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《ヴァルキューレ》飯~レストラン・サンド・寿司三択 [音楽業界]

毎度毎度のことながら、21世紀に生きるまともな人間には長すぎるヴァーグナー作品を見物するには、どうしても途中で飯が必要になることは判りきっておりまする。古来、この大問題に対処するため、人類は様々に知恵を絞ってきた…ともいえんなぁ。

だって、一昔前までは、ヴァーグナーだろうが別にロビーで何かを販売するとか、飯のために幕間を長くして主催社側が何か食い物を用意するとか、とりたててやってくれていたとも思えない。上野で朝比奈NJP《リング》をやってた頃は、長めの休憩がひとつあって、その間に走って坂を下り、その頃はなぜかアメ横が二股路になるところの先っぽのビル2階だかに3号店を出していてそこがいつも空いていて穴場だった「昇竜」に飛び込んで餃子ライスをかっこんで、慌てて戻った、なんてことをしてたっけ。今でこそ上野公園口下から京成駅近辺は食い物屋が並んでるけど、映画館があった頃はなーんにもなかったですからねぇ。

なーんて爺の昔話はさておいて、《ヴァルキューレ》なのであーる。現在、「東アジア《ヴァルキューレ》祭り」の真っ最中。台中、北京が終わり、いよいよ梅が桜に代わる頃のびわ湖の畔でブリュンヒルデはまたしばしの眠りにつくわけでありますが(バンコクのようにどうも永遠に目覚めそうもない、ちゅーのは避けて欲しいところでありまする)、やくぺん先生に関する限り、この間にもうひとつ、ミシガン湖畔のパウントニー演出という番外編が入ることになっておりまする。んで、先程、シカゴ・リリック・オペラから、「お前、月末の《ヴァルキューレ》の飯、どうするつもりだ、飲まず食わずで座ってるつもりじゃあるまい」って、メールでご案内が来ました。まさかそれをそのまま貼り付けるわけにはいかんが、要はこういうもんです。
https://www.lyricopera.org/yourvisit/dining?utm_source=Email_marketing&utm_campaign=1718_-_Dining_Die_Walkure_11-1&cmp=1&utm_medium=HTMLEmail
選択肢は3つ。ひとつは、上のサイトにある3つの立派な劇場内レストランを予約しなさい、というお金持ちゴージャスコース。もうひとつは、$16のサンドイッチバッグを予約しろ、というもの。んで、もうひとつはトム・オーサキ・シェフが取り仕切るスシバー!

うううん、まあ、最も合理的なのは「Enjoy the convenience of a bagged meal that includes a choice of sandwich from Rivers Restaurant, a bag of chips, two chocolate chip cookies, and a bottle of Evian water. Bagged meals are just $16 and can be purchased by phone up until 5pm the day before the performance by calling Audience Services 312.827.5600, or can be ordered upon arrival at the Lyric Opera House in the Main Floor Lobby. Meal pickup is at the first intermission.」ってサンドイッチバッグの予約なんでしょうかねぇ。これって、どこで喰らうんねん。リリック・オペラは横が運河だし、表は摩天楼だし、ましてや11月終わりの晩となれば外で喰らうなんで不可能だぞぉ。

カップルならば奮発してレストラン予約もあり得るが、オッサンひとりじゃなぁ。無論、橋渡って駅まで走ってシカゴ・スタイル・ホットドッグを喰らって、ほよとほー、と戻ってくる、という手もあるわけだけどさぁ。やっぱり台中北京の《ヴァルキューレ》ぶっかけ飯に対抗するには、アメリカンSushiではちょっと頼りない気もしますしねぇ。それに、スシって、なんのかんので結構、高くなっちゃうのよねぇ。

さても、シカゴのヴァーグナー飯、どうなることやら、請うご期待…っても、朝に羽田から到着して時差グチャグチャ状態なんで、ぼーっとしているだけ、という可能性高し。いやはや…

蛇足ながら、発表されている舞台写真を眺めるに、パウントニー御大のヴァルキューレたち、ラ・フラ・デルス・バウスのやり方をパクってます。
walkure-card-october-2017.jpg
ま、ここまで堂々とパクると、ちゃんと話は通してあるのだろーなー、と思っちゃうけどさ。敢えて「ああやって飛ばすアイデアを深化し、より具象化している」と言ってあげましょうか。

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