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烏>>ムク軍団>ひよちゃん>>…>>シジュウカラ [葛飾慕情]

葛飾オフィスの庭師兼任だった半居候状態の若いもんが年の初めに就職&結婚で関西に居を移し、一応はやくぺん先生の居住地となっている葛飾オフィスは毎日細かい面倒を見るニンゲンがいなくなったことを良いことに、この秋は巨大柿の木上空、壮絶にして無慈悲な自然界の弱肉強食が展開されているよーであーる。

今年は柿の実豊作年の筈なのだが、「柿の木から生える実の個体数が多い」ということは即ち「収穫時までに落ちる個体数が多い」ということで、初夏の頃からもう町工場のトラックが頻繁に往き来する公道に次から次へと青く堅い小さな柿の実が落ちまくる。秋口からは、それなりに赤くなった柿の実がドカンドカン落ちる。んでもって、9月の後半から新暦神無月の間は、北緯65度から独立騒動、フクシマ原発炉心融解真っ最中から20キロ地点を経て北回帰線の下に至り、最後は党大会真っ最中の天安門広場前で若い中国公安に身体検査を受ける、という無茶苦茶なツアー。ひとまず終えて、久しぶりに巨大柿の木の足下に戻ってみれば、おやまぁ、木枯らし一号が吹き、路上は赤く熟れた柿の縦断爆撃状態、そこにお寿司も包める柿の葉が乱舞し、アスファルトが赤と赤茶けた緑のダンダラ模様。やばいぞぉ、こりゃ。周囲の世間様から顰蹙買いまくりではないかぁ。既に、手の届くところにあるまだ青く堅い蜜柑の実をもぐ、という実力での抗議行動に出てる周辺住民もおるようだしなぁ。

そんなこんなのニンゲン側の思惑、困惑はどーであれ、巨大柿の木上空ではニンゲンがいないことをいいことに、好き勝手な大自然の弱肉強食が展開しているのであーる。なんせ、この秋は、柿の実はこんな状態になってるのがいっぱい。
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わお、しっかりやられてて、種までしっかり見えてるトロトロ状態じゃあないかぁ。

こんな風になってる原因は、こいつです。
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去年までは殆ど来なかったんだけど、明らかに数羽でやってきては、しっかり「わしらの喰いもんじゃいかぁかぁあ!」と叫んでます。

となると、昨年の柿の木上空の覇者たる我らがひよちゃんはどーなってるかといえば、無論、いらしてますよ。枝の向こうでピント外れっぱなしじゃが。
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先月末に、ちょっと葛飾オフィスに顔を出したときはひよちゃんらがふたつで制空戦闘を繰り広げていたんだけど、どうやら「内部を固めるにはなにより外敵」というアベちゃん発想にインスパイアーされたか、内紛は止めてふたつで動くことにしたようだ。かくて、強敵烏への直接の攻撃は避けるものの、烏が去るや直ぐに戻って来て、ギャーギャー、ここは俺たちの場所だぎゃー、と叫んでらっしゃる。

どうやら、直接の敵対関係にあるのは、こいつらみたい。
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ムク軍団です。なんせ、夕方に向けて数をドンドン増やしていく方々ですから、日の高い間はちいさな飛ぶ方達の中では比較的体もデカく、驚くべき空中機動力を発揮する我らが日本列島固有種のひよちゃんの敵ではないのだが、なんせ数があれだけあると、たかがふたつでは手も足も出ない。相手がF-22だってMig15数ダースで取り囲めばなんとかなる、ってかな。

ま、客観的に言えば、自然界は柿の木上空の制空権に時差を与えている、ということなんだろーけどさ。

そんななか、たまぁにちちちちち、ジュクジュク、ってお馴染みの声でやってくるシジュウカラくんもいるのだが…ゴメン、今年は秋口にドイツ語圏やイングランドに足を踏み入れていないので、エナジーボールもシジュウカラ輪っか飯も在庫がなく、シジュウカラ・レストランが開設予定がないんだわさ。1月にハイデルベルクのスーパーで仕入れてくるまで、待ってておくれなもし。

葛飾オフィス上空、秋深し。柿の実採り入れ祭の19日まで、どこまで実が保つのやら。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2017-10-28

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