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ソウルで「ルル」を観よう [現代音楽]

「ルル」を現代音楽カテゴリーにするのもどーだかなぁと思うけど、他に収めるところがないのでお許しを。

今週は珍しく嵐の谷間のように原稿の〆切がなく(ってか、月曜朝に入れたら週末まで〆切原稿がない)、本当に久しぶりにフリーの人間には絶対に不可欠な「自分のための秘書業務」週間をやってます。昨日来、来月のNYジャパンフェスティバル取材の連絡と、来年1月から2月の1ヶ月のツアーの航空券やチケット手配、更には初夏から夏のコンクール関連の連絡などをずーっとやってて、自分がどこにいるか判らなくなってくる。大阪のコンクール事務局にメールして、神楽坂の某出版社の編集者と電話で延々話し、デルタ航空のおねーさんと「このチケット、ネットではダメというんだけど取れないの」などと面倒な発券についてねじ込み、ケルンのフィルハーモニーのサイトであっという間にブーレーズ指揮コンセルトヘボウ管のマーラー7番のチケットを買ってプリントアウトし(アムステルダムはもう売り切れだったので、ケルンのあの谷底を覗く天辺から30ユーロくらいで見物します)、翌朝のケルン・ボン空港に朝6時前に行くなんてどうしたら良いのか頭を抱え…

そんな中で、興味のある方には少しは役に立ちそうな情報をひとつ。

来る11月25日から28日まで、ソウル・アーツセンターのオペラ劇場で、韓国国立オペラ団が「ルル」を上演します。これ。なんか、チラシのルルの顔、ちょっと我々がイメージするのと違わんかい。異文化だなぁ。
prog_14644_1.jpg
http://www.sac.or.kr/eng/Program/view.jsp?prog_id=14644
広報さんによりますと、「『ルル』は3幕版ですが、3幕1場は省略になります。ちなみに演出はドイツの女性演出家Kristina wuss 、指揮はFrank Cramer 、ルル役は韓国のソプラノ パク・ウンジュさんです。」とのこと。

どういうことなんだろうなぁ、あの3幕冒頭のパリでのアンサンブルシーン、やたらと人が出て来てバタバタしているけど、ツェルハ版でもなんとなく響きが薄くなっちゃってて未完成臭く、思った程効果が上がらない部分をばっさりカットしちゃって、最後の切り裂きジャックの場面はちゃんとやる、ってことなのかしら。そうだとすると、実質上「2幕+終幕ツェルハ補強版」ってことになるのかしら。

いずれにせよ、とても興味深い上演。アジア地区では大昔のベルリン・ドイツ・オペラ、数年前の日生劇場、初台の黒歴史2幕版、ニッセイ演出改定の昨年のびわ湖版以来になる筈ですし。

さあ、お暇な方は、月末にはソウルへ「ルル」見物にいきましょう。ちなみに、KBS響の定期とか、ソウルフィルの定期とかもやってますよ(ソウルフィルの指揮はチョンさんじゃありませんけど)。そろそろ暖かい韓国料理が美味しい季節。サムゲタン喰って、ルル聴きましょ。

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