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朝日新聞解約しました [売文稼業]

水を得たような大好きな政局報道が雪崩を打っている今日この頃、業界団体保護の「読売・朝日・日経」販売店連合が成立して以来(より正しくは「イラク人質自己責任報道」以来)、些かとは言い難い程の違和感を感じていた朝日新聞、論説をお書きになる渡辺勉という記者さんなどの御意見が外務官僚と結託した言論による政治テロ、日比谷公会堂上で浅沼委員長を突き刺した若い者とやってることが同じとしか思えず、呆れ返るを通り越し背筋にうすら寒さすら感じ、本日を以て40数年間読者をさせていただいておりました朝日新聞の購読を停止するに至りました。

企業広告を読まされるためにタダでくれる媒体ならともかく、この数ヶ月は読んでしまった時間に対し1時間あたり3万円の慰謝料の請求書を送りつけたいような凄まじい内容だったけれど、天才いしい画伯の三宅さんシリーズ新作はそれを上回る価値があるなどと思ってしまったものだから、ダラダラと決着付けずにいたわけですが、流石にここまで酷いとねぇ。東京朝日本社にデモかけようかと思うほど。

どこがどう酷いか、説明する気にもなれません。ひとことでいえば、「外務省が一生懸命やったのを、政治主導など小賢しいこと言ってひっくり返そうとしたのが悪い」とでっかい声で仰ってるわけですな。

いやはや、なにをかいわんや、でしょう。沖縄県民の特攻隊が怒り狂って築地に突っ込まないことを祈ります。冗談じゃなく。

考えてみれば、部数がその都市の世帯数どころか人口を超えているような新聞は、どんなに頑張ったところでインテリジェンスとしての情報に至るには何らかの視点でインフォメーションやデータを取捨選択せねばならぬわけです。ですから、当然、「これは某の意見ですよ」ときちんとしてくれないと困る。そこをまるで「輿論」だか「世間の声」だかみたいに偽って伝えられ、さらには商品としてそんな情報に金を払えといわれても、そりゃ無茶ですわ。

皆様、新聞の解約は面倒だとお思いかもしれませんが、そんなことありません。販売店に電話して、事情で解約します、と言えば良い。それだけです。なにかありましたか、と尋ねられますが、ホントのことを言っても良いでしょうし、先程の気の弱いやくぺん先生のように「いや、まあ…」と口を濁してもいいのであります。地上波を一切見ないのと同じくらい簡単です。

相手は商品なんですから、製品が買うに値しないどころか、社会にとって有害な商品だと思ったんだから、買わない。それだけのことです。

さて、手に取ってみたもののリーダーとしてはipadはダメそうなんでやっぱりキンドルが欲しい、と嫁さんが言い出しているので、明日からは我が家のメイン新聞はNYタイムズにしましょうかねぇ。紙の新聞の時代をこうやって終えるとは、想像もしなかったなぁ。でも、これでなんかちょっと紙資源の節約で地球温暖化防止に寄与したような気がするぞ…って、そうなのかしら?

さて、働こ-。

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アホストロ

今朝一番の大爆笑

05:34 今朝の朝刊は全紙、産経新聞と化している。
(江川紹子さんのツィッターより)

マスコミは、もう末期症状ですね。

 
by アホストロ (2010-06-03 16:40) 

Yakupen

アホストロ様

小生が午後に販売店に解約の電話を入れたところ、対応して下さった方はとっても人の良さそうなオバチャンで、「なにかありましたか」などとちょっとオロオロした声を出してらっしゃいました。ホントに気の弱い人だったら、このオバチャンを路頭に迷わせるのはイヤだなぁ、と思って購読中止の決断を鈍らせちゃうかも。

恐らく、今日の各新聞販売店は、空前の解約数があったんじゃないでしょうかねぇ。新聞販売店現場の方、だれかそういうタレコミ、下さい。どうもその辺りを意識して強く出ていないような気もしますので。

もう小生は部数が数百万部などという大手メディアは特殊な媒体としてまともに議論する気が起きません。当電子壁新聞でも朝日新聞ネタはものすごくヒット数が多かったのですが、今後はやれない。申し訳ないです。ちなみに、朝日の文化部には先月だかに新しい記者が入ったばかり。どんな活躍をするか眺めていたかったんですけどねぇ、ま、しょーがないでしょ。

by Yakupen (2010-06-03 17:51) 

アホストロ

ツイッターによると今朝は「赤旗」ですら「産経化」していたそうで、まあこのところの共産党は自民・公明とまるで「連立」して「反政府活動(←懐かしい!)」していたわけですから、当然でしょう。

で、その朝日のオバチャンを路頭に迷わすマスコミ主役のイベントはまだこれからでしょう。

・押し紙による広告料金詐取問題
・上層部、編集委員、記者への官房機密費による買収記事&脱税問題
・そもそもの広告の減少

などなど目白押しです。某紙の場合、30代半ばの記者で年収1千万〜1千五百万だったのが、さすがに、ようやく減らされているようですが、もっともっと下がったら勘違いした記者がどんどん退社するでしょう。テレビも同じようになるでしょう。
 
 
by アホストロ (2010-06-03 21:49) 

アホストロ

ちなみに NHKの受信契約の解除 も実はとっても簡単です。

各地のNHKに電話して 「受信設備の廃止届を出したいので手続きを教えてくれ」 と言えば教えてくれます。

まあ、当然ながらチューナー付きのモニターや録画装置の破棄をしなければなりませんが、確かNHKには家屋内に立ち入っての調査権や捜査権はありませんので・・・ごにゃごにゃごにゃ^^;
by アホストロ (2010-06-04 07:53) 

Minochan

さっき販売店の若いお嬢さん(最近我が家に新聞を配達してくれていた方です)が尋ねてきて、「どーしてやめちゃったんでしょう」ととても素直に質問しました。なので、やくぺんせんせーがおっしゃっていたようにお伝えしたところ、妙に納得し、「そうですよね。間違いなく上に報告します。理由を尋ねても、あまりはっきり言われたことがないので、はっきり聞かせてもらえたのは、めずらしいです。」とのこと。
あやしいにーちゃんが凄みには来ませんでしたが、いかにも最近の若い、しかも質実剛健に生きていそうな誠実な雰囲気のねーちゃんが来ました。「最近ののちゃんもヘンだもんね、某他の新聞社のエライ人そっくりの町会長が最近でてこないしぃ」と振ってみたら、「そうですねー、言われてみると。」
若者よ、素直なのもいいけど、まてよ、と思って物事をみよーねー。
おばちゃんが、正しいこと言ってるとは限らないのよ-。
by Minochan (2010-06-06 17:38) 

アホストロ

販売店は購読停止に対しては、まず最初に配達担当者が配達ミスしていたのではないか?と疑います。中身がどうのとは夢とも思わず、「きちんと朝に届かなかったから怒っているのではないか?」としか考えられないのです。(唯一の例外は「珊瑚事件」)

配達担当者は「配達数」で給与が換算されている(場合がある)ので、配達数が減ると収入が減る(場合があります)ので、きちんと「記事がアホやからやめた」と言った方が配達担当者としては助かります。

どちらにしろ、築地の営業部は販売店の責任を追求しますので、やくぺん家用「朝夕月極1部」は、当面の間、「押し紙」として販売店負担になる「幽霊部数」になっているかもしれません。(本当のところは知りません)

おそらくこのブログの読者に皆さんにとっては、「もう、ええかげんにせえよ アホストロ!」とうんざりされていると思いますが、最後にひとつだけ指摘しておきます。それは、やくぺんさんのみならず、「民主党」がマスコミを見限ったということです。

・鳩山辞任演説=民主党両院議員総会=退任記者会見無し

なので、政府=総理としての説明は一言もありません。鳩山と小沢の辞任は、民主党党内の問題であって、国政は関係ないし、総会の演説がすべてなのでマスコミに説明する必要はないというスタンスです。

マスコミはこの事態を理解していないらしく、マスコミ=国民に説明しろ!という「正論」がひとつも聞こえてきません。マスコミのレベル低下を象徴していると思います。

・民主党代表選挙で、たとえば自民党がアホみたいにやっていた、「街頭演説」も、「テレビ討論」といったマスコミサービスもありませんでした。そして、

・民主党の両院議員総会を生中継=民主党内の問題

として、マスコミは報道しました。12時過ぎに代表に決まり、その後、6時まで新総理の会見がありませんでした。

テレビ、新聞はあることないこと今回も書いていますので、みなさん煙にまかされていますが、鳩山、小沢、樽床、菅のまともな会見がないまますべての事態が進んでいます。明確な「マスコミ無視」です。それなのに民主党の支持率は上がっています。もう、なにをかいわんやですね!

昨日、今日と民主党の口軽な連中が出ていますが、一昨日の菅総理の慎重で揚げ足を取られないような、わかりにくい話し方を見て、「ああ、民主党はマスコミを切り捨てたなあ・・・」と感慨ひとしおでした。

というわけで、やくぺんさんの新聞切り捨ては決して間違っていないというお話でした。
by アホストロ (2010-06-06 18:52) 

アホストロ

「言うだけ番長」「口だけで腰砕け」という 団塊の世代&市民運動家 特有の哀れな姿を新総理に見て、絶望に包まれております。

まもなく消費税の増税が堂々とやってきま~す\(^O^)/

ま、そんなことはど~でもいいか?朝日新聞徹底追求^^;情報です。

http://d.hatena.ne.jp/edgefirst/20100605/1275752196

ーーーーーーー
おっと、音楽の話題も忘れずに!
明後日(米)11日からギルバート&NYP渾身の リゲティ「グランマーカブル」 の音声のみネット公開です。楽しみですね!

http://nyphil.org/attend/broadcasts/index.cfm?page=broadcastDetail&broadcastKey=281
by アホストロ (2010-06-09 19:28) 

Yakupen

アホストロ様

もーあたしゃ、日本国で起きてることは良く判りません。大事なのは、文化省設立に向けた動きをはっきりとやってる奴らがいて、昨年の秋からの大きな流れはトップがどうなろうが変わらず、どんどんと変化は起きている、ということです。

危険なのは、メディアに人気(メディアがコントロール出来る、ということ)のウリ党が比例区に東京都のメディア規制条例の草案を作った後藤某という警察官僚上がりのとんでもない弁護士を出してきたらしい(ちなみに、この方の御著書は新潮新書と文春新書から出ています…新書って、こういう使われ方をするんだよなぁ、あべしんぞー以来)ことで。この党、自分らのやってることが判ってるのかしら。なんか、それこそ大手メディアとの関連で敢えて入れて来たのではないかと深読みせざるを得ません。

ま、いずれ問題になるか、ならなかったらそれこそなんかあった、ということでしょう。

NYPの「グラン・マカブル」、行きたかったなぁ。実はそれほど売れていなかったようで、小生の所にまで「全ての券を50ドルだかにします」なんて案内が来たほどでした。あれ、音だけじゃわかんないところありますから、映像は出てこないのかしら。人形劇かなんかで演出した筈なんだけど。

by Yakupen (2010-06-10 01:35) 

Yakupen

リゲティねた

起きたら、NYPからリリースが来ていて、「グラン・マカブル」の抜粋映像がありました。こちら、下の方。
http://nyphil.org/wp/?cat=34
人形劇があって、その後ろに黒子みたいに歌手がいる文楽みたいな演出なんだと思ってたら、そうじゃなかったんですねぇ。ある意味、英語版でやると、想像以上にブロードウェイ系の演技がはまる曲なんだなぁ。
ま、これならば演出面ではわざわざ出かけなくてもよかった。ちょっと安心(?)。やっぱりこの曲で面白いのは女秘密警察長官と、ドタバタ役人なんですね。

秘密警察長官と役人…今の日本国の政治状況にまんま繋がる話であります。リゲティって、案外と、あくちゃる。この曲、うちのアルミンク社長が年に1本のオペラ枠でやりたい、といつか言い出すのではないかと期待してるんですけど。検察、役人、みんな霞ヶ関そのままで王様殺し劇をやれますよ(日本の場合、幸か不幸か軍隊の要素が扱い辛いけど)。いやはや。

by Yakupen (2010-06-10 09:55) 

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