webで聴ける室内楽あれこれ

今日も今日とて郵便物待ち。それも、佃オフィスじゃなくて厄天庵の方に送り付けられる予定なんで、路地にバタバタと郵便屋さんが入ってきて、「やくぺん先生、郵便だよ！」と下から叫んでくれるわけにもいかない。まさか所謂高層マンションの集合郵便受けのところに陣取ってるわけにもいかない。んで、しょーがないから、さっきから遥か東京を見晴るかすパブリックスペースに座り込んでます。それにしても、ホントに東京駅周辺は酷いことになってますね。アベ内閣バブルは庶民の懐は素通りで株と建設業にジャンジャン流れたことだけは良く判る。

新橋から虎ノ門にかけて海風を一切入らなくしちゃった汐留再開発の反省は一切無し、今度は皇居の緑を窒息させる壁をせっせと建ててるアホらしさ。いやはや。

さても、そんな殺伐とした気持ちを吹き飛ばす、素敵な室内楽をご紹介しましょう。あちこちから、「webでストリーミングやりまっせ」という案内が来るけれど、その殆どはオペラとか、さもなければオーケストラだった。でも最近になって、やっとというかようやくというか、室内楽もそれなりにライブで配信されるようになってきた。で、今日はふたつご紹介。

ひとつは、言わずと知れた天下のカーネギーホールであります。当然、メト管とかフィラ管とか、メイジャーオケをストリーミングするんだろーと思ったら、へえ、メイジャーな人気独奏者のスターン・オーディトリアム（所謂「カーネギーホール」でんな）でのリサイタルでありまする。ほれ。
http://www.medici.tv/?utm_source=mail2&utm_medium=email&utm_campaign=mktg-20718&utm_content=mktblast-110414&sourceCode=20718#!/carnegie-hall-on-medicitv
ムターとか、なぜか日本以外では猛烈な人気のカヴァコスとユジャ・ワンとか。いちばん近いのは、なんと本日５日の午前10時、これ、無論、ニューヨーク時間でしょうから、ええと、冬時間になってるから14時間遅れになるので、日本では本日真夜中からですな。なんでこんな時間？

ま、なんであれ、そういうこってすので、お暇な方はどうぞ。ちなみに本日、NYのアリスタリー・ホールでは、北京国家大劇院管弦楽団初のNY公演でチャイナタウンの人々が盛り上がってる（？）筈です。そっちのライブが聴きたいなぁ。

もうひとつ、これはヘンシェルQの公式ファンクラブから来た連絡。BBC３で11日にヘンシェルQのライブ・ストリーミングがあるそうな。ここで聴けます。
http://www.bbc.co.uk/radio3/on-air
ええと、詳細はこちらだな。
http://www.sjss.org.uk/events/henschel-quartet-martino-tirimo
この前の颱風に追われるようにセントレアから出てった来日のとき、岐阜で弾いて、こんな硬派な《アメリカ》聴いたことない、ってみんなぶったまげたもんが、ライブで聴けます。これは楽しみですねぇ。時差は、ええと、イギリスだと何時間なんだね、今は。８時間かな、よく判らぬ、適当に調べてちょ。

ネット配信も随分とコンテンツが広がったもんだ。問題は、ルーター使ってPCで眺めてると、みるみる使用バイト数が上がっていくことなんだわなぁ。そういうのはiPadで視ろ、って奥さんに言われてるんだけど、時代遅れの化石人間やくぺん先生はiPadってホントに必要最低限のことにしか使えないのでありますよ。情けなや…