SSブログ

ディオティマのB&Bサイクル [弦楽四重奏]

情けないことに当電子壁新聞でご報告したかどうか、全然記憶がない。どっかには書いたような気がする。でも、電子壁新聞内検索をかけても出てこないので、書いてないみたいだなぁ。うううん、こんな内容、絶対に商売作文にはなる筈もない。どこに書いたんだろか。ううううん…

ま、いいや。ともかく、書きます。宣伝です。

かつてパリ管副コンマス、我らが千々岩さんが在籍し来日公演も行ったことでマニアの皆さんにはお馴染みのディオティマQ、今やフランスの中堅どころとして、当時のヴィオラ君とチェロ君はしっかり生き残って活動を続けています。プロカルテットでも卒業生として大事にされて、パリやらフォンテヌブローやらでも随分弾いているようだし、現代音楽専門というわけでもない演目であちこちのフェスティバルに登場したり。

そんな彼らが、このシーズンにめちゃ力を入れていて、なんとか日本でも開催したいと昨年くらいにやっきになっていたシリーズがあります。それすなわち、B&Bシリーズ。さあ、このB、なんでしょーねぇ?

引っ張ってもなんにもならんので、さっさと種明かしします、ってか、こちらをご覧あれ。
http://www.bouffesdunord.com/en/season/500eb31858568/quatuor-diotima
そー、ベートーヴェンとブーレーズでありますっ!会場はパリの北駅の北側のガードを渡った右の辺りですな。こんなとこに劇場なんてあったかぁ、って気もするけど、ま、パリだからどこになにがあっても不思議はない。

昨年、日本でもやりたいよぉ、といろいろ連絡してきてた頃には、ベートーヴェン後期の130、131、132と、ブーレーズの「弦楽四重奏のための書」全曲を3コンサートくらいに分けて、って話だった。結局、実現したのを眺めると、リブールをもっとバラバラにし4回のコンサートにして、シェーンベルクをくっつけて、S&B&Bという形にしたみたいですな。なーるほど、これは収まりが良いね。せっかくだから演目を貼り付けます。こんな感じ。いよいよ今度の月曜日にパリでのサイクルも完結となるわけで、盛り上がると良いですね。

◆LUNDI 19 NOVEMBRE 2012 - 20H30
Ludwig van Beethoven, Quatuor n°12 en mi bémol majeur, op. 127 (1824)
Pierre Boulez, Livre pour quatuor, parties 1a et 1b (1948-49, révision 2011-12)
Arnold Schoenberg, Quatuor à cordes n° 1 en ré mineur, op. 7 (1904-05)


◆DIMANCHE 25 NOVEMBRE 2012 - 17H Avec Juliane Banse
Arnold Schoenberg, Quatuor à cordes n° 2 en fa dièse mineur, op. 10 avec voix (1907-08)
Pierre Boulez, Livre pour quatuor, parties 3a, 3b, 3c et 5 (1948-49, révision 2011-12)
Ludwig van Beethoven, Quatuor n°13 en si bémol majeur, op. 130 - version originale avec la Grande Fugue (1825)


◆DIMANCHE 2 DÉCEMBRE 2012 - 17H
Arnold Schoenberg, Quatuor à cordes n° 3, op. 30 (1927)
Pierre Boulez, Livre pour quatuor, partie 2 (1948-49 révision 2011-12)
Ludwig van Beethoven, Quatuor n°14 en ut dièse mineur, op. 131 (1826)


◆LUNDI 10 DÉCEMBRE 2012 - 20H30
Présentation du Livre pour quatuor par Pierre Boulez (sous réserve)
Arnold Schoenberg, Quatuor à cordes n° 4, op. 37 (1936)
Pierre Boulez, Livre pour quatuor, parties 4* et 6 (1948-49, révision 2011-12)
Ludwig van Beethoven, Quatuor n°15 en la mineur, op. 132 (1825)


いきたいなぁいきたいなぁああ…おっと、あたしゃこの日はソウルでコリア室内管弦楽四重奏団というよーわからんもんを聴いてる日だ。パリ在住の貴方、なんのかんの言わず、月曜の晩は北駅の向こうに直行なされたし。このところあんまりお体の調子がよろしくないという噂も聞くブーレーズ御大、そんなに無茶な場所じゃ内から、最終日は出てくるかもよ。

nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 1

ガーター亭亭主

テアトル・デ・ブッフ・デュノールですね。これについて、やくぺん先生とやりとりをしたのも、もう7年も前のことになりますか。。。
http://falfal2.way-nifty.com/garter/2005/11/post_77e0.html
by ガーター亭亭主 (2012-12-09 21:56) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1