悔しいけどモルティエ御大は流石に…

今年は閏年で１日多いとはいえ２月はやっぱりきつく、そこに持ってきて急な面倒な仕事で昨日はこんなとんでもない状況のところに朝から日帰り

盛岡滞在１時間20分駅のみ、仙台滞在だって仙台フィルの事務所で１時間弱入れても２時間半という滅茶苦茶さ。一昨日からあちこち走り回ったインタビューのテープ起こしが早計で３時間以上あり、それを明日朝までに全部編集部に入れないと取材費だって出ないぞ、って有様で、当然ながら電子壁新聞なんぞやってる暇などありません。朝から上空にはヘリコプターががんがん舞って、昼前くらいからは厄天庵から見下ろす佃大橋にはプロから市民ランナーまで次々と肩で息しながら渡ってくのが眺められるんだけど、あたしもテープ起こしで肩で息してるわい。

んで、暇な日曜午後になんか時間つぶしをしたいという方のために、数週間前にマドリッドのテアトル・レアル広報さんから送りつけられた来シーズンのプログラムを貼り付けましょ。こういうのはこの季節は次々と送られてきて、数日前にやっとメトが来て、ドイツの官立オペラハウスなどを除けばほぼ出揃った。メトは、アデスの「テンペスト」くらいしかないしなぁ。んで、不景気の中、どこも無茶をやってくれないハウスばかりなんだが、ここマドリッドだけはぶっ飛んでますね。ハイライトは、またあの競技場で我等がカンブルラン御大がやってくれる「モーセとアロン」でありましょーぞ。御大、シュトゥットガルトの内容はまだ全然教えてくれないんだけど、「とても重要な20世紀作品をやる」なんて漏らしてたんで、なーるほどね、ってかな。では、日曜日の午後、暇つぶしをどーぞ。
TemporadaMail.pdf
あたしゃ、淡々とテープ起こしです。ふううう。

コメント 2

少し前からブログ拝読しています。
今日はお願いがありまして・・・・というのも、職業柄、さすがに情報がお早いのですね。私は地方在住なので、ろくなオペラや演奏会に恵まれず、少しまとめて海外で見ております。で、新シーズンの情報を待っているのですが、ROH,パリ・オペラ座、シャンゼリゼ劇場、（サルプレイエルは来たけれど）リセウ等、いまだに情報を得ることができず、旅程が決まりません。
もし、お差し支えなければ、ブログにて上記の新シーズンのプログラム日程のサイトを張り付けて頂きたく、お願いします！
飛行機の料金もでているし、9月10月にいいのがあれば、早めに日程きめたいのが本音です。勝手なお願いで申し訳ございません。
by 地方在住者 (2012-03-02 12:38) 

地方在住者様

コメント、有り難うございます。ええ、大変に申し訳ないのですが、当電子壁新聞は皆々様になにか役に立つ情報を提供するために設置してるんじゃありません。小生らの商売は、目の前に積み上げられるデータやインフォメーションのうちで、インテリジェンス商品として出せるものは氷山の天辺の部分だけ。周囲に流れている情報の9割以上が棄てられ、腐っているのが現実です。それがもったいないから、気が向いたもんを気分で拾い上げている。それだけです。沢山の人に呼んで貰いたいとは思ってない、ってか、多くの人に読まれるなんてまっぴらだと思ってます。かなりの場合、ググってもデータとしてひっかからないような記述方法を意図的にしてますし。

てなわけで、体系的になんかを伝えようとかしてはおりません。無論、結果として世の中の数人の方に役に立つかもしれないデータをアップすることもあるでしょうが、申し訳ないけど、そうしようと思ってしてるわけではないんですわ。

それから、なんせ商売モンではありませんから、この電子壁新聞の作文作業にさける時間は、せいぜい1日に20分程度。一応プロの売文業者ですから、20分あれば原稿用紙20枚くらいのものを書くだけなら書けます。でも、それ以上の細かいデータチェックやら事実確認などは猛烈に時間を取る作業なので、一切しておりません。
酷い間違いがあれば、立ち読みにいらした方が呆れてコメントやら個人メールやらで指摘してくれるだろう、という無責任この上ないやり方をしてます。常連さんは御存知だと思うけど、「書いてあることはみんな嘘、信じるな」をモットーとする、世界でいちばん酷い、いちばん無責任なへっぽこ媒体です。

てなわけで、あまりご期待に応えることは出来ないと思います。読むだけで時間の無駄、読者に説明する気一切無し、書いてあることの意味が判るのはこの地球上で3人くらい、なんてのが当たり前ですので、なにとぞお許しあれ。

ちょっとだけ言うと、やっぱり一昨年でしたっけ、リーマンショック以来、全体にシーズン内容告知が送れているような感じはありますね。ヨーロッパは昨年来、経済が酷いことになってますから、スポンサー関係が決まらずに発表出来ない劇場も少なくないでしょう。ドイツの州立劇場系が遅いのは毎度のことですけど。それにしても、ドイツの州立オペラハウスたちは、いつまであの値段でやってられるんでしょうねぇ。流石にちょっと心配。

by Yakupen (2012-03-05 20:06)