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【急告】日曜日にベンソン・プア氏のラウンドテーブル [音楽業界]

告知です。来る日曜日、上野じゃなくて北千住の方の藝大で、シンガポールのエスプラネード創設時の責任者にして前CEOベンソン・プア氏を囲むラウンドテーブルが開催されます。こちら。
http://ga.geidai.ac.jp/2018/10/12/benson1021/
あまり派手な告知はしていないそうですが、別に参加者を制限しようというわけでもないらしいので、ご関心の方は是非どうぞ、とお知らせする次第。

ベンソン氏がどういう方か、書き出せばもう大変なことになるわけだが、この記事あたりが適当かしら。
https://www.channelnewsasia.com/news/lifestyle/after-15-years-we-have-a-good-track-record-esplanade-s-benson-9293514
要は、文字通りの多文化国家として半世紀ちょっと前に誕生したシンガポールを、今のような形の日本以上の「先進国」にした第1世代の、文化行政担当のトップの方です。季節のない島国の都市国家で、文化というものは人間が生きていくうえで必要不可欠、上手くいけば国家のアイデンティティたりえるが、一歩間違えば国家を崩壊させる最大の要因にもなり得るものを扱い、それなりの成功や失敗を積み上げてきた方であります。アジア圏では知る人ぞ知るカリスマです。

実は、昨日、教室に招聘したお嫁ちゃまと一緒に飯食ったんですが、なんせ小さな社会、ディック・リーは同級生、メルヴィン・タンは先輩だけど彼は直ぐにイギリスにいっちゃった。そうそう、ヴァネッサ・メイのお母さんも同じ学校で、彼女は学生オーケストラでコンミスだった。え、私はクラリネットだよ(笑)…って調子。

そういう世代が、なんのかんのでマレー連邦から追い立てられるように独立した雑多な烏合の衆を取り纏め、今の形にまでもってきた。そして、ようやくこの8月に隠居となり、悠々自適の最初に遙々極東の老島国まで来て、経験を喋って下さるという。

文化とは何か、社会とは何か、はたまた「国家」とは何かを考えながらブンカをやってきた20余年の現場経験(その前はホテルマンだそうですっ!)は、今の迷走ニッポン文化政策を真面目に考えている方なら、是非とも質問したいことはいっぱいあるでしょ。是非どうぞ。
IMG_6617.JPG

日時:2018年10月21日(日) 14:00~16:30
会場:東京藝術大学 千住キャンパス第7ホール

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