SSブログ

帰りたい帰れない~成田編 [演奏家]

昨日から、ちょこっと魚津まで行って帰ってきて、本日はホントに心温まる「たびの空」ネタの予定だったのですけど、なんせ世界のたびの空が大混乱であっちこっちからいろんな話しが飛び込んでくる。
そんな中で、先週、東京でリサイタルをし、シマノフスキーのソナタで大物ぶりを発揮して下さり、さてお勉強、と留学先のベルリンに戻る筈だった若手ヴァイオリニストの小林正枝嬢が、成田の状況を報告して下さいました。この瞬間に何が起きていたか、歴史として後に伝えるために当電子壁新聞に公開してよろしいであろうか、と尋ねたらOKを頂きましたので、有難く掲載させていただきます(お写真は、一昨年だか、ベルリンの楽器博物館でデートしたときのもの、なんか当電子壁新聞じゃあないみたいな華やかさだなぁ)。この数日のドタバタを世界中から集めてエピソード集をつくれば売れるぞ、なんて声も飛んでる今日この頃。

※※※※

小林正枝の2010年4月19日成田レポート

032.JPG

昨日(4月18日)の時点で私が乗る予定のオーストリア航空に問い合わせたら一応飛ぶと言われたので、バタバタ慌ただしく準備をして空港に行ってみました。
欠航になった17、18日分の外国人搭乗者が優先と言われたものの、向こうに住んでると言って、ダメもとでその列に並ばせてもらうとチケットも発券してもらえたました。
ですが、税関、出国審査も終えて乗るだけというところ(フライト30分前)で欠航と言われてしまい、なんだか今日は半日かけて、自宅と空港を往復するだけになってしまいました。

最初から欠航と言われている方がラクでしたけれどしょうがないですね。自然が相手なので、 いつの便なら大丈夫などはっきりした事は誰も言えないのでしょう。予約の変更は自分でやり直せと言われてしまいました。ベルリンも動いてないようなので、乗り継ぎもどうなるのか等面倒。ちょっと現実逃避しています。

なお、予約し直すための電話サービスカウンターは9:30〜17:30でしたから、私が今日、家に戻ってきた時には、もうかけてもテープで終了の旨流れるのみでした。情報も錯綜しているでしょうし、皆さんかけるでしょうから、明日はきっと電話と格闘です。

ちなみに、来日中だったライナー・ホーネックさんと、奥様でしょうか?女の方と、もう1人ヴァイオリニストも一緒の便でしたよ。

チェックインカウンターで待っている間から、ずっとものすごい人で、テレビカメラも何台か取材に来ていました。帰って来てから見たNHKのニュースでは、搭乗口で私の真横で外人にインタビューしていた映像が何回も流れていました。


2010年4月20日追記
・ミロQの皆様:ドイツ演奏旅行を終えたものの、テキサスに帰国できず、ドイツにて待機中
・パシフィカQ第2ヴァイオリン奏者シッビ氏のコメント:「小さな小さな我が祖国アイスランドがヨーロッパ全体をスタッグさせるなど、なかなか愉快痛快なことではあるまいかぁ、わーっはっはっはぁ!」
・業界関係メイリングリストで、NYからこんな情報が流れてきました。関空ではスタッグしてる人たちを温泉に招待したそうですけど、なかなか粋な計らいですねぇ。無論、これは民間の勝手なチャリティですけど。
Free Ticket offer for Stranded EUROPEANS from american classical orchestra for Saturday, April 24
Beethoven’s 9th is the FINAle of the American Classical Orchestra’s Silver Anniversary season; Program to feature 250 musicians and dancers AT st. john the divine

FOR IMMEDIATE RELEASE: All European-nationals who are stranded in the NYC area are invited by the American Classical Orchestra (“ACO”) to be their guest at the finale concert of their 25th anniversary season on Saturday, April 24 (8 PM). Bring your European-country passports and you’ll receive 1 (one) free ticket per person. The music director Thomas Crawford stated “Some of our musicians are stranded in Europe. We are re-enacting a European coronation in a stunning cathedral (help them feel at home!). Beethoven Ninth is a people-uniter, prompts people to want to reach out with gestures of love and humanity. It refers to the power of nature (not volcanoes but the starry firmament). This is an overwhelmingly 'happy' concert, thrilling, uplifting, so it will bring joy and familiar ground to those stuck here.”

The American Classical Orchestra will also feature Handel’s Coronation Anthems with 60 dancers, and for the Beethoven 9th, four soloists will be joined by three different choirs, totaling 150 singers. The Coronation Anthems were written for Westminster Abbey, on the occasion of the coronation of King George II in 1727. The performance at St. John the Divine will feature dancers from the Purchase Dance Corps from the Conservatory of Dance at Purchase College, SUNY, and students from the Ballet Hispanico School. Beethoven’s 9th Symphony will feature 150 choristers from Trinity Princeton, Trinity New Haven, and the Cathedral Choir (of St. John the Divine), joined by soloists Arianna Zukerman (soprano), Heather Johnson (alto), Choong Lee (tenor) and Camille Reno (bass). For more information, please visit www.aconyc.org.

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0