モザイクQ明日作品132やります

お詫びと訂正です。

一昨日くらいに市場に出た「音楽の友」誌12月号77ページのベートーヴェン弦楽四重奏曲の昨今の演奏状況に関するコラムで、「モザイクQはベートーヴェン後期には手をつけていない」と記しました。

んで、原稿出した後にコンツェルトハウスからのリリースが来て、あああやべぇ、と思ったです。スイマセン、明日、2011年11月21日、モザイクQはヴィーンのコンツェルトハウスのモーツァルト・ザールで、ベートーヴェンの作品132を弾くです。考えてみたら、今から10数年前、まだ来日前の彼らにボンのベートーヴェン・ハウス地下の演奏会場でインタビューしたときも、「大フーガ」をやったなぁ。

なんであれ、「モザイクQはいよいよベートーヴェン後期の大作に手を付け始めた」というのが正確な事実関係です。申し訳ありませんでした。ただ、サイクルとして後期全部をやる、ということではないようです。まずは作品132というのは、なんか、判るなぁ。

なお、嫁さんの実家の引っ越しがホントに危機的な状況になってきていて、本日の午後にアタッカQを聴いたあと、小生も横浜にかり出され徹夜で荷物詰めになります。ですから、本日から明日の夕方まで、メールでの連絡はつきません。facebookも眺められません。緊急連絡は携帯電話にお願いします。よろしくです。正直、今の小生のプライベートがこれほどまでに滅茶苦茶な状況じゃあなかったら、ヴィーンでモザイクQの作品132とヘルシンキの「ドクター・アトミック」聴いてシベリア横断込み５日間で戻ってくる、ってアホなこと、確実にやっただろーなー。うううん…

コメント 4

先生、こんにちは。先生の庵も最近お引越しなさり、また、ご令室様のご実家もお引越しとのこと、お疲れ様です。この不況のなかで、ご商売が順調ということですね。

さて、誠に恐縮ながら、私の好奇心からの質問をさせていただきます。最近、丸谷才一氏の「持ち重りする薔薇の花」という小説が出版されました。弦楽四重奏団をめぐる人間模様について、経団連のトップを務めた老人の回想に基づき語られる筋書きです。

モデルとなっている四重奏団は実在するのでしょうか？
by 上野のおぢさん (2011-11-22 08:49) 

上野のおぢさん様

いや、商売が順調なわけではなく、もうこうせざるを得ない、ということです。我が家は火の車です！蓄え皆無になりましたし、いやはや。

さても、まるや氏の小説、話はきいており、なんだかなぁ、とは思っているものの、小生、恥ずかしながら、未読です。経団連トップ、などという設定から、やっぱり感じとしてはかつての第一生命社長矢野一郎氏なんかが思い浮かびますし、ジュリアードに行っていて…なんてのは東京Qというよりもわたなべあけおさんがヴァイオリンを弾いていて、柴田南雄夫人になるまえの柴田夫人がいて、なんて日フィル創設の頃の感じもしますし。少なくとも日本の「これ」という特定の団体がモデルではないと思います。

弦楽四重奏の人間模様というのは、まあ、ホントにノンフィクションでは絶対にホントのことは書けないくらい面倒くさいものですから、こういう形のフィクションにするのがいちばん良いだろうし、他に手はないでしょうねぇ。ぶっちゃけ、あたしゃ、自分の周りで起きてくることを眺めているだけでもう手一杯。いまさらフィクションでこんな話を読みたくないぞ、ってのが本音です。
by Yakupen (2011-11-22 22:26) 

初めまして。

後期の演奏に関してなんですが、
モザイクQが14番を演奏しているのを
TVで観たことがあります。（芸術劇場）

調べてみたら、こちらのHPにも記載がありました。
http://www.ne.jp/asahi/muzik/life/concertlist.html

1998年5月25日カザルスホールとなっています。

by Bratsche (2011-11-25 18:40) 

Bratsche様

情報、有り難うございます。もう直しようがないので、無知さらし、ということでお許し下さい。

まあ、ご本人に直接「やってますか」と連絡して訊ねればいいわけで、それをちゃんとやらなかったのがいけないということでります。反省。14番って、作品131のことでしたっけ。この演奏、なんか聴いてる筈だなぁ。ますます情けない…
by Yakupen (2011-11-25 19:00)