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初夏のレッジョでクスQ三昧 [弦楽四重奏]

クリスマスケーキとローストチキンを売り尽くした新橋近辺じゃ、はやお正月屋さんが仮店舗を設営し始めてる外堀通りをチャリチャリ走り、溜池近辺まで出向いて、クリスマス休暇で奥さんの実家に里帰りしてるクスQの第2ヴァイオリン、オリバー・ウィル君と会って昼飯喰らって来ました。

いやぁ、1年ぶりくらいかな、ま、基本はどーでもいい話で、2割くらい凄く真剣な話。無論、ドイツの室内楽業界のこんなところに書けないようは話はてんこ盛り。ま、それはそれ。せっかくだから、これが最近の連中の公式写真ですな。チェロがアルメニアだかどっか出身なんとかヤン君になって、ずいぶんと響きの色が変わったみたい。
KussQuartet.jpg

さても、日本語文化圏津々浦々、恐らくは100人くらいはいらっしゃるんじゃないかと思われるクスQファンの皆様に、耳寄りな情報です。って、残念ながら来日とかCD新譜が出るとかじゃあありません、ゴメン。

来る6月中頃から20日くらいまで、イタリアはレッジョ・エミリアで「クスQに捧げるフェスティバル(仮称)」が開催されます。おおおお、パチパチパチパチぃ、スゴイすごい!

主催は、言わずと知れた、パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール事務局です。コンクールの事務局を母体に、かのイタリアQの聖地をクァルテットの聖地とすべく、毎年初夏(コンクールが開催される頃ですな)にクァルテットを中心としたフェスティバルを開催するプロジェクトが、一昨年から始まっております。今年は全然お伝え出来なかったんだけど、世界中からアマチュアの弦楽四重奏団を集め、ブルネロを中心にアルテミスQらがコーチングをするというフェスティバルがありました。日本からも参加者があり、大感動の日々だったとのことであります。こちらをご覧あれ。楽しそうでしょ。
http://www.apa-music.org/event/italy/index02.html

んで、このフェスティバル、来年のメインアーティストがクスQだそうな。今年はアマチュアのフェスティバルだったわけですけど、来年は若いプロを集めたコーチングと、シューマンを巡る演奏会(「2番は俺たちはやらんぞ」とのこと、うううううん、やっぱり…)。それに、なにやらやたらと趣向を凝らしたレッジョの街のあちこちでの演奏会が予定されているそうです。まだ細部は確定していないようですけど、ウィル君はとっても嬉しそうにプロジェクトを説明してくれましたよ。そうそう、ブラームスのピアノ五重奏曲のオリジナル弦楽五重奏復元版もやりたい、なんてトンでもないことも言ってたぞ。

てなわけで、数度の来日でクスQをお気に召した貴方、今からまだ遅くない、CDやら楽譜やら演奏会チケットやらに使っちゃうお小遣いから毎月3万円づつ貯めて、頑張って来年の6月にイタリアQ生誕地巡礼をいたしませんか。エマーソンQもミロQも日本を去った後に成田を出れば大丈夫、バッティングしませんっ。詳細はまた当電子壁新聞で発表いたします。

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