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湾岸の夏の終わり [新佃嶋界隈]

暦の上で秋になって、「残暑お見舞い」になったからというわけではなく、ここ銀座東京駅からいちばん近い田舎町佃嶋界隈は、秋になりました。勿論、まだまだ滅茶苦茶暑くて、最近では9月に入ってからの方が暑いんじゃないかと感じないでもないけど、やっぱり、秋です。

昼過ぎに、大川上流の永代橋の上を、隣町にしてどーどーたる「下町」、深川の富岡八幡の例大祭の大行列が渡って行きました。なんせ門前仲町を中心に木場から清澄、はたまた大川渡った辺りばかりか、銀座東京駅からいちばん近い郊外たる豊洲、遙かお台場までと、担当領域がやたらめったら広い神様だけあって、町御輿は総数50を越える。そこにもってきて毎回ゲスト御輿まで繰り出す。今年はいかにもな奥州平泉のどっかから来てます。祭りとしては浅草に匹敵する派手派手ぶり、やたら立派な本御輿は大きすぎ、いかな祭りの為には死んでも良いと本気で思っている睦さんたち束ねても人力では運べず、トラックに乗せて街を練り歩くしかないそうな。御神輿の本末転倒のアホさ加減、いいなぁ、こういうバカは。
佃は獅子頭なんてウォリアーが先陣を切るんだけど、富岡さんは深川芸者衆を先頭に練り歩く。戦争じゃなくて文化が先触れを勤めるなんて、うううん、一枚上ではないかい。そんな隊列に周囲からじゃんじゃんと水をぶっかける水掛祭りということになっており、もう沿道は大変なことになるわけです(佃の祭りをこっちと混乱して、水をぶっかけてくれるギャラリーが少なくないのは困りものなんだが)。これが前々回のときのお話。http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2005-08-14

今年は、厄天庵のゴミ出し口の辺りから、遙か彼方の隣の祭りをのぞき見させていただきました。
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神様のお通りを上から眺めるなんて失礼この上ないと知りつつ、ゴメンであります。

このところどこに住んでるのか自分でもよーわからぬインチキ佃住民とすれば、昨晩の東京湾大華火で、夏のイベントはオシマイ。昨年は区長の判断ミスで中止になった分、今年はとっても壮麗だったみたいな。連発しすぎて、上空に煙が充満してしまい、せっかく打ち上げた大玉の上半分が隠れてしまうなんて冗談じゃ済まない瞬間も多々ありましたっけ。
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そして、一晩明けて隣の祭りを眺め、2週間後に空飛ぶMAXやまびこに突っ込まれてたびの空になるまでにかたづけねばならぬお仕事が溜まってしまったのを処理すべく、町内を佃オフィスに向けて歩いて行けば、おやまあ、一丁目の入口に掲げられた鳥居も、6本の幟を勢いよく揚げていた柱も撤去されつつある。
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いつもの、田舎町が帰ってくる。あとは、そうだなぁ、町会の素麺流し大会が月末にあるだけ。でもその頃は、やくぺん先生たびの空。遙かパラリンピック開催中の街にいる筈。某指揮者さんとのインタビュー日程も一昨日にやっと決まったので、旅程を全部決めちゃったし。

湾岸の 幟おろして 夏もゆく

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