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香港の室内楽フェスティバル [音楽業界]

サイトウキネンの北京公演の間、ハープの吉野夫妻と成都料理の白身魚スープなんぞを喰らいながらなんのかんの話をしたときに、「今度、香港のフェスティバルに呼ばれてるの」と仰る。「へえ、今年の香港芸術祭の室内楽枠はなかなか粋なところを衝いてきましたね、パクパク、あ、酸っぱいぞぉ、このスープ!」なんて応じてると、どうも話が違う。

どうやら、旧正月から春のお彼岸まで開催される伝統の香港芸術祭とは違う、新暦正月と旧暦正月の間の、一種の観光閑散期に開催される新しいフェスティバルらしい。へえ、と思ってたら、昨日、シンガポールの音楽学校で教えて、NYに戻る途中で成田にトランジットした上海Qから連絡があり(東京に住んでる方や日本国の御上がどう考えてるか知らないけど、帝都西域居住者には極めつけに評判の悪いNaritaという空港は、もう四半世紀にも渡りアジア地区と北米地区を結ぶ最大のハブ空港で、その機能は仁川や浦東が出来ても微動だにしておりません)、こんなフェスティバルに出るぞ、とのこと。こちら。
http://www.pphk.org/
その名も「香港国際室内楽音楽節」、まんま、「Hong Kong International Chamber Music Festival」でんがな。期間は確かに旧正月前の1月11日から19日(来年は旧正月が1月23日と凄く早いので、ホントに旧大晦日直前、ってこと)。内容は上のサイトでご覧あれ。チョーリャン氏が監督なので、やっぱりこういう傾向の演奏家なんですな。メイン・スポンサーがバンク・オヴ・アメリカなんで、なんだかボストンのセレブリティ・シリーズの案内を眺めているような気になってくるぞ。

小生は、今の予定ではパリのクァルテット・ビエンナーレを眺めてる時期にぶつかってるので、残念ながら見物には行けません。正月明けに遅い休みを取ってどっかに行きたいと思ってらっしゃる方、宿も飛行機も一番安い頃で、あの空気が悪く暑苦しい香港とすればまだ涼しくて良い季節なので、足を伸ばしてはいかがでしょーか。

蛇足ながら、先週の月曜日にはブルックリン・ライダーが来てたんだなぁ。知らんかった。フィリップ・グラスやジョン・ゾーンなどお得意レパートリーをやって、最後に作品131、ってのがスゴイ(なんか、今シーズンのエクのレジュメみたいだ)。これまたジャパン・パッシングだったわけだ。ま、今、東京に来られても、余りにもいっぱいクァルテットが来てるんで、こっちもあっぷあっぷだったけどさぁ。

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