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エク第3期始動 [弦楽四重奏]

先程、5月に就任した第2ヴァイオリン奏者を加えたクァルテット・エクセルシオの、第3期メンバーに拠る最初の演奏会が無事に終わりました。
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年に1度、残念ながら未だ日本ではこのエクの例しかない一般大学及び音楽科高校のミニ・レジデンシィで札幌の北星学園を訪問。その最後に、昼間の大学教会で無料のコンサートを行うのが恒例になっており、その2019年版でありました。

今年のこの演奏会、独奏者を迎え、モーツァルトK.466の第1楽章がクァルテット版で披露されました。このピアニストさんはこの学校の卒業生、数年前に訪れたエクから音楽家としてのキャリアについてのディスカッションをする授業をした方だそうな。ミニ・レジデンシィも年を重ねているとこういうことも起きてくるのだなぁ、と思うこと多いエクだったとのことであります。

弦楽四重奏として演奏したのは、モーツァルトの第1番《ローディ》全曲と、ベートーヴェンの第1番の第2楽章。共に第1番なのは意図的だったのか、ま、なんであれ、「良く知った楽譜をもう一度きっちり見直して、丁寧に演奏してみよう」という再現であったことは確かです。新第2ヴァイオリンも音量的には問題なく(実は、学生団体とプロの最大の違いは、解釈だ技術だという以外に、まず音量だったりするわけで)、立派に仕事を果たしていらっしゃいました。

初心に戻ってもう一度、という気持ちがヒシヒシと伝わるエク第3期のスタート、これがロマン派などになるとまたどうなるか判りませんけど…それは来月頭の定期で、皆様、お確かめあれ。

返す返す、初心に返り、もう一度。

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