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ベルリンフィルの雑誌 [音楽業界]

今、都内某所で行われたベルリンフィル主催の記者会見に行って戻ってきました。詳細は今週か来週更新の「アッコルド」に記します。っても、普通の意味での記者会見記事は他のメディアにジャンジャン出るでしょうから、ちょっと斜めから視たものになる予定ですけど。

で、そちらにも書かないだろう立ち話情報をひとつ。去る9月、ミュンヘン・コンクールから戻ってくるときに半日ほどスーツケースの上に座って仕事してたフランクフルト空港のキオスクで、こんなものを見つけました。
003.JPG
お判りかな、まんなかの、カッコイイ黄色いアイキャッチが入った雑誌。これ、ベルリンフィルが自分で出してる雑誌なんですねん。
http://www.berliner-philharmoniker.de/en/news-media/128-magazin/

へええ、こんなとこにも売ってるのかぁ、と吃驚したわけです。今やデジタルメディア戦略ではSONYと組んで世界の最先端を走るオーケストラ、こんな旧来メディアまでしっかり手を出してるわけね、って。

さても、本日、サー・サイモン以下関係者が並ぶ中に、ベルリンフィルの首席チェロ兼メディアリリース関係担当者さんがいらっしゃいました。当然といえば当然、いちばん大事な人だもんね、ベルリンフィルが招聘元ともレコード会社さんとも無縁に自分らで開いた記者会見とすれば。その席で、デジタルメディアを巡っては大演説があったし、記者からも質問がいろいろあった。「紙メディアはどうなってるんですか」なんて質問はとても出来る空気ではなかった。ま、空気読まなくたって良いんだけど、みんな質問したいことはいっぱいあるわけで、そんなニッチな質問で貴重な時間を取るわけにもいかぬので(やくぺん先生は、ちゃんとくーきが読める人なんだよ、おっとそこの君、笑ってるね!)、後で会場外で立ち話をしたわけであります。

要は、「紙メディア、空港にも売ってたけど、どうするの?」ということ。デジタルメディア担当者さんが紙メディアについてきちんと応えら得るのか、ホントは良く判らないんだけれど、他に尋ねる人はいませんからねぇ。

と、応えて曰く、「より広い層に情報を提供することも考えている。まだ始めたばかりだが、雑誌としては音楽だけでなく、建築だとかアートだとかまでを含めたものに…」とのことです。

へええ、それがホントなら、マニア対象の音楽情報雑誌じゃなくて、カッコいいアーツの雑誌をやる、ってことなのね。

てなわけで、この雑誌、この先はどうなるかは判りゃしないけど、ベルリンフィル印のアーツ雑誌として展開していくことになるんでありましょう。請うご期待…なのかしら。うううん…

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