2020年カーネギーのエベーヌQ日程 [弦楽四重奏]
旧暦新年になる頃は、欧米のホール主催者、オーケストラ、オペラハウスから翌シーズンのプログラムが次々と発表されまする。もう、「あーそーですか」とボーッと眺めているだけの身とは言え、やっぱり無視するわけにもならんものはあるわけで、当無責任電子壁新聞でも宣伝すべきもんは宣伝しましょか。
んで、昨晩、ってか、今朝早朝、もうねるべーと思ってる頃にカーネギーホールから2019-20年シーズン主催公演プログラム全ての発表リリースが送られてきました。いつもながらオケのワールドシリーズ、アメリカオケシリーズ、フィラ管シリーズ、メトオケシリーズ、セント・ルークス管シリーズ、メイジャー演奏家リサイタル、鍵盤シリーズ、歌手リサイタル、何のかんの並ぶ中に、室内楽シリーズもある。で、流石にベートーヴェン記念年2020年、今シーズンは別枠でひとつ、しっかり用意されております。そー、所謂欧米メイジャーホールを巡りベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会をやりまくる2020年の世界で最もメイジャーと認定されたとも言える団体は、我らがエベーヌQでありまするっ！そして、天下のカーネギーホール主催の公演日程は以下。
https://www.carnegiehall.org/subscribe/subscriptions/2019-2020/beethoven-string-quartets
一応、日程だけをコピペしておきますと
Friday, Apr 17, 2020 | 7:30 PM
Saturday, Apr 18, 2020 | 7:30 PM
Sunday, Apr 19, 2020 | 3 PM
Thursday, Apr 30, 2020 | 7:30 PM
Friday, May 1, 2020 | 7:30 PM
Saturday, May 2, 2020 | 7:30 PM
なるほど、２つの週末を使い６回、という比較的無理のないやり方でんな。この間、エベーヌの皆さんは北米ツアーなどをするのだろうから、まあ、こんなもんかな、という感じ。ただ、「おおおし、エベーヌのベートーヴェン全曲聴くためにずっとマンハッタンに滞在するぞぉ」って考えるには、ちょっとばかし半端に間が空くなぁ。
演目などは上記のURLをご覧あれ。興味深いのは、このサイクル、「カーネギーホール」とはいえ、かの有名なアイザック・スターン・オーディトリアム、所謂大ホールではなく、流石に上のワイルではないものの、地下鉄の騒音響きまくる欠陥ホールとしか言いようがない地下のザンケルが会場なんですなぁ。
うううん、そーかーあ、今や天下のエベーヌがベートーヴェン全曲で、大ホールじゃないのかぁ。そもそも前回のこのような騒動があった記念年の1970年には、世界に「短期集中ベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏」などという1990年代頃から日本で開拓され今や世界に広まりつつある無茶苦茶な企画は存在しておらず、生誕200年でジュリアードQやらグァルネリQがカーネギーで全曲演奏するなんてことはなかった。だけど、もしも当時なら、大ホールだったでしょうねぇ。そもそもザンケルなんてなかったしさ。
生誕200年から生誕250年の間に、音楽業界だか室内楽業界だか知らぬが、ともかくベートーヴェンの弦楽四重奏を取り巻く環境も大きく変わっている、ということでんな。
没後200年という次の記念年は、案外、アッという間にやって来る。ま、流石にやくぺん爺さんはまだ生きてる可能性はかなり高いけど、世間も世界も、はたまたあたくしめも、その頃はどんなことになってるやら。
ちなみにエベーヌQ、欧米では「サントリーでも全曲サイクルやるんでしょ」という間違った認識が一部で流れているようですが、残念ながら日本は蚊帳の外とまでは言わないが、プレイベントです。こちら。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20190716_S_3.html
あ、もう、切符売ってるんだぁ。なんせ、欧米メイジャーホールでの全曲サイクルに向け、世界のあちこちでプレ演奏をして、それを収録してドカンとパッケージで出す、という今時こういうことをやるのかぁ、という超メイジャーなやり方。正直、この連中のベートーヴェンって「これが世界のスタンダードですよ」というものとはちょっとばかり違うように感じるんだが（もう10年くらい前かなぁ、日本に来出す前にソウルの春音楽祭で作品127をやってなんだかよーわからず、終演後楽屋に顔を出したら、「俺たち、これ、今日が初めてなんだ」って言ってたっけ）、こういうもんなんだろーかねぇ。
んで、昨晩、ってか、今朝早朝、もうねるべーと思ってる頃にカーネギーホールから2019-20年シーズン主催公演プログラム全ての発表リリースが送られてきました。いつもながらオケのワールドシリーズ、アメリカオケシリーズ、フィラ管シリーズ、メトオケシリーズ、セント・ルークス管シリーズ、メイジャー演奏家リサイタル、鍵盤シリーズ、歌手リサイタル、何のかんの並ぶ中に、室内楽シリーズもある。で、流石にベートーヴェン記念年2020年、今シーズンは別枠でひとつ、しっかり用意されております。そー、所謂欧米メイジャーホールを巡りベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会をやりまくる2020年の世界で最もメイジャーと認定されたとも言える団体は、我らがエベーヌQでありまするっ！そして、天下のカーネギーホール主催の公演日程は以下。
https://www.carnegiehall.org/subscribe/subscriptions/2019-2020/beethoven-string-quartets
一応、日程だけをコピペしておきますと
Friday, Apr 17, 2020 | 7:30 PM
Saturday, Apr 18, 2020 | 7:30 PM
Sunday, Apr 19, 2020 | 3 PM
Thursday, Apr 30, 2020 | 7:30 PM
Friday, May 1, 2020 | 7:30 PM
Saturday, May 2, 2020 | 7:30 PM
なるほど、２つの週末を使い６回、という比較的無理のないやり方でんな。この間、エベーヌの皆さんは北米ツアーなどをするのだろうから、まあ、こんなもんかな、という感じ。ただ、「おおおし、エベーヌのベートーヴェン全曲聴くためにずっとマンハッタンに滞在するぞぉ」って考えるには、ちょっとばかし半端に間が空くなぁ。
演目などは上記のURLをご覧あれ。興味深いのは、このサイクル、「カーネギーホール」とはいえ、かの有名なアイザック・スターン・オーディトリアム、所謂大ホールではなく、流石に上のワイルではないものの、地下鉄の騒音響きまくる欠陥ホールとしか言いようがない地下のザンケルが会場なんですなぁ。
うううん、そーかーあ、今や天下のエベーヌがベートーヴェン全曲で、大ホールじゃないのかぁ。そもそも前回のこのような騒動があった記念年の1970年には、世界に「短期集中ベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏」などという1990年代頃から日本で開拓され今や世界に広まりつつある無茶苦茶な企画は存在しておらず、生誕200年でジュリアードQやらグァルネリQがカーネギーで全曲演奏するなんてことはなかった。だけど、もしも当時なら、大ホールだったでしょうねぇ。そもそもザンケルなんてなかったしさ。
生誕200年から生誕250年の間に、音楽業界だか室内楽業界だか知らぬが、ともかくベートーヴェンの弦楽四重奏を取り巻く環境も大きく変わっている、ということでんな。
没後200年という次の記念年は、案外、アッという間にやって来る。ま、流石にやくぺん爺さんはまだ生きてる可能性はかなり高いけど、世間も世界も、はたまたあたくしめも、その頃はどんなことになってるやら。
ちなみにエベーヌQ、欧米では「サントリーでも全曲サイクルやるんでしょ」という間違った認識が一部で流れているようですが、残念ながら日本は蚊帳の外とまでは言わないが、プレイベントです。こちら。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20190716_S_3.html
あ、もう、切符売ってるんだぁ。なんせ、欧米メイジャーホールでの全曲サイクルに向け、世界のあちこちでプレ演奏をして、それを収録してドカンとパッケージで出す、という今時こういうことをやるのかぁ、という超メイジャーなやり方。正直、この連中のベートーヴェンって「これが世界のスタンダードですよ」というものとはちょっとばかり違うように感じるんだが（もう10年くらい前かなぁ、日本に来出す前にソウルの春音楽祭で作品127をやってなんだかよーわからず、終演後楽屋に顔を出したら、「俺たち、これ、今日が初めてなんだ」って言ってたっけ）、こういうもんなんだろーかねぇ。
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