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3月8日静岡グランシップ Make Our Garden Grow [音楽業界]

緊急告知です。来る3月8日、静岡グランシップで、静岡交響楽団が仙台フィルメンバーを招いて、311メモリアルのチャリティ演奏会を開催します。指揮は、昨年5月にも静岡での同じ趣旨の演奏会を振った大植英次氏です。詳細はこちら。
http://www.granship.or.jp/audience/event.php?id=210

この演奏会、ここには「他」とありますが、えーちゃんファンには聴き逃せない曲が演奏されます。バーンスタインがオペレッタ「キャンディード」を大植えーちゃんのためにオーケストラ組曲に編曲した版から、大詰めの「Make Our Garden Grow」が最後に演奏される予定。ええ、この事実、静岡のプロデューサーさんはまだ秘密にしたいみたいなんだけど、えーちゃんご本人がオープンにして良いと仰ってるので、書いちゃいます。良いですか、秘密、吃驚のアンコールですからね。

311の後の1年をどのように振り返るにせよ、起きたことを全てよしとし、自分たちに出来ることをしていこう、と呼びかけるには最高の選曲でしょう。以下、ホントは著作権があるんだろうけど、勝手に歌詞を引用しておきます。ま、勝手に読んで、勝手にいろいろ感じてください。

CANDIDE
You've been a fool
And so have I,
But come and be my wife.
And let us try,
Before we die,
To make some sense of life.
We're neither pure, nor wise, nor good
We'll do the best we know.
We'll build our house and chop our wood
And make our garden grow...
And make our garden grow.

CUNEGONDE
I thought the world
Was sugar cake
For so our master said.
But, now I'll teach
My hands to bake
Our loaf of daily bread.

CANDIDE AND CUNEGONDE
We're neither pure, nor wise, nor good
We'll do the best we know.
We'll build our house and chop our wood
And make our garden grow...
And make our garden grow.

(ensemble enters in gardening gear and a cow walks on)

CANDIDE, CUNEGONDE, MAXIMILLIAN, PAQUETTE, OLD LADY, DR. PANGLOSS
Let dreamers dream
What worlds they please
Those Edens can't be found.
The sweetest flowers,
The fairest trees
Are grown in solid ground.

ENSEMBLE (a cappella)
We're neither pure, nor wise, nor good
We'll do the best we know.
We'll build our house and chop our wood
And make our garden grow.
And make our garden grow!

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Hayes

「バーンスタインが大植英次とミネソタ管のために編曲した」という意味のことは、確かに大阪フィルのブログ(http://osakaphil1947.blogspot.com/2009/04/427.html )にも書かれているんですが、おそらくこれは勘違いでしょう。なにしろバーンスタインが亡くなった90年、大植さんはミネソタどころか、まだエリー・フィルにも行く前ですので。スコアに書かれた「ミネソタ管弦楽団と大植英次のために」は、編曲者のCharlie Harmon の言葉だと思います。
http://www.boosey.com/cr/music/Leonard-Bernstein-Candide/5001
by Hayes (2012-02-20 23:59) 

Yakupen

Hayes様

ご指摘ありがとうございます。確かに、猿でも判る間違いですよね。

んで、このことに関しましては、実は、日曜日の大フィル終演後に本人に話を聞いています。で、今、それをクライアントに送ったんで、まあいいだろうということで、ここにも記します。詳細は触れるスペースがありませんが。

ぶっちゃけて言えば、バーンスタインがあの管弦楽組曲版を作る意図を持ったのは、彼の生前、最晩年で、そのときに横にいたえーちゃんに「おまえがどの曲を並べるか選べ、で、おまえに捧げるから」みたいなことになって、えーちゃんはめちゃくちゃ恐縮して、そんな名前出すなんていらないから、とか言ってた。でも、作業が進んでないうちに御大が没してしまった。

その後、5年間待ってくれと息子が言ってきて(このあたりのことはいまいち詳細不明)、作業が止まって、で、チャールズ・ハーマンがやってきて、さあ選べ、ということになって、出来てきたらでっかく名前が出ててまた焦った、ってことらしい。

ブーシーさんのところに楽譜が行く前、作業過程というか、創作のプロセスでお話であります。ま、これを、いつもの調子の話がまっすぐ進まない、あっちにいく、こっちにいく、という調子でしゃべられたら、もう話を聞いてる人は何が何だかわかんなくなることは確かですね。あたしだって、これだけ情報を整理するのにどれだけ面倒だったか。

てなわけで、以上のような説明になります。なんか、まだ細かい部分はよく判らないですけど。それはまた誰か別のバーンスタイン研究者さんが、ちゃんとえーちゃんから聞き取りしてください。

by Yakupen (2012-02-21 09:46) 

Hayes

おおお、そんなことがあったんですか。だとすると、ミネソタはともかく、大植英次のためにというのは、ほぼ本当だったわけですね。こんな話が聞けるとは、野暮かなあと思いつつコメントさせていただいてよかったです。ありがとうございます。
by Hayes (2012-02-21 21:29) 

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