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佃オフィス最後の作文仕事開始 [新佃嶋界隈]

「売文家業」の連絡も兼ねた駄文也。

昨晩はなんと平日なのに午後の8時に終わってしまうというなんとも珍しい《ヴァルキューレ》を聴き、ああああ俺の人生で《ヴァルキューレ》使用期限はいよいよ切れてしまったなぁ、と寂しく桜の花なんてどこにもない上野公園を歩き、京成電鉄で葛飾セーフハウス厄偏舎に向かい、今朝の燃えないゴミ収集日に向けて死んだ親父の仕事場の細かい作業工具を全部捨てるという極めて精神的にしんどい仕事をやって(こういうのって、遺体を荼毘に付すよりもキツいです)、こんなに捨てたのに全然ものがなくならないぞと呆れ果て、冷たい雨の仏さん誕生日=嫁さんの誕生日を祝うべく、佃に戻って参りました。この路地風景をこんな風に眺めるのも、あと数日。それからは、もっとうんと高い所から見下ろす地べた風景になってしまう。
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さて、これから夜の嫁さんお誕生日御目出度うご家族お食事まで、佃オフィスでの最後の作文仕事に突入です。ちょっと面倒な突発事項があって演目全面差し替えという緊急曲解直しがあったため、結果としてここでやる最後の仕事は、この仕事を始めた最初から付き合いがあるピアニストさんの曲解ということになりました。

最近は、こういう曲解仕事は原則として引き受けない、そういうのは若い人に頼んで下さい、ということにしてるんだけど、この方はやっぱりいろんな意味で特別で、断るわけにいかぬ。思えば四半世紀以上の付き合い、今ややくぺん先生的には《竹取物語》の大作曲家たる指揮者N氏がベルリンで勉強してた頃に一緒にいて、日本人留学生仲間内では「仙人」と呼ばれ、市内からSバーンでちょっと行ったかなりデカイ家の地下にデカイピアノ入れて下宿してたところに飯食いに行ったりしたこともあったっけ。世渡りのヘタな人で、いろんな可能性もあったんだろうけど…

ま、そんなことを思いつつ、この空間で最後のお仕事にかかりましょ。今日は幸いにも、落ちた桜の花びらを根こそぎ佃堀に流し去ってしまいそうな冷たくそこそこ強い春の雨、空を眺め機械鳥やめじろんを追いかけ仕事に集中せん、ってことだけはありません。

明日は急に飛び込んだインタビュー仕事(ってか、実質、通訳仕事)が夕方にあり、その後にまた葛飾に向かいます。なお、10日金曜日から15日水曜日まで本格的な引っ越し作業になりますので、申し訳ありませんが、「月曜までになんとか」などという原稿、対応しかねます。ご連絡いただいても、お返事すら出来ない可能性があります。週末はインターネット回線が止まりますので、まともにメールが見られません。電話も拾えないと思います。ゴメンです。

散り花を 雪と見紛う 佃堀

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