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Es mussめ sein! [演奏家]

本日、エクが立川で続けているベートーヴェン・サイクルの5日目、作品130、大フーガ、作品135というとってもヘビーな日の本番直前に、チェロの大友さんに待望の最初のお嬢さんが誕生しました。御目出度うございます!

終演後、スタッフから奥様にと花束を贈られ、なんだかもうニコニコの大友パパ、慌てて母子が待つ遙か東へとチェロとでっかい花束抱えて中央線に揺られておりました。
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この立川の演奏会、市の小さな集会場でヒッソリ開催されていて、定員は200人弱。無料で招待なんで、これまでは敢えて当電子壁新聞では宣伝もしてきませんでした(と、思うが)。がりがりのベートーヴェン、会場はまあ普通の講堂、殆ど宣伝しなくてもこれだけ聴衆がやってくる。このような、それこそドイツやイギリス、アメリカの田舎みたいな小さい音楽協会の演奏会みたいなものからそれなりにお声がかかり、それなりに処理していることで、エクはなんとかやっていけている。立川、神奈川県沼南地区の某先生、慶応の先生、などなど、ホントに「足が地に着いた」音楽が好きな人たち。そういう人たちがベートーヴェンの後期クァルテットをじっくり聞いてやろうというのだから、日本国民もなかなかやるではありませんかっ。うん。

ベートーヴェンの後期が、このとんでもない社会に産まれてきた新しい命を迎える、優しい音楽に聴こえた晩でした。「カヴァティーナ」も、作品135第3楽章も、決して葬式のための音楽じゃあない。

エク、正に「弦楽四重奏という名の中年(ってにはまだ早い)」実践中。

擦れ弓 産声真似る カヴァティーナ

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