帯に入力中」という姿はありません。それに、マスクしてる人も、空港の保険管理官さん以外にひとりも見ません。

ぶたいんふるえんざ、どこじゃ?

てなわけで、地下鉄5号線と6号線が交差するソウル駅西の下町地区に突然ロッテが建てた「高級ビジネスホテル」のオープンお試し激安価格客は、昼過ぎにはすっかりお仕事モードでソウルの下町の昼の雑踏を見下ろしているのであった。おお、我が友リヤカーが、猛烈な渋滞の中をどーどーと逆走してゆくではないかぁ!
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判りにくいなら、アップでどうぞ。ほれ。
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リヤカーが向かう方には、高層ビルと、開発に取り残されたような路地の古い家並みの一角が並んでる。きっと、新厄偏庵の向こうの大京マンションからみおろすと、こんな風なんだろう。あっしらがリヤカー弾いてるのを、こうやって高いところから見下ろしてるお金持ちがいたんだろーなー。
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さて、全て環境も整ったので、これから1時間ほど寝て、ちょっと仕事して、日が傾く頃には地下鉄5号線で4駅の世宗文化会館にでかけてみましょか。16歳のファーストちゃんが作品18の5を弾いてくれるんだもん、おじさんはもーワクワクさ。

伝染病 なんぼのもんじゃ ソウルっ子

追記:その後、午後と学校帰りくらいの時間、それに夜7時頃と10時頃に世宗文化会館から宿まで何度も地下鉄に揺られた結果、マスク着用者2名を発見しました。日本以外の都市部でマスクを着用している人をライブで眺めたのは始めてです。ちなみに、靴脱いで席に座っちゃってる老人2名も発見しました。なお、携帯に関しては、どうやら最初の印象は間違いだったようです。確かに東京の地下鉄のように一斉に文字を打ち込んでいる状況はありませんけど…そんな面倒なことをせずに、みんな地下鉄内で電話かけております。まあねぇ、「車内で携帯電話を用いない」というのは日本のローカルマナーですから、どうこう言うもんじゃありませんけど。ただ、携帯を使うときに口を手でカバーする、という仕草は日本にはないなぁ。うん。

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