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山羊とおじさん [たびの空]

フランクフルト空港のラウンジです。あと半日で羽田です。昨晩の「ドクター・アトミック」に関しては、ちょっと考えたいこともいろいろあるので、いずれまた。商売にはなりませんので、ま、気楽なもんです。あの辺りに住んでる方、お暇ならご覧になる価値はありますよ。無論、ローカルな上演である、ってことは前提ですが。確か、5月にストラスブールでも出る筈で、それってこの演出が国境越えるだけなのかしら。同じ頃にはシャトレ座で「フラワリング・トリー」やるし、なによりもこの数ヶ月でオケと弦楽四重奏の協奏曲が世界中でやられるし。やっぱり、今、いちばんインな作曲家のひとりなんだなぁ。へえええ。ダブリンで「中国のニクソン」やるのはすごおおく美味しいけど、流石に行きません。

んで、搭乗前にどーでもいいお話。昨日、カールスルーエの市内乗り放題チケットをICEに付けてしまったので、もったいないからせめて市内電車の1路線くらい制覇しようと、劇場前のトラム乗り場で来た5番という列車に乗りました。どれに乗ろうが市内から西に行く列車の終点はきっとライン川の畔に違いない、鴨でも眺めよ-、ってこと。

さて、15分も走ると終点です。地図を眺めるとライン川からでかい船がいくつも入ってくる船着き場みたいなもんが掘られた場所の直ぐ横なんで、目の前に運河があるじゃろ、って思ったら…
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こんなとこ。ちょっと向こうのラインに流れ込むアルプ川というのがトラム終点の前に流れてて、橋があって、その向こうは運河の船着き場というよりも、輸送会社の敷地って感じ。全然ライン川っぽくありません。うううん、失敗したなぁ、どうやら後で調べたら、劇場前トラム駅からもう1本走ってる6番というのの終点は湖畔の公園や運動施設だったようで、そっちに乗れば良かった。ま、出たとこ勝負の暇潰しだから、文句言う筋合いじゃないけどさ。

んで、しょーがないからトラックを避けながらアルプ川の畔をちょっと歩きます。鴨やら、なぜか必ず派手な場所にいる白鳥なんぞが浮いている。すると、対岸にトンでもない生き物が歩いてるぞ。
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山羊さんです。ってか、山羊さんたちです。チリンチリンという鈴の音が小さくしている。どうやら、山羊飼のおじさんが川原で山羊たちを散歩させてるようだ。でっかい犬さんが群れの面倒をみてます。
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横をトラムの引き込み線が走り、反対はライン運河に荷物を積み下ろす運送会社のデカイ作業場で、ドイツの司法裁判所なんぞもある一応は南ドイツのそれなりの大きさの街の中心からトラムで15分のところで、こんなノンビリした風景が広がっている。
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おじいさんがチリチリ鳴らすので、なにやってるんじゃと、シジュウカラさんもやってきて眺めてら。ちなみに、ここといいミュンヘンといい、雀さんたちが全然いません。どうしてなんでしょーか。
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かくて暫く川辺でボーッとして、流石に寒くなってきたのでまた街に戻って参りましたとさ。

以上、やくぺん先生のカールスルーエ観光はオシマイ。教訓。カールスルーエで観光したかったら、6番のトラムで西に向かえ!真面目に言えば、極めて人工的な都市で宮廷なんかが綺麗なようです。ドイツで最初のムーヴィング・イメージの博物館があるそうで、どうやら美術学校でも電子映像やCGなんかに力を入れているらしい。その成果は昨晩の「ドクター・アトミック」第1幕で全面的に展開されていたんだけど…それはまた、別の話。さ、シベリア越えて選挙の直中に飛び込みましょか。

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