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唐建平《周首相》は中国版《中国のニクソン》? [現代音楽]

まあ、「現代音楽」カテゴリーなんだろうなぁ。

昨日の当電子壁新聞記事以降、本来業務放り出して大陸の情勢をWeb上であれこれ探っていたら、極めて興味深い情報がありました。視よ、そして驚けっ!
唐健平作曲歌劇《周首相》第4幕、中米首脳会談の場面でありまする。

なんじゃこりゃ、と腰を抜かすでしょうねぇ。今年の3月に世界初演された新作オペラでありまする。

作曲家唐健平(Tang Jianping)は大陸中国のオーケストラシーンでは良く知られた方で、チャイニーズオーケストラのための作品も多いようですな。基本的には後期ロマン派手法で衒い無く中国っぽい音を鳴らす現役バリバリ、って世代の方みたい。ゴメン、よく判らんで。

で、この作品、昨年来のコロナにまともにぶつかってしまった「中国共産党結成100年」記念で雨後の竹の子の如く中国各地で生まれた新作のひとつで、規模の大きさやら日程調整やらでここまで引っ張ってしまったものであろうとは容易に想像が付きますけど、ま、ともかく文字通りの作品。4幕だかで革命時代から米中国交回復までの周恩来の生涯を描く大作のようであります。みんな「ようだ、みたいだ」で申し訳ないのだが、「書いてあることはみんな嘘、信じるなぁ」の当私設無責任電子壁新聞ですから、お許しあれ。

当電子壁新聞を立ち読みなさっているよーな悪い人達は、みんな思ってるでしょ。「ああ、《中国のニクソン》の中国版かい」って。ま、そういうものでもあるんでしょうけど、そもそもオペラという総合芸術というか、なんでもありアートの総集編みたいなもんには、「同じテーマをいろんな視点で何度も語り直す」という機能があることは確かで、その意味では「偉い人の人生や苦悩を描く」オペラの王道ですね。

関心のある方は、今ならYouTube上に総計レコード1枚分くらいのそれなりの長さの断片が上がってますから、慌ててご覧あれ。再演とか、いつか観る機会があるのかとか、全然判りません。無論、欧州系のオペラデータベース調べても、全く判りませんから、悪しからず。

さても、ボーッとしているうちに年の暮れ。イースター明けの「ブラウンシュヴァイク・パリ・マドリード《中国のニクソン》4日で3連チャン」の手配を真面目に考えねばなぁ。飛行機の値段がこの急な円高で変わるか、様子を見てたんだが…そんな暇はないかもねぇ。

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