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優勝団体に遭いにいく・番外編:第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ第2部門優勝ザイーハ四重奏団 [大阪国際室内楽コンクール]

今回、大阪の若きプロデューサーもぐらくんが遙々シベリア越えてパリに派遣されている理由のひとつは、来る11月に開催予定の大阪国際コンクール第2部門優勝団体ツアーに参加するザイーハ・サクソフォン四重奏団の連中と打ち合わせをすることにありました。んで、本日、連日の低く冷たい雲がいきなり晴れた冬の空の下、ブローニュの森近くのプーランク音楽院まで、ザイーハQの演奏会を聴きに行って参ったでありまする。

演奏会とはいえ、時間は朝の10時半から。なんせ日の出が午前8時半頃というとんでもない時期で、気持ち的には朝っぱらもいいところ。通勤時間も心なしか遅い感じで、9時過ぎのパリ地下鉄はラッシュアワーであります。ともかく、連日のクァルテット・ビエンナーレ会場であり、ザイーハQの連中の母校たるパリ国立高越音楽院もあるラ・ヴィッテルという北千住だか金町だか、ってな場所から40分くらかけてえっちらおっちら向かうのであった。

学校の前に行くと、本日の聴衆たる就学前の児童達が、先生に引き連れられてもう集まり始めている。そう、要は、音楽院のオーディトリアムを会場とはするものの、所謂「お招きアウトリーチ」でんな。ちなみに、彼らの本篇の演奏会は同じ会場で2日後の18日夜に予定されております。
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パリ在住でお暇な方はどうぞ。

プーランク音楽院はラジオ・フランスの辺りで、向こうにエッフェル塔の頭が覗く、ってくらいの場所。パリの北千住に島流しになっている実とすれば、「わあぁああ、ぱりだぱりだぁ!」ってとこです。とはいえ、そんな観光気分で喜んでる暇はないz。さっそく出迎えてくれたザイーハQのメンバー、なんと今日はひとりがパリ高等音楽院でなにやらの授業だかがあってどうしても来られず、臨時で入ってるのは大阪同部門で2位だったライバルのニオベ・サクソフォン四重奏団のメンバーだそうな。いやはや、ま、結果として「大阪国際第2部門優勝及び第2位団体のプチ合同演奏会」になってしまったわけじゃわい。要は、さほどサクソフォン四重奏というのはパリ高等音楽院が強い、ということなのでしょーねぇ。

てなわけで、既に就学前にしてガッツリ自己主張に溢れたフランスはぱりぃのお子ちゃま相手に、一切の妥協無く(ってか、今日は大阪で披露した立ってパーフォーマンスをしながら、という曲は臨時メンバーなのでやれんわな)、楽器紹介とか音域の問題とか、勝手に飛び込む質疑応答に応えたりとかするザイーハくんたちなのであった。
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最後は、頼みもしないのに勝手に子供らが手拍子を入れる《ウエストサイド物語》組曲で大いに盛り上がり、朝からすっかりアドレナリン投入されたようなことになった次第。

無論、その後は近くの街場のレストランできっちり打ち合わせ。
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冬のパリで秋の美しい日本列島の紅葉と温泉に大いに期待を高めるザイーハQでありましたとさ。

ザイーハ・サクソフォンQの来日、11月8日の高岡を皮切りに、金沢、いずみホール、三重、葉山、トッパン、鳥取、庄原、国東などなど、全国各地でサクソフォンを鳴り響かせます。皆々様、よろしくおねがいいたしまするぅ。どんなもんかよーしらんわい、って方には、彼らの名刺代わりみたいな曲のプロモーション映像をどうぞ。ほい。

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