韓国初の短期集中ベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏開催！ [弦楽四重奏]
日本ではすっかり初夏の風物詩になってしまった「短期集中ベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会」は、小生の知る限り、世界の他では殆どやられることはありません。数ヶ月毎にひとシーズンかけてやるとか、今シーズンと来シーズンにかけてやる、なんてのは珍しいことではない。２度に分けてひとシーズンでやる、なんての例も、最近はハーゲンQなどなくはない。だけど、２週間で全部とかいうのは、ほぼやられることはない。
どうしてそうなのか、酒飲み話としては面白いし、日本というマーケットの特殊事情がいろいろ垣間見えて意味のない話ではないんだけど、今はしません。ゴメン。
さても、昨日、ソウルのロッテ・コンサートホールのオープニングが決まった話をお伝えする中で、そういえばこのところソウルの状況を全然把握していなかったなぁ、とあちこち目を通していたら、とんでもない告知を発見しました。こちら。
http://www.sacticket.co.kr/home/play/play_view.jsp?seq=25831&langSession=E
なんとなんと、あのニューヨークで人気のソリスト（なのかな？）、ジェイムス・エーネスくんが頭に座る弦楽四重奏団が、来る６月２５日から７月１日まで、４日間で全部ベートーヴェン弾くぞ、という告知でありまする！恐らくは、ソウルで初の「短期集中特定団体による演奏」だと思います。
世宗文化会館に室内楽ホールが出来た年、「ソウルの春音楽祭」というのが始まって、そこでいろんな団体が３週間くらいでベートーヴェン全曲をやるというのがあり、あたくしめもエベーヌQが作品１２７弾くのを見物に行き、会場でこの前の仙台で勝ったユージンちゃんがクァルテット仲間と来ているのに会って、皆さんは出して貰えないの、なんて酷いことを訊いちゃった記憶があるぞ。いやはや。
演目と日程は、以下。場所はソウル・アーツセンターの室内楽ホールです。
[Concert 1] 6/25 (토) 오후 8시
작품18-1, 작품95 ‘세리오소’ / 작품130 (출판된 마지막 악장 포함)
[Concert 2] 6/26 (일) 오후 2시
작품18-6, 작품74 ‘하프’ / 작품127
[Concert 3] 6/26 (일) 오후 8시
작품18-3, 작품59-2 ‘라주모프스키2’ / 작품135
[Concert 4] 7/01 (금) 오후 8시
작품18-5, 작품18-4 / 작품131
[Concert 5] 7/03 (일) 오후 2시
작품14-1, 작품59-1 ‘라주모프스키1’ / 작품130 with 대푸가, 작품133 (원래 출판된 마지막 악장 대신)
[Concert 6] 7/03 (일) 오후 8시
작품18-2, 작품59-3 ‘라주모프스키3’ / 작품132
なんか、ハングル判んなくても判るのがスゴいな。作品14を加え、作品130は《大フーガ》付きと改訂版終楽章の２回。東京ではボロメーオがやったみたいな網羅型を、６コンサートで通すというやり方ですな（あれ、作品14までやったのはキュッヒルQだっけ）。
いやぁ、この話を、昨晩、ノブースQの後に飯食ったダイダロスQのファーストで、生まれたのは一応はソウルというミンユン・キムさんにしたら、「ソウルはクァルテットのマーケットがないのに、スゴいことをするわねぇ」と吃驚してました。でも、実はこのエーネスQ、ヴィオラがリチャードでね…というと、ああああ、と納得してました。それならね、って。
リチャードとは、誰あろう、ソウルでは絶大な人気を誇り、ヴィオラ奏者なのにアーツセンターの巨大なコンサートホールでリサイタルやっちゃうリチャード・オニールなんでありますよ。主催がガッチリとクレディアさん、というのも、それなら判るわ。
この団体、ミンユンさんに拠れば、所謂普通の「常設」とはちょっと違って、シーズンに何度か集まって…という感じだそうな。でもまあ、地元で絶大な人気のヴィオラ奏者を擁するんだから、室内楽聴衆がそれほど見込めないところでどかんとやってみるには、なかなかいいところ突いてきたな、という感じですな。これならまあ、それなりに客席は埋まるだろうし。
てなわけで、さあ行きましょう行きましょう、と言いたいところだが、あたしゃ、その頃はモロにエクのドイツ公演のツアーガイドの真っ最中。ちょっと極東の半島は遠いなぁ。
今、パシフィカQのシッビと、鶴見の駅ビルで昼飯喰らいながらバカ話してました。で、来年の9月頭に、シカゴ郊外のラヴィニア音楽祭で、新メンバーでベートーヴェンの弦楽四重奏全曲演奏会をやるそうな。それ、３日で全部やるそうで、パシフィカは「トーキョー・スタイル」と呼んでるそうです。いやはや、有り難いのかお騒がせなのか。
どうしてそうなのか、酒飲み話としては面白いし、日本というマーケットの特殊事情がいろいろ垣間見えて意味のない話ではないんだけど、今はしません。ゴメン。
さても、昨日、ソウルのロッテ・コンサートホールのオープニングが決まった話をお伝えする中で、そういえばこのところソウルの状況を全然把握していなかったなぁ、とあちこち目を通していたら、とんでもない告知を発見しました。こちら。
http://www.sacticket.co.kr/home/play/play_view.jsp?seq=25831&langSession=E
なんとなんと、あのニューヨークで人気のソリスト（なのかな？）、ジェイムス・エーネスくんが頭に座る弦楽四重奏団が、来る６月２５日から７月１日まで、４日間で全部ベートーヴェン弾くぞ、という告知でありまする！恐らくは、ソウルで初の「短期集中特定団体による演奏」だと思います。
世宗文化会館に室内楽ホールが出来た年、「ソウルの春音楽祭」というのが始まって、そこでいろんな団体が３週間くらいでベートーヴェン全曲をやるというのがあり、あたくしめもエベーヌQが作品１２７弾くのを見物に行き、会場でこの前の仙台で勝ったユージンちゃんがクァルテット仲間と来ているのに会って、皆さんは出して貰えないの、なんて酷いことを訊いちゃった記憶があるぞ。いやはや。
演目と日程は、以下。場所はソウル・アーツセンターの室内楽ホールです。
[Concert 1] 6/25 (토) 오후 8시
작품18-1, 작품95 ‘세리오소’ / 작품130 (출판된 마지막 악장 포함)
[Concert 2] 6/26 (일) 오후 2시
작품18-6, 작품74 ‘하프’ / 작품127
[Concert 3] 6/26 (일) 오후 8시
작품18-3, 작품59-2 ‘라주모프스키2’ / 작품135
[Concert 4] 7/01 (금) 오후 8시
작품18-5, 작품18-4 / 작품131
[Concert 5] 7/03 (일) 오후 2시
작품14-1, 작품59-1 ‘라주모프스키1’ / 작품130 with 대푸가, 작품133 (원래 출판된 마지막 악장 대신)
[Concert 6] 7/03 (일) 오후 8시
작품18-2, 작품59-3 ‘라주모프스키3’ / 작품132
なんか、ハングル判んなくても判るのがスゴいな。作品14を加え、作品130は《大フーガ》付きと改訂版終楽章の２回。東京ではボロメーオがやったみたいな網羅型を、６コンサートで通すというやり方ですな（あれ、作品14までやったのはキュッヒルQだっけ）。
いやぁ、この話を、昨晩、ノブースQの後に飯食ったダイダロスQのファーストで、生まれたのは一応はソウルというミンユン・キムさんにしたら、「ソウルはクァルテットのマーケットがないのに、スゴいことをするわねぇ」と吃驚してました。でも、実はこのエーネスQ、ヴィオラがリチャードでね…というと、ああああ、と納得してました。それならね、って。
リチャードとは、誰あろう、ソウルでは絶大な人気を誇り、ヴィオラ奏者なのにアーツセンターの巨大なコンサートホールでリサイタルやっちゃうリチャード・オニールなんでありますよ。主催がガッチリとクレディアさん、というのも、それなら判るわ。
この団体、ミンユンさんに拠れば、所謂普通の「常設」とはちょっと違って、シーズンに何度か集まって…という感じだそうな。でもまあ、地元で絶大な人気のヴィオラ奏者を擁するんだから、室内楽聴衆がそれほど見込めないところでどかんとやってみるには、なかなかいいところ突いてきたな、という感じですな。これならまあ、それなりに客席は埋まるだろうし。
てなわけで、さあ行きましょう行きましょう、と言いたいところだが、あたしゃ、その頃はモロにエクのドイツ公演のツアーガイドの真っ最中。ちょっと極東の半島は遠いなぁ。
［追記］
今、パシフィカQのシッビと、鶴見の駅ビルで昼飯喰らいながらバカ話してました。で、来年の9月頭に、シカゴ郊外のラヴィニア音楽祭で、新メンバーでベートーヴェンの弦楽四重奏全曲演奏会をやるそうな。それ、３日で全部やるそうで、パシフィカは「トーキョー・スタイル」と呼んでるそうです。いやはや、有り難いのかお騒がせなのか。
コメント 0