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お堀端のモーツァルト [Music in Museum]

恐らくは古今東西最も人口に膾炙したモーツァルトの肖像といえば、そー、皆様頭にお浮かべになるであろーあれ。ちょっと少女マンガチックな憂いを込めたうつむき加減の表情を左側から捉えたやつ。背景の隅っこに未完成な部分がある、あれです。

あの猛烈に有名な肖像画の実物が、今、東京はお堀端の旧第一生命ホールの下、ってか、昔のGHQってか、よーするに第一生命館の1階ギャラリーで展示されております。
http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2011_043.pdf
明後日までです。帝劇の側の入口からでも、かつてマッカーサーが出入りし、オリンピック前頃にはマンモスフラワーが生えちゃったお堀の側からでも、どっちからでも入れます。
013.JPG
残念ながら、というか、当然ながら、というか、肖像画そのものはガラスケースに入っておりますが、ま、表面の質感を味わう類のタブローではありませんから、鑑賞に問題はないでしょう。モーツァルト愛好家さんは、是非ともご覧になるべきでしょうねぇ。明後日までの連日、この写真の反対側のロビコンをいつもやってるところでなんのかんのミニコンサートをやってます。TANスタッフの皆様、お疲れさんです。

ちなみに、なんで第一生命さんがモーツァルト…とお思いかもしれませんが、それにはちゃんとわけがある。ザルツブルクのモーツァルト生家の補修工事に第一生命さんがお金を出してるんですわ。そんな縁で、晴海に第一生命ホールが復活する10年前、ホールの名前を「東京モーツァルテウム」にする案もあったそーな。うーん、ちょっと恥ずかしい。第一生命ホールという無骨この上ない名前で良かったと個人的には思うが、そうは思わん人も多かろー。

てなわけで、お暇な方はどうぞ。他にもオリジナル楽譜とかあります。コンパクトな展示なので、例えば金曜日ならどっかの演奏会に行く前にお寄りになってみてはいかがでしょーか。

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