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韓国の合唱の弱点補強? [演奏家]

どうも夏休みというものが日本同様になさそうなソウルから、アーツセンターの案内がいつものように来て、へえ、と思わされる演奏会がありました。ご紹介するです。こちら。
http://www.sac.or.kr/eng/program/view.jsp?seq=16984&s_date=20130906
ヘルムート・リリンク御大が手兵というか、旧知のというか、シュトゥットガルトの合唱団連れてソウルに客演、バッハの超名曲カンタータとか、《マニフィカート》とかやるですね。全然知らなかった。ま、知ってても、ミュンヘンでピアノトリオの1次予選が始まる日なので、そもそも無理だったけどさ。

数ヶ月前にN響だかにソウルからどっとソリスト歌手が客演してロッシーニの《小荘厳ミサ》だかやって、音楽業界では「ソウルの歌手はスゴイ」って声が今更ながらに出て、あたしなんぞは「いやいやホントにスゴイのは合唱団」と騒いでも、だれも相手にしてくれなかった。まあねぇ、合唱団は連れてくるのにお金かかりますからね。

実力的にはどこからどうみても東アジア圏トップのソウルのプロ合唱団の仕事の中で、恐らく唯一、というか、最も弱いのが宗教合唱のような気がするのですよね。オペラ系、それもイタリアオペラ系合唱は圧倒的なんだけど、何でもあの調子で、宗教曲は何をやってもヴェルディの《レクイエム》になっちゃうタイプの合唱団(あくまでも、小生が聴いたことがある団体は、ですけど)。勉強すべきものは多いだろうなぁ、と誰が聴いても思えるわけで、そういうところにこのリリンク御大の合唱団との共演、ってか、一緒に練習していろんな表現を学ぶ、ってのは、とても得がたい経験なんだろうなぁ、と想像するわけでありまする。

無論、あたしが何にも知らないだけで、このソウル・モテット合唱団という団体がエリック・エリクソン指揮スゥエーデン放送合唱団みたいなとんでもない団体なのかもしれないわけでありまして、もの凄く失礼なことを言ってるかもしれないんだけどさ。

ま、とにもかくにも、どんなもんだろーなー、と興味深いことは確かであります。

だれか、行って、聴いてきてくれませんかね。LCCなら往復3万円でOKでんがな。

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