一丁目で建て替え

このところ、わしゃ一体どこに住んでるんじゃ、と思うくらい厄偏庵にいる感がなく、当電子壁新聞の駄話コーナー（みんな駄話だ、という意見にも賛同せにゃならんけど）たる「新佃嶋界隈」エントリーがめっきり減ってる。で、久々の閑話。税金やら御上の判断など、生臭い話じゃありません。

嫁さんから電話で、「あした持ち寄り忘年会なんで、田中屋さんで鱈子と浅蜊を100グラムづつ買っといて」という連絡があり、久しぶりにチャリチャリ動かしてやらんと雨曝しで錆びちまうぞ、と自転車の鍵を取り出す。昨日のフィンランド大使館、一瞬、チャリチャリ行こうかと思ったのだが、麻布十番近辺の坂のグチャグチャぶりを考えて止めたっけ。正しい判断だった。うん。

で、ほんの数百メートル、チャリチャリと佃小橋を渡って、大河端カミソリ堤防横の佃煮の田中屋さんに参りましょか。と、橋の向こうに工事車両がいっぱいいる。なんじゃらへ、と思えば、佃小橋西詰の妙にスタイリッシュな中華屋の向こう、住吉さんに向けて右に折れる先の何軒かのひとつを解体作業中でありました。

直ぐ向こうが佃盆踊りでお馴染みの、戦争中に強引に路地をぶっつぶして防火用に道を広げた結果出来ちゃった、佃一丁目のプラッツァになる辺り。駄菓子屋さんのちょっと前、お箸屋さんの向かいです。佃盆踊りプラッツァ側から眺めると、こんな感じのとこ。奥が佃小橋で、ちょっと行くと厄偏庵の路地を100円自動販売機側に出たとこになる。

なにせ東京都の法律で、この辺りはどんなもんを建てようがご勝手に、な空間。まさかこんな狭い土地に突拍子もないもんを建てるとは思えないけど、何が起こるかわからんなぁ。佃近辺にゃ、地図持って空いた土地物色してるアヤシぃいいいいぃオッサンが年がら年中キョロキョロしてるもん。

ことによると「伝統の下町佃」の景観をトンでもなく変えかねないこの建て替え、さても、どうなることやら。