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寿司とはなにか? [マンハッタン無宿]

昨晩、寝ようと思ったらウクライナ上空(ってか、どのメディアも当たり前過ぎて言わんのだろうけど、ソチから直ぐの所だぞ)でマレーシア航空が撃墜されたという一報を知ってから、BBCサイトのこのニュースの報告が次々流れ込んでくるところに張り付いてしまい、3時過ぎまで眺めてしまった。サライエボ事件から100年目の夏に、また猛烈に面倒な大惨事がぁ…。キエフにいる日本国外務大臣と大手メディアの同行記者諸君は、結局、なーんにも出来ずに邪魔してるみたいですねぇ。これがいちばん情けない、と言うと不謹慎かな。今晩聴きに行くツィンマーマンの曲、大審問官の言葉が空に響いているようであります。

というわけで、世の中で起きている大変なことは脇に置いておいて、どーでも良い話を敢えてしましょうぞ。当電子壁新聞の「たびの空」カテゴリーの隠れたテーマのひとつ、世界各国寿司情勢の新ネタ。

去る日曜日だか、ヴァインベルクのオペラに行く前にマンハッタン厄偏庵近くのブロードウェイに面したスーパーに出かけ、オペラが跳ねて戻って来てから喰いましょうとお弁当を買ってきましたです。ええ、それが、こちら。これで20ドル弱くらいかな。寿司は高いから、しょーがないですなぁ。
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奥は、胃がない(比喩ではありません)うちの奥さんの喰える海老と卵。真ん中は日本ではともかく北米ではお馴染みの海老フライ巻き、んで、問題は手前です。

何だか判りますか。アップにしてみましょう。
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です。そーです、「鮪の外にとびこをまぶし、全体を胡瓜で巻いたもの」です。

これ、寿司、だそうです。無論、米は全くありません。

半世紀を超え残すところあと10数年という感じの我が短くも儚き生涯の中で、「米の一切使われていない寿司」を目にするのは初めてのことでありましたぁ。

ってかさ、これ、寿司なんでしょーかねぇ?

ぶっちゃけ、食感は、まるで寿司じゃありません。当たり前です。皆々様がご想像の通りで、特になにか仕掛けがあるわけでもありません。胡瓜は単に胡瓜を薄く切って巻いただけで、なにかの仕込みがあるわけでもありません。ピクルス化されてるわけでもなく、単に、生です。基本、しゃきしゃきな食感です。

ええ、もうどうこう言うつもりはなく、こういうものがこの地球上には存在しているのだなー、というだけのことでありまする。作るのはご自宅でもとても簡単ですので、いかがですか奥様、今晩、食卓に出してみて、週末のご主人のビールのお供にかが?「お寿司ですよ」と並べたら、ご家族の皆々様が受け入れてくれるものやら…

この世は広く、寿司もまた広し。

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甲斐

これはおもしろい! 海鮮太巻きのご飯と海苔が退化して、キュウリが異常発達したのでしょうか。
http://knight.hamazo.tv/e5156715.html

しかしキュウリ? 何か瓜系の別物では。
by 甲斐 (2014-07-18 12:15) 

Yakupen

甲斐様

いや、あたしもお店で見た時は胡瓜じゃないだろうと思ったんだが、がっつり胡瓜でした。でっかい胡瓜がテキサスなんかには育ってる、ってことなんでしょうかねぇ。これ、寿司と思わず、なんかのサラダ系オードブルだと思えば、大いにあり得ます。
by Yakupen (2014-07-18 13:00) 

甲斐

なるほど、家庭菜園のキュウリも、放っておくと余裕で50センチぐらいになりますから、そうかもしれませんね。

巻くのは面倒だから挟むぐらいにして、キュウリ、マグロ、トビコのオードブルでも作ってみます。
by 甲斐 (2014-07-18 13:39) 

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