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ラトルBPOがブルックナー9番4楽章版を録音 [演奏家]

引っ越しが3つ平行して走っているところに、実家のオヤジが病院に担ぎ込まれ、もう笑っちゃうような状況です。電子壁新聞なんぞやってられないのはお許しを。

とはいえ、EMIさんが少しでも告知して欲しいようなんで、ひとつだけニュース。本日、EMIJapanが主催するラトルの記者会見がサントリーホールの裏であって、極めて重要な情報が開示されました。
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ラトルとベルリンフィルの今シーズンのEMIへの新譜録音は2点。ひとつはなんと「カルメン」全曲。今時オペラがスタジオ録音出来るなど信じられないことだ、とラトル監督も呆れて(じゃなくて、驚いて)おりました。
もうひとつはもっと驚愕で、なんとなんと、一部では極めて有名なブルックナー交響曲第9番終楽章補筆完成演奏譜面による4楽章版だそうな。明日、サントリーでは3楽章版が演奏されますけど、ベルリンの定期ではこの4楽章版が演奏され、それだけではなく、正規盤としてセッション録音が行われます。

記者会見では、わしら音楽関係記者連中は、とるものとりあえず「ブルックナー9番の4楽章版の評価は?」と訊ねようと意気込んでいたら、ラトル監督、御自身からこの版の評価について延々と話し始め、評論家共はもう大喜び、数多い一般メディアの記者さんたちは「なんの話かさっぱり判らん」って感じでありました。

てなわけで、内容は各音楽雑誌などに出るでしょうから、そっちをご覧あれ。あのアイネムのトリビュート作品でも派手に鳴っていた未完のコラールが、いよいよベルリンフィルの金管群で高らかに響きます。乞うご期待。

なお、EMIのユニヴァーサルへの吸収に関しては、一切のやりとりはありませんでした。ベルリンフィルの広報担当さんが、そのことについてさり気なく触れているな、と判る人には判る発現でちょっとだけ触れてはいましたけど、その程度。日経の記者が正面から堂々と質問する、ってこともなかった。ううーん、今こそ日経のあのパワーを発動して欲しかったのに、先頃の人事異動が残念だぞ(我々フリーには、EMIさんとの力関係から、とてもそんな質問は出来ませんから)。

てなわけで、最低限の情報更新でした。この先暫くはこの調子。眺めても楽しいネタなどなんにもありません。悪しからず。

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